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文化庁が令和2年度第3次補正予算で実施する「コロナ禍における文化芸術活動支援」とは?

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新型コロナの影響が様々な分野に及ぶなか、文化芸術団体は感染拡大防止の観点から長らく公演の中止や延期、観客動員の制限などを余儀なくされており、そこで活動するアーティストや関係者への負担は現在も計り知れない状況です。

国外ではカナダに本拠地を置く世界的なサーカス集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」が、コロナの影響から破産手続きを開始し大きな話題となりましたが、国内でも既に多くの劇団やオーケストラが個々の経営努力では存続が不可能なほどの経営困難に陥っており、政府はこうした団体への支援を拡大するため、令和2年度の第3次補正予算を財源に「コロナ禍における文化芸術活動支援」として3つの事業に計370億円の予算を計上しています。

そこで、今回は文化庁が実施するこの3つの支援事業「コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業」「文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業」「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン」について、現在判明している情報を紹介いたします。

この記事の目次

コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 250億円

新型コロナウイルスにより、文化芸術活動の自粛を余儀なくされた文化芸術関係団体が行う「文化芸術振興の幅広い担い手を巻き込みつつ、「新たな日常」における新しい文化芸術活動のイノベーションを促すとともに、活動の持続可能性の強化に資する取組み」を支援する事業です。

幅広い分野の文化芸術関係団体・文化施設を包括的に支援することを目的としており、今回紹介している3つの事業の中で最大の予算が計上されています。

予算の範囲内での実施となりますが、具体的な支援内容(上限額、補助率など)については現在未発表となっています。

【支援対象】
文化芸術関係団体・文化施設(公演等の開催に資金面での責任を持つ者)

【支援分野】
文化芸術基本法第8条~第12条に定める文化芸術分野

◇第八条(メディア芸術の振興1)
・文学、音楽、美術、写真、演劇、舞踊その他の芸術

◇第九条(メディア芸術の振興2)
・映画、漫画、アニメーション及びコンピュータその他の電子機器を利用した芸術

◇第十条(伝統芸能の継承及び発展)
・雅楽、能楽、文楽、歌舞伎、組踊その他の我が国古来の伝統的な芸能

◇第十一条(芸能の振興)
・講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱その他の伝統芸能を除く芸能

◇第十二条(生活文化の振興並びに国民娯楽及び出版物等の普及)
・茶道、華道、書道、食文化その他の生活に係る文化

【支援条件】
不特定多数に公開することによって収入を上げることを前提とした積極的な活動であること

【具体的な取組】
下記のような文化芸術活動のイノベーションを図るような、公演・演奏会・コンサート・ライブ、展覧会等を開催する場合に支援の対象となります。

・他の文化芸術団体とコラボレーションし、公演を実施すること
・新たな専門性を有する実演家等を招聘し公演を実施すること
・これまで訪問したことのない地域や文化施設(劇場・音楽堂等)で公演を実施すること
・オンライン配信やyou tubeの投稿等、これまで実施していなかった客層へアプローチすること
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文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業 50億円

劇場・音楽堂等、博物館が活動に際し、感染症防止対策のガイドラインを踏まえて発熱者確認のための赤外線カメラや会場の換気を行うための空気清浄機等の設置、施設内の清掃等の施設管理、文化施設のチケットレス・キャッシュレス環境整備、空調・抗菌設備等の改修等を行う場合に、必要な経費への支援を行う事業です。

活動そのものを支援するのではなく、活動を前提としたコロナ対策を支援する事業となります。

【支援対象】
文化施設の設置者、管理者など

【支援分野】
(1)感染対策事業
・感染対策消耗品、赤外線カメラ、空気清浄機等の確保、空気汚染モニタリング等のガイドライン対策など
(2)環境整備事業
・施設・整備の抗菌等の定期清掃・オンラインチケット・キャッシュレス決済の導入
(3)空調設備等の改修事業
・空調設備の改修、トイレ等の抗菌改修工事 など
(4)配信等環境整備事業
・配信機材等の確保、システム環境、課金システム環境、プラットフォーム環境の整備 など

【補助金額】
予算の範囲内で補助対象経費の1/2

大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン 70億円

「全国規模の文化芸術統括団体による公演等の実施」と、「地域の文化芸術関係団体・芸術家による公演等の実施」を支援することにより、国内の文化芸術活動の振興を図ることを目的とする事業です。

(1)全国規模の文化芸術統括団体による公演等の実施

大規模で質の高い日本の文化芸術水準を向上させるような公演等を支援し、需要喚起や業界全体の活性化を図ります。

【補助対象者】
全国規模の文化芸術統括団体(9団体程度)

【実施内容】
大規模で質の高い公演等の支援(定額補助)

【実施地域】
全国13都市程度期待される事業効果

(2)地域の文化芸術関係団体・芸術家による公演等の実施

地域の文化芸術関係団体・芸術家を中心として、舞台芸術・メディア芸術・伝統芸能・生活文化・国際文化交流等の公演や展示・展覧会等を開催し、地域の文化芸術の振興を推進するものです。

【補助対象者】
地域の文化芸術関係団体・芸術家を含む芸術団体等

【実施内容】
・舞台芸術・メディア芸術・伝統芸能・生活文化・国際文化交流の公演や展示・展覧会等の支援
・障害者を含む多種多様な子供の文化体験・発表機会等の確保の支援(いずれも定額補助)

【実施地域】
全国20地域で開催予定

まとめ

今回は文化庁が令和2年度の第三次補正予算で実施する、「コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業」「文化施設の感染拡大予防・活動支援環境整備事業」「大規模かつ質の高い文化芸術活動を核としたアートキャラバン」について紹介しました。

公募日程等を含む詳細についてはまだ発表がありませんが、補正予算による事業は非常に短い期間で受付が終了となってしまうケースも多くありますので、事業の活用を検討している文化芸術団体等の関係者の方は、文化庁の発表をお見逃し無いようよろしくお願いいたします。

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