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全国旅行支援 終了する自治体にショックをうけたら、これを確認!

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期待していた「全国旅行支援」、活用できそうですか?

うまく予約できない、情報の宝探し状態で疲れた、などフラストレーションがたまっているなら、一風変わった方向から全国旅行支援をながめてみましょう。

各地のキャンペーン名を、独断と偏見でカテゴリー分けしました。一緒に、キャンペーン名に込められた思いを探りましょう!

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この記事の目次

全国旅行支援 終了?開始後、混乱も

「全国旅行支援」は、日本国内に居住する旅行者を対象に、ワクチン接種または陰性証明の提示で旅行代金の40%相当が割引され、現地で使えるクーポン券がもらえるキャンペーンです。

始まったばかりの全国旅行支援ですが、自治体から事業者に割り当てられる補助金によって宿泊施設や旅行会社ごとの販売数に限りがあり、旅行会社や大手宿泊予約サイトでは、早くも予算が上限に達して受付を終了する事態となりました。また、準備が間に合わず、予約が始まる日に違いが生じるケースも……。受付を停止したサイトは、その後一部再開したものの、現時点では、利用者にとって使いやすいキャンペーンにはなっていないようです。

「面倒になってきたので、旅行に行くのやめようかな」そんな声が聞こえてきてもおかしくありません。

旅行支援策は、旅行することでその地域を応援する、という性質を持っています。旅行者がキャンペーンを利用して「どこへ行こう」「何を食べよう」「どんなところに泊まろう」とワクワクしながら計画を立てるのが本来の姿ではないでしょうか。筆者の個人的な意見ですが、せっかく旅行するのに、ピリピリしながら情報を探し求めるのはもったいないと感じます。そこで今回は一味違った方向から全国旅行支援をながめてみようと思います。

47都道府県は、それぞれ全国旅行支援のキャンペーン名を設けています。県民割からつながるもの、新たにつけられたもの、さまざまです。一度立ち止まって、キャンペーン名をみることで、込められた思いや旅行支援の持つ原点のようなものを探れるのではないでしょうか。御託を並べるのはこのくらいにして、さっそく各地のキャンペーン名をみていきましょう!

【全国旅行支援】「お得」にフォーカス!の5県

千葉県:千葉とく旅キャンペーン
新潟県:使っ得!にいがた旅割キャンペーン
福井県:ふくいdeお得キャンペーン
高知県:高知観光トク割キャンペーン
鳥取県:ウェルカニとっとり得々割

トップバッターは、「お得」にフォーカス!の5県です。全国旅行支援ではご存じの通り観光需要喚起策として、旅行代金の割引・クーポン券の配付が行われているので、お得に旅行ができます。その重要なアピールポイントを名称に盛り込んでいますね。盛り込み方はそれぞれ異なります。

千葉のとく旅は、得がひらがなになっているのでソフトな印象を受けます。新潟県は「使っとく(使っておく)」と「使っ得!」をかけて大胆に。福井県は「ふくいdeお得」とdeを使って、外国語のニュアンスを入れて重くならずにまとめています。

高知県のキャンペーン名「観光トク割」からは、観光がお得になるとシンプルに伝わってきます。鳥取県の「ウェルカニとっとり得々割」は無視できない言葉が並び、強い印象を残します。(※鳥取県はカニの水揚げ量、消費量日本一)

同じ「お得」でも、県によってこれだけ表現方法が違います。名称を考えた担当者のこだわりが伝わってきますね。ピンときた県があったら、公式サイトをチェックしてみてください。

【ひとくちメモ】
※全国旅行支援では、ワクチンに関しては「3回目接種済」、地域クーポン券に関しては「旅行期間中に限り使用可能」が主流ですが、それ以外のルールを設けている自治体もあります。そういった他と違った情報があれば簡単に紹介します。(10月14日時点)

新潟県 ★ワクチン接種証明
・新潟県内在住者
2回目のワクチン接種から14日以上経過している方

・新潟県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方

★地域クーポン有効期限
旅行開始日を初日とする10日間
福井県 ★オリジナルクーポン
全国旅行支援でもらえるクーポンに加えて、福井県オリジナルクーポン特典あり
鳥取県 ★宿泊者特典割引券
鳥取県、島根県以外の方を対象に、鳥取県内の観光施設料金が割引となる「宿泊者特典割引券」を配付

