どんな補助金が申請可能かわからないという方が、まずは押さえておきたい5つの補助金

企業などが融資以外で資金を調達する方法の一つである「補助金制度」ですが、具体的にどういった制度なのかはわからない、という方も多いのではないでしょうか?

補助金制度というのは「政府や自治体が推進する事業に企業が取り組む際に、その費用に対し公的な資金援助(補助金)が貰える制度」の事で、企業などは設備投資や労働環境の改善等を少ない自己負担で行うことができ、企業活動の強化に役立てることが出来ます。

しかし、補助金制度は非常に複雑な構造をしている場合が多く、存在は知っていても自社が使える補助金がどれなのかわからないという事業者の声もよく聞きます。

そこで、今回は事業者がまずは押さえておきたい補助金の中から、毎年多くの申請が集まる人気の補助金(助成金)を5種類紹介したいと思います。

1.キャリアアップ助成金


短時間の労働者(アルバイト等)の労働時間延長して社会保険に適用すると22万円(一人当たり)、有期契約労働者等(非正規雇用)を正社員登用(正規雇用)した場合には57万円など、労働者の処遇改善や短時間労働者の新たな雇い入れといった「労働者のキャリアアップ」に向けた取り組みに対し助成金の交付が行われます。

厚労省の助成金の多くは申請期限や採択数の上限などがない為、条件さえ満たしていれば高い確率で助成金の交付を受けることができるのも特徴です。

※補助金、助成金はほぼ同じ意味を持つ言葉ですが、政府は社労士のみ申請の代行が可能な厚労省の制度のみ「助成金」という呼称を用いています。
(自治体は補助金・助成金・交付金・奨励金など様々な名称を使用)

【公募期間】
通年で申請可

【対象事業】
対象事業は下記の7種類で、助成内容などは個別に規定されています。

1.有期契約労働者から正規契約へのステップアップ
2.有期契約労働者などの賃金規定などの増額改定
3.有期契約労働者を対象とする「法定外の健康診断制度」を新たに実施。
4.有期契約労働者等と正規雇用労働者に対し共通の賃金規定等を新たに適用
5.有期契約労働者等と正規雇用労働者に対し共通の諸手当制度を新たに適用
6.有期契約労働者等を新たに社会保険の被保険者とし、基本給を増額
7.短時間労働者の週所定労働時間を延長し、新たに社会保険を適用

【事業案内】
厚労省・キャリアアップ助成金
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html

2.時間外労働改善助成金及び人材確保等支援助成金(働き方改革コース)

1.時間外労働等改善助成金

新たな雇い入れや専門家への相談など「従業員の時間外労働の低減」に向けた取り組みに対し助成金が交付される制度で、下記の5つのコースで助成内容が異なります。

  1. 時間外労働上限設定コース
    労働者の時間外労働を月80時間から45時間以下にすると最大200万円の助成など
  2. 勤務間インターバル導入コース
    勤務間の休息時間を2時間以上延長すると最大100万円の助成など
  3. 職場意識改善コース
    年次有給休暇の取得と所定外労働の削減へ取り組み、目標をクリアすることで最大100万円の助成など
  4. 団体推進コース
    商工会や商店街振興組合、事業協同組合などが「事業主団体やその連合団体が行う時間外労働の削減や賃金引上げなどの労働条件の改善」に向けて取り組む場合に最大500万円の助成など
  5. テレワークコース
    在宅又はサテライトオフィスにおいて就業する「テレワークの導入」に向けた取り組みが対象で、必要な設備に対し一人当たり最大20万円の助成など

時間外労働等改善助成金の一部のコースを利用することで、人材確保等支援助成金(働き方改革コース)への申請が可能になります。

【「働き方改革コース」への申請要件となる時間外労働等改善助成金のコース】
※平成30年度から上記のように名称の変更がありましたのでご注意ください。

【公募期間】
~2020年2月22日までに実施された取り組みが対象

【事業案内】

●時間外労働上限設定コース
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120692.html

●勤務間インターバル導入コース
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000150891.html

●職場意識改善コース
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisiki.html

●団体推進コース
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000200273.html

●テレワークコース
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/jikan/syokubaisikitelework.html

2.人材確保等支援助成金(働き方改革コース)

新たに労働者を雇い入れた場合に60万円(一人当たり※短時間労働者の場合は40万円)の助成金が交付され、生産性の向上と人材の定着が目標を達成していれば追加で15万円(一人当たり)の助成金が交付されます。
中小企業が働き方改革に取り組む上で必要な「人材の新たなに雇い入れと一定の雇用管理改善」に対し助成金が交付されます。

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