事業再構築補助金の第10回から【みなし同一法人】の解釈が拡大しています。
これにより、応募できなくなる法人が増加すると推測します。
(第10回公募要領の9ページを参照)
例えば兄弟二人で50%ずつ議決権を保有している会社を3社経営していた場合、今までは3社すべてが事業再構築補助金に応募することができました。(過半数の議決権を持っていないため同一人物が経営しているとみなされませんでした。)
しかし、今回からは議決権を50%超保有していなくても明確に事業内容が異なる会社でなければ同一法人とみなされます。
また、個人事業主で事業再構築補助金に採択され、その後法人を設立した場合も同一法人とみなされて応募できなくなります。
ご注意ください。
糠森浩二(ぬかもりこうじ)
オプティマルソリューション株式会社
1970年9月生まれ、岩手県盛岡市出身。
三菱電機インフォメーションテクノロジー株式会社(現 三菱電機インフォメーションネットワーク株式会社)でシステムエンジニア 、あずさ監査法人でIT監査人を務めてきたITの専門家。 システム開発に伴う様々な業務改善・業務改革の経験が経営コンサルタントになるきっかけとなる。
2007年7月、オプティマルソリューション株式会社を設立、代表取締役に就任。
2010年、日本工業大学専門職大学院の客員教授として制約理論(TOC)の授業を担当する。
コンサルティングの得意分野は、製造リードタイムや研究開発期間などの工期短縮、および経産省所管の補助金(創業補助金、ものづくり補助金等)の獲得支援。
日本工業大学専門職大学院 技術経営研究科修了 技術経営修士(専門職)
金沢工業大学大学院 工学研究科(知的創造システム専攻)修了 修士(工学)
一般社団法人 東京都中小企業診断士協会 相談役 (2018年~現在)
【資格等】
中小企業診断士(2004年3月登録)
情報処理技術者(ITストラテジスト/アプリケーションエンジニア等)
事業再生士補、 事業承継アドバイザー、事業再生アドバイザー