【全国旅行支援】新しい旅行スタイル推し!の5県

茨城県:いば旅あんしん割
山梨県:やまなしグリーン・ゾーン旅割
香川県:新うどん県泊まってかがわ割
福岡県:「新たな福岡の避密の旅」観光キャンペーン
大分県:新しいおおいた旅割第2弾

キャンペーン名のなかに、これからの旅行は、感染防止対策をしながら安心して楽しむという「新たな旅のスタイル」への対応を出している県もあります。「あんしん」という言葉や新しい旅、新しい県という表現で、感染症の影響に考慮した安心安全な旅行をアピールします。

【ひとくちメモ】

茨城県 ★地域クーポン有効期限
旅行日初日(チケット受け取り日)から2022年12月21日(水)まで
山梨県 ★ワクチン接種証明
・山梨県内在住者
2回目のワクチン接種済である方

・山梨県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方

【全国旅行支援】ひと休み・リフレッシュできる4県

富山県:富山で休もう。とやま観光キャンペーン
岐阜県:「ほっと一息、ぎふの旅」キャンペーン
和歌山県:わかやまリフレッシュプランSワイド
長崎県:ながさきで心呼吸の旅キャンペーン

なぜ旅行するのか、その答えは人それぞれですが、旅行先でリラックスするのを楽しみにしている方も多いでしょう。そんな旅行の魅力を改めて教えてくれるのがこの4県です。「富山で休もう」「ほっと一息、岐阜の旅」は、読むだけで脳内がリラックスモードに突入します。和歌山県のリフレッシュプランはどんな風にリフレッシュできるのか期待がふくらみます。長崎県は深呼吸を「心呼吸」とし、私たちを身体だけでなく心もほぐれるような旅へと誘います。

【ひとくちメモ】

岐阜県 ★地域クーポン配付条件
日帰りのクーポン(ぎふ旅コイン)配付は、募集型企画旅行に限る

【全国旅行支援】魅力再発見!の3県

京都府:きょうと魅力再発見旅プロジェクト
熊本県:くまもと再発見の旅
沖縄県:おきなわ彩発見NEXT

以前、訪れたことがあっても大丈夫。新しい魅力を発見できますよ、と背中を押してくれるのが再発見をアピールする3県。

沖縄県は「彩発見」と彩の字を当てはめました。沖縄の色鮮やかな美しい景色が目に浮かぶようです。

【全国旅行支援】旅行するなら今でしょ!の4県

静岡県:今こそしずおか元気旅
滋賀県:全国版 今こそ滋賀を旅しよう!
奈良県:いまなら。キャンペーン2022プラス
鹿児島県:今こそ鹿児島の旅 第3弾

コロナでどこもいけなかったけど、そろそろ旅行したい、そんな気持ちが高まってきた今、久しぶりの全国規模の旅行支援が行われる……。今行かなくて、いつ行くの?という気持ちにさせるのがこの4県です。

【ひとくちメモ】

滋賀県 ★地域クーポン券について
日帰り商品は対象外。クーポンの有効期限は発行日を含め3日間
奈良県 ★全国旅行支援の割引率・クーポン額に県独自の上乗せ
・ワクチン3回目接種済等の証明書提示で奈良県内の旅行商品が50%割引に
(全国旅行支援分40%、奈良県独自上乗せ分10%)

・宿泊利用者を対象とした地域クーポンは、休日はさらに1,000円分(奈良県民は2,000円)を奈良県独自に上乗せ
鹿児島県 ★鹿児島県独自ルール
・宿泊施設の割引上限額の引き上げ
離島の宿泊施設利用(交通付商品)の場合:11,000円/人泊(通常8,000円)
離島の宿泊施設利用(交通付商品以外)の場合:7,000円/人泊(通常5,000円)

