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最大500万円!自然体験型観光推進事業補助金でバリアフリー設備を整備【東京都】

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東京都は、障害者や高齢者等が、東京の自然を安心して楽しめる観光プログラムを提供する事業者等を支援する「誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金」の募集を開始しました。アウトドア用車椅子や水陸両用車椅子、乗船用スロープなどの専用機材の導入費用が補助され、誰もが自然体験型観光を楽しめる環境整備を推進します。また令和7年(2025年)度は、対象の拡充も行われました。

今回は、誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金の内容や申請方法をみていきましょう。

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この記事の目次

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今、自然を楽しむ観光プログラムを推進する理由

東京都内には豊かな自然環境があります。しかし移動の困難さや適切な設備の不足から、これまで多くの人々がその魅力を十分に楽しめない状況がありました。

環境を整え、誰もが楽しめる環境プログラムを整備することは、多様化する社会のニーズに応える重要な取組です。利用者にとっては選択肢が広がるほか、企業にとっては顧客層拡大のチャンスにもなります。

また多様な視点を持つ人々の参加によって生まれる関係性は、年齢や障害の有無にかかわらず、すべての人にとって有意義なものとなるはずです。相互理解を深め、共生社会の基盤を強化することにもつながります。

誰もが楽しめる自然観光プログラムの推進は、観光振興策に留まらず、社会的包摂と持続可能な地域づくりを促進する施策なのです。

誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金とは

誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金は、該当プロジェクトの経費の一部を補助することで、障害者や高齢者等が自然体験型観光を楽しめる環境を整備することを目的とした制度です。

令和7年度には「施設整備費」の拡充がありました。まずは拡充のポイントや補助の概要をみていきましょう。

令和7年度 拡充のポイント

今年度は、対象経費に「施設整備費」が追加されました。施設整備費の補助額は、以下のとおりです。

【施設整備費】
施設整備費を伴う取組では、上限額が200万円から500万円に引き上げとなります。

使用目的の幅が広がり、上限額も前年度の2倍以上に設定されました。

補助対象者

補助の対象となるのは、以下の者です。

・都内の自然体験型観光提供事業者
・自然体験型観光提供事業者に備品等の貸出しを無償で行う都内の観光協会 など

ただし以下の場合は対象外です。

  • 暴力団関係者または風俗営業者等
  • 事業税その他租税の未申告・滞納がある者
  • 過去5年以内に刑事法令による罰則の適用を受けている者
  • 事業の継続性について不確実な状況が存在しているもの
  • 政治活動を主たる目的とする団体等

補助対象経費

誰もが楽しめる自然体験型観光の実施に必要となる備品等の導入経費のうち、次のいずれかに要する経費が補助の対象です。

  • 障害者等向け備品等の購入費
  • 所有している備品等を障害者等向けに改造する費用
  • 施設整備費

なお「誰もが楽しめる自然体験型観光の実施に必要な経費」とは、例えば以下のような費用です。

・アウトドア用車椅子、水陸両用車椅子の購入
・けん引式車椅子補助装置の購入
・視覚化アクセスマットの購入
・呼出し器の購入
・防水性筆談器の購入
・車椅子使用者向けにスタンドアップパドルボードの改造
・船舶等に設置する車椅子固定具およびその設置
・車椅子使用者向け乗船用スロープの購入
・備品を格納する倉庫の整備費用

ただし、以下のものは対象外です。

  • 補助事業に関係のない物品の購入、外注、業務委託等の経費
  • リース・レンタル・中古品の購入による設置機器に係る経費
  • 補助対象経費の支払いが区分できない経費
  • 他の取引と相殺して支払いが行われている経費
  • 他社発行の手形や小切手や、ポイントで支払いが行われている経費
  • 親会社、子会社、グループ企業等関連会社との取引
  • 直接人件費
  • 汎用性があり、目的外使用になり得るものの購入に係る経費
  • 不動産の取得、補償、賃借に係る経費 等

対象期間

補助の対象期間は、以下のとおりです。

交付決定日から令和8年(2026年)3月31日まで

契約(発注)・作業・納品・経費の支払いを、上記期間内に実施してください。

補助率・補助限度額

補助率4/5
補助限度額200万円(備品購入・改造のみの場合)

施設整備を伴う場合、上限額は500万円となります。

誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金 申請の流れ

申請は郵送または電子システムにて行います。全体の流れは、下図を参照してください。

出典:東京都産業労働局観光部受入環境課 誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金 公募要領

そのほか申請方法や締切、必要な書類をまとめました。

申請方法と申請締切

【申請方法】
簡易書留による郵送またはjGrantsにて、必要書類を提出します。

jGrantsを利用するには、法人・個人事業主向け共通認証基盤「GビズIDプライムアカウント」の発行が必要です。新規IDアカウントの登録には2~3週間程度かかるため、余裕を持って、新規登録をしてください。

【申請締切】
令和7年(2025年)12月26(金)必着

なお申請締切前であっても、補助金申請額が予算額に達した時点で受付は終了となります。

また交付決定には、3週間程度かかります。事業実施に必要な期間を確認し、審査期間も考慮のうえ申請してください。

必要な書類

申請に必要な主な書類は、以下のとおりです。

  • 誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金交付申請書
  • 誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業事業計画書
  • 補足説明資料
  • 財務関連書類
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)(原本)
  • 印鑑証明書(原本)
  • 社歴(経歴)書または会社概要(パンフレット)
  • 直近の事業税等の納税証明書
  • 見積書の写し
  • 利用者向けパンフレット
  • 法令上必要な事業許可書

なお法人・個人事業主で、必要な書類の一部が異なります。必ず要領等で確認してください。

まとめ

東京都の「誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金」は、障害者や高齢者が東京の自然を安心して楽しめる環境整備を支援する制度です。令和7年度は施設整備費が対象に追加され、補助上限額も最大500万円に拡充されました。

人生100年時代と言われ、健康寿命の延長が目指される昨今では、年齢に関わらず楽しめる観光事業へのニーズも高まっています。また障害の有無にかかわらずすべての人が参加できるアクティビティは、多様な人が暮らす社会ヘの理解も深めます。

誰もが楽しめる自然体験型観光推進事業補助金をはじめとする支援策を活用し、誰もが豊かな自然を体験できる社会の実現を目指しましょう。

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