「東北に移住したいけれど、田舎すぎる暮らしは不安」「都市の利便性と豊かな自然の両方を諦めたくない」――そんな移住希望者にとって、最有力候補となるのが宮城県です。県都・仙台市は人口約110万人を擁する東北最大の政令指定都市。東京から東北新幹線で最短約1時間30分というアクセスの良さも魅力で、「杜の都」と呼ばれる緑豊かな都市環境が広がります。一方で、車で30分も走れば日本三景・松島の絶景や蔵王連峰、三陸沿岸の海の幸まで――宮城県は「都会の利便性」と「豊かな自然」の絶妙なバランスが取れた稀有な移住先です。
そして宮城県の移住支援制度には、令和8年度(2026年度)の重要なポイントがあります。令和8年4月1日に県公式情報が更新され、宮城県移住支援事業は令和8年度も継続実施。仙台市も令和8年度の移住支援金の交付申請受付を開始しています。東京圏からの移住者には、夫婦と子ども2人の世帯で最大300万円という手厚い支援が用意されているほか、仙台市の「若年・子育て世帯住み替え支援事業」(最大25万円)、塩竈市の「子育て・三世代同居近居住宅取得支援事業」(最大65万円)など、市町村独自の制度も充実しています。
東日本大震災から15年が経過し、復興のステージから「新たな発展のステージ」へと歩みを進める宮城県は今、移住先として改めて注目を集めています。この記事では、令和8年度の最新情報をもとに、宮城県への移住で活用できる支援制度を網羅的に解説します。
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この記事の目次
宮城県への移住で使える支援制度の全体像
宮城県の移住支援制度は、大きく3つの階層で整理できます。県と市町村が連携して実施する宮城県移住支援事業、市町村独自の住宅補助・子育て支援、そしてお試し移住・関係人口を後押しする支援――この組み合わせの妙が、宮城移住の特徴です。
①【県+市町村】宮城県移住支援事業(最大300万円/東京圏からのUIJターン/令和8年度継続)
②【市町村独自】住宅取得補助・空き家活用・子育て支援・三世代同居支援
③【お試し移住】公式ポータル「みやぎ移住・交流ガイド」・東京サポートセンター・お試し住宅
宮城県公式の移住・定住情報ポータルサイト「みやぎ移住・交流ガイド」(miyagi-ijuguide.pref.miyagi.jp)では、市町村ごとの支援制度比較、移住支援金対象求人検索、移住者インタビュー、地域おこし協力隊募集情報などがワンストップで提供されています。東京・有楽町の「みやぎ移住サポートセンター」では対面・オンラインでの移住相談に応じており、首都圏在住者がアクセスしやすい体制が整っています。
▼他の地方自治体の移住支援制度もチェックしたい方はこちら
【最大300万円】宮城県移住支援事業(令和8年度継続実施)
宮城県移住支援事業は、東京23区に在住、または東京圏に在住しつつ東京23区へ通勤している方が、宮城県内の市町村へUIJターン移住し、所定の就業・テレワーク・起業・関係人口の要件を満たした場合に支給される制度です。令和8年4月1日に県公式情報が更新され、令和8年度も継続実施されることが確認されています。仙台市をはじめ県内の各市町村が窓口となり、国・宮城県・各市町村が協力して費用を負担する仕組みです。支給額:単身60万円・世帯100万円+子ども加算
支給額は世帯構成によって異なり、夫婦と子ども2人の世帯で移住した場合、最大300万円が支給されます。
| 世帯構成 | 支給額 |
|---|---|
| 単身で移住 | 60万円 |
| 2人以上の世帯で移住 | 100万円 |
| 18歳未満の世帯員を帯同して移住 | 子ども1人につき100万円を加算 |
子ども加算は、申請日が属する年度の4月1日時点で18歳未満(母子健康手帳で確認できる胎児を含む)であることが要件です。子育て世帯にとっては住宅取得・引越・教育環境整備などの初期費用を大きく後押ししてくれる手厚い設計となっています。
対象者の要件:東京23区在住または通勤者
移住支援金の対象となるのは、原則として次の条件を満たす方です(県公式要綱に基づく)。
- 住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上かつ直近の1年以上、東京23区内に在住、または東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県、ただし条件不利地域を除く)に在住しつつ東京23区内へ通勤していたこと
- 転入先の市町村に、移住支援金の申請日から5年以上、継続して居住する意思を有していること
- 移住支援金の申請時において、転入後1年以内であること
- 下記の就業要件のいずれかを満たすこと
雇用者として通勤していた場合は、雇用保険の被保険者であった期間に限られます。直前の10年間で東京23区内の大学等に通学し、23区内の企業へ就職した方については、通学期間も対象期間に加算することが可能(ただし加算年数は修業年限を上限とし、23区外のキャンパス等に通う期間は加算対象外)です。新卒社会人で都市圏在住歴が短い方も活用可能です。
4つの就業類型:マッチング求人・専門人材・テレワーク・関係人口
移住後の働き方として、次のいずれかの要件を満たす必要があります。
- マッチングサイト求人への就業:県運営の「みやぎ移住・交流ガイド」に掲載された移住支援金対象法人の求人へ応募・採用されたこと。週20時間以上の無期雇用契約、3親等以内の親族経営企業は原則対象外、勤務地は東京圏以外または条件不利地域に所在すること
- 専門人材としての就業:「宮城県プロフェッショナル人材戦略拠点」を利用したプロフェッショナル人材事業、または内閣府の先導的人材マッチング事業を利用して就業
- テレワーク:所属先企業からの命令ではなく自己の意思による移住で、宮城県を生活の本拠としつつ移住元での業務をテレワークで継続
- 関係人口:移住先市町村が定める関係人口の要件を満たすこと(市町村ごとに認定要件が異なる)
みやぎUIJターン起業支援補助金(最大100万円)併用可
東京圏から宮城県内に移住し、地域の課題に対して社会性・事業性・必要性・デジタル技術の活用の観点をもって取り組む社会的事業の起業に対する支援制度として、「みやぎUIJターン起業支援補助金」があります。対象経費に対して最大100万円(補助率2分の1)を補助する制度で、宮城県移住支援金(最大300万円)と併用可能です。
たとえば夫婦と子ども2人の世帯で創業移住する場合、「移住支援金300万円+起業支援金100万円=最大400万円」の支援を構築できる可能性があります。地域課題解決型のビジネスを志す方には心強い枠組みです。
・申請先は移住先の市町村窓口です。予算の上限に達した場合は早期に申請受付が締め切られる場合があります。
・申請期限は移住後1年以内で、予算枠を理由に延長されることはありません。要件が整い次第、早めの申請が重要です。
・申請日から3年未満で県外市町村へ転出した場合は全額返還、3年以上5年以内なら半額返還が原則です。
・申請日から1年以内に対象企業を退職した場合や、起業支援金の交付決定を取り消された場合も全額返還の対象です。
・虚偽申請・不正受給の場合は加算金(罰金)の対象となるため注意してください。
・移住支援金は所得税法上の一時所得として課税対象となります。
仙台市の独自支援制度(東北最大の都市での移住)
人口約110万人を擁する東北最大の政令指定都市・仙台市は、宮城県の移住支援事業を運営する中核都市であると同時に、市独自の手厚い支援制度を整備しています。仙台市では令和8年度の移住支援金交付申請受付を開始しており、令和8年度も県の制度と仙台市独自の制度を組み合わせて活用できます。
仙台市の移住支援金(令和8年度受付開始)
仙台市は、宮城県移住支援事業の窓口の一つとして、令和8年度の交付申請受付を令和8年4月1日に開始しました。単身60万円、世帯100万円、18歳未満のこども1人あたり100万円加算と、県の標準額に準拠した支給体系です。
申請の前にはセルフチェックシートと申請の手引きを必ず確認することが推奨されており、申請書類の内容を審査して要件を満たす方から順次支払いが行われます。仙台市役所の労雇用対策課が窓口となるため、東京から仙台への移住を検討する方は、移住計画の早い段階で市の担当窓口に相談することをおすすめします。
若年・子育て世帯住み替え支援事業(最大25万円)
仙台市の独自施策として注目したいのが、「若年・子育て世帯住み替え支援事業」です。仙台市内に一戸建ての住宅を取得した若年世帯(39歳以下の夫婦またはパートナーシップ関係)または子育て世帯(小学6年生以下の子どもがいる世帯、出産予定含む)を対象に、最大25万円の住宅取得費助成を行う制度です。
| 支援内容 | 金額 |
|---|---|
| 住宅取得費助成 基礎額 | 20万円 |
| 親世帯との同近居加算 | +5万円 |
| 多子世帯加算 | +5万円 |
| 支援対象 | 仙台市内の居住誘導区域内の宅地(新規開発団地、都心・泉中央・長町の商業地域などを除く) |
さらに、アンケートに回答した方には3年間の継続支援も用意されており、若年層・子育て世帯の仙台への定着を後押しする総合的な制度設計となっています。
せんだい健幸省エネ住宅補助金(最大310万円・冬の寒さに対応)
東北最大の都市である仙台市は、冬の寒さが厳しい地域でもあります。省エネ性能が高く健康にも配慮した住宅の新築を支援する「せんだい健幸省エネ住宅補助金」は、補助額最高310万円と非常に高額な点が魅力です。
ただし国の主要な補助金(子育てグリーン住宅支援事業など)との併用ができない場合があるため、自分の建築プランで国の補助金と仙台市の補助金のどちらを利用するほうが総受給額で有利になるか、住宅メーカーと綿密にシミュレーションすることが重要です。令和8年度の詳細は仙台市の公式ページ更新を確認してください。
みやぎ移住サポートセンター(東京・有楽町)
東京・有楽町にある「みやぎ移住サポートセンター」は、宮城県への移住の相談総合窓口です。本県への移住希望者と移住支援金対象求人等のマッチングを行い、対面・オンラインでの移住相談に応じています。首都圏在住者にとってアクセスしやすい体制が整っており、移住検討段階から本格的な移住計画まで、各段階でのサポートを受けられます。
主要市町村の独自支援制度
宮城県内の各市町村は、県の移住支援金に上乗せできる独自の住宅補助・子育て・三世代同居支援を整備しています。県の制度(最大300万円)と市町村独自支援を組み合わせれば、住宅取得や生活立ち上げの費用を大きく軽減できます。
塩竈市──子育て・三世代同居近居住宅取得支援(最大65万円)
日本三景・松島の玄関口に位置する塩竈市は、人口減少と少子高齢化への対応として手厚い住宅取得支援を整備しています。市内へ転入する子育て世帯や三世代同居・近居世帯の住宅取得に対して、最大65万円を補助する「塩竈市子育て・三世代同居近居住宅取得支援事業」が利用できます。
仙台市から電車で約30分とアクセスも良く、海の幸(特に「ひがしものマグロ」など)が豊富な食文化と、塩竈神社をはじめとした歴史文化が共存する魅力的なエリアです。
名取市──なとりマイホーム応援事業
仙台市の南に隣接し、仙台中心部までは電車で約10分でアクセスできる名取市は、子育て支援に力を入れている自治体です。「なとりマイホーム応援事業補助金」を整備し、市内で住宅を取得する世帯に対して補助金を交付しています。
医療費助成や学校給食費の無償化、出産支援など、子育て世帯に嬉しい制度が多く整備されており、家族での移住に向いている地域として人気を集めています。仙台空港にも近く、全国へのアクセスも良好です。
石巻市──定住促進住宅取得等補助金(復興と発展のまち)
東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市は、震災から15年経過した今、復興のステージから新たな発展のステージへと歩みを進めています。「石巻市定住促進住宅取得等補助金」を令和7年度受付開始しており、令和8年度も継続が見込まれます。
三陸沿岸の豊かな海産物、宮城県内屈指の漁港、サン・ファン・バウティスタ号復元船などの観光資源、漫画家・石ノ森章太郎氏ゆかりの「石ノ森萬画館」など、独自の文化・歴史資源を持つ魅力的な移住先です。
大崎市──住宅新築移住支援事業+エコ生活支援
宮城県北部の中核都市・大崎市では、「大崎市住宅新築移住支援事業」を実施し、市外からの移住者に対して住宅取得支援を行っています。世界農業遺産「大崎耕土」の伝統的な田園風景と、鳴子温泉などの観光資源を持つ地域です。
加えて「大崎市エコ生活支援事業補助金(エコ改善推進事業補助金)」では、太陽光発電や蓄電池などの省エネ設備導入を支援。市内業者を利用することで加算が受けられる点も魅力です。
登米市──住宅取得・出産・起業支援が充実
宮城県北部に位置する登米市は、「登米市移住定住ハンドブック」を整備し、住宅取得支援・出産支援・起業支援など幅広い分野で移住者をサポートする体制が整っています。移住相談窓口やお試し住宅も用意されており、本格移住前の現地体験から本移住までを一貫してサポートしてくれます。
「登米のはっと汁」「油麩丼」など独自の食文化、「みやぎの明治村」と呼ばれる教育資料館(旧登米尋常小学校校舎)など、歴史と文化の薫る地域です。
角田市・岩沼市・富谷市──仙台周辺都市の独自支援
仙台市の周辺都市にも、独自の移住支援が整備されています。
- 角田市:宮城県移住支援金の窓口を整備(まちづくり推進課定住交流係)。仙南エリアの自然豊かな環境で田舎暮らしを楽しめる
- 岩沼市:「岩沼市移住支援金」を整備。仙台空港に近く、空港アクセスを活かしたビジネスを志す方にも好環境
- 富谷市:「富谷市移住支援金」を整備。仙台市の北に隣接する人口増加自治体で、ファミリー層に人気
- 東松島市:「定住化促進事業補助金交付制度」を整備。震災からの復興と新たなまちづくりが進むエリア
- 松島町:日本三景・松島を持ち、子ども均等割額減免(国民健康保険税)など独自の家計負担軽減策あり
- 大和町:自動車関連企業や先端技術産業が進出する工業団地を擁し、ものづくり分野で活躍したい方におすすめ
各市町村の制度は予算の範囲内で交付されるため、年度途中で受付終了となる可能性があります。希望エリアの最新情報は移住前に必ず自治体窓口で確認しましょう。
エリア別 宮城県の人気移住先と特色
南北約138kmにわたる宮城県は、地理的特性から大きく4つのエリアに分けられます