・感染防止対策に関わる認証施設に平日宿泊した場合、地域クーポン1,000円分上乗せ

・最低利用金額の引き上げ
平日の宿泊旅行(交通付商品)で認証施設を利用する場合は、最低利用金額1人1泊(回)あたり7,000円となる(通常は平日5,000円以上)

※鹿児島県追記:~本事業における「離島」とは、下記のとおり~
獅子島、桂島、上甑島、中甑島、下甑島、新島、種子島、馬毛島、屋久島、口永良部島、竹島、硫黄島、黒島、口之島、中之島、諏訪之瀬島、平島、悪石島、小宝島、宝島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島

【全国旅行支援】簡潔明瞭!な13県

岩手県:いわて旅応援プロジェクト(第3弾)
秋田県:「秋田へGo!」秋田を旅しようキャンペーン
山形県:やまがた旅割キャンペーン
埼玉県:全国版 旅して!埼玉割
石川県:いしかわ旅行割
長野県:信州割SPECIAL
兵庫県:ひょうごを旅しようキャンペーン・ワイド
島根県:しまね旅キャンペーン
岡山県:おかやまハレ旅応援割
山口県:旅々やまぐち割プラス
徳島県:みんなで!徳島旅行割
佐賀県:GO!!佐賀旅キャンペーン
宮崎県:みやざき旅行支援割キャンペーン

「旅行しよう」「割引をうけよう」シンプルなメッセージを込めたのがこの13県。最も重要な内容を入れた、わかりやすいキャンペーン名ですね。

【ひとくちメモ】

岩手県 ★地域クーポン有効期限
発行日から10日間
山形県 ★ワクチン接種証明
・山形県内在住者
2回目のワクチン接種済(14日以上経過)の場合も対象

・山形県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方
石川県 ★地域クーポン有効期限
令和4年12月21日(水)まで
兵庫県 ★地域クーポン有効期限
チェックイン日または旅行実施日から3日間
島根県 ★ワクチン接種証明
・島根県内在住者
2回目のワクチン接種済である方

・島根県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方
岡山県 ★岡山独自ルール
・宿泊施設へ直接申込みで、平日利用の旅行代金下限額が2,000円に(通常5,000円)

・高校生以下の子ども1人1泊につき観光クーポン券+2,000円
※高校生以下の子どもを同伴する、休日利用で1人1泊あたり5,000円以上の旅行代金の旅行者が対象
山口県 ★ワクチン接種証明
・山口県内在住者
2回目のワクチン接種済である方

・山口県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方
徳島県 ★地域クーポン有効期限
提供日を含めて3日間(レンタカーのみ7日間有効)
宮崎県 ★地域クーポン配付条件
日帰りの場合は、宮崎県内に店舗等を有する旅行事業者が催行する場合のみ配付

【全国旅行支援】人の顔が思い浮かぶ6県

福島県:福島県「来て。」割
東京都:ただいま東京プラス
愛知県:いいじゃん、あいち旅キャンペーン
三重県:おいでよ!みえ旅キャンペーン
大阪府:“日本中から”大阪いらっしゃいキャンペーン2022
広島県:やっぱ広島じゃ割

「ただいま」「おいでよ」「いらっしゃい」……
こんな言葉があると、言葉を発している人の顔が自然と浮かび、親しみやすさを感じるのではないでしょうか。大阪府は、ちゃんと“日本中から”いらっしゃい、とアピールしていて商売上手な面がみえますね。「いいじゃん、あいち旅」「やっぱ広島じゃ割」は友達と話しているような感覚を覚えます。そして福島県の「来て。」割は親密な感じでインパクトがあり、ドキッとするのは私だけでしょうか。

全国旅行支援、東京は10月20日開始!旅行者が知っておきたいこと11選

【ひとくちメモ】

福島県 ★ワクチン接種証明
・福島県内在住者
2回目のワクチン接種済(14日以上経過)の場合も対象

・福島県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方
東京都 ★キャンペーンの併用について
東京都内在住者限定で、全国旅行支援「ただいま東京プラス」と都民割「もっとTokyo」の併用可能
愛知県 ★地域クーポン券について
日帰り旅行は対象外
大阪府 ★地域クーポン有効期限
旅行開始日もしくはチェックイン(搭乗)日から1週間または本キャンペーン期間最終日翌日のいずれか早い日付まで

【全国旅行支援】他と違う!個性を感じる5県

宮城県:みやぎ宿泊割キャンペーン
青森県:青森県おでかけキャンペーン全国版
神奈川県:いざ、神奈川!
栃木県:いちご一会とちぎ旅
愛媛県:えひめぐり みきゃん旅割

ここでは、他とちょっと違う個性的な5つのキャンペーン名を紹介します。

宮城県はあえて「宿泊割」を前面に出し、日帰りの旅行よりもお泊りの呼びかけを行っています。これも一つの戦略ですね!旅行や宿泊の割引を伝える県がある一方、さらっと「おでかけ」キャンペーンといってしまうのが青森県。まあ、気軽に出かけてくださいよ、とでもいうようなキャンペーン名に(個人的に)興味をそそられます。

神奈川県の「いざ、神奈川!」は、短くもパワフル。勝手な想像ですが「いざ鎌倉」にかけているのかなと思います。「いざ鎌倉」という言葉には「一大事が起きた」という意味のほかに「いよいよ行動を起こす時」というような意味もあるため、「いざ、神奈川!」といわれると神奈川へ馳せ参じる必要があるかのような錯覚におちいります。妄想がふくらむ楽しいキャンペーン名です。

かわいさで勝負なのは「いちご一会とちぎ旅」と「えひめぐり みきゃん旅割」。栃木県は名物のいちごと一期一会をかわいく合体し、特産品と旅のだいご味を一気にアピールしています。愛媛県は「えひめぐり」とだじゃれで始めてから、特産物ミカンをあしらったキャラクター(みきゃん)を登場させ、最後はキーワードである旅と割(引)で締めるという、計算高いかわいさを見せつけています。

【ひとくちメモ】

宮城県 ★ワクチン接種証明
・宮城県内在住者
2回目のワクチン接種から14日以上経過している方

・宮城県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方
青森県 ★ワクチン接種証明
・青森県内在住者
2回目のワクチン接種から14日以上経過している方

・青森県以外在住者
3回目のワクチン接種済である方
神奈川県 ★地域クーポン有効期限
旅行開始日~旅行最終日の翌日から起算して7日後または令和4年12月21日のいずれか早い日付まで

【全国旅行支援】あふれる愛を感じる2県

北海道:HOKKAIDO LOVE!割
群馬県:愛郷ぐんま全国割

あれやこれや言ってきましたが、最後は「愛」がテーマの県で終わりにしようと思います。

北海道と群馬県、英語か日本語かの違いはあれど、どちらも地元への愛をキャンペーン名に込めています。HOKKAIDO LOVE!割はサイト上ではIとLOVEが赤い字になっていて、I LOVEのメッセージが浮かび上がります。愛郷ぐんま全国割は「愛郷(あいきょう)」=自分の故郷を愛する、というワードチョイスから地元愛が伝わってきますね。

なお、北海道ではサッポロ割オールのぼりべつ割など、全国旅行支援と併用が可能なキャンペーンが行われています。(市民・市民以外どちらも対象)

【ひとくちメモ】

北海道 ★ワクチン接種回数
・北海道民
10月11日~10月31日チェックイン分:2回目接種済
11月1日チェックイン分~:3回目接種済

・北海道民以外
10月11日~:3回目接種済
群馬県 ★実施期間
開始当初は10月31日まで⇒12月20日まで延長

まとめ

今回は47都道府県の、全国旅行支援の名称にスポットライトを当ててみました。県民割から続くもの、まったく新しいもの、いろいろな名称がありました。

担当者は準備に追われる中どんな思いを込めてその名にしたのか想像をふくらませたり、キャンペーン名から旅行の本質を感じ取ったりすることで、新たに興味がわいた地域もあったのではないでしょうか。

今後、自治体の予算追加配分等がスムーズに行われ、取り扱いがわかりやすいものになり、ストレスなくお得に旅行にいけるようになるといいですね!本記事が皆さまのちょっとした息抜きのお役に立てば幸いです!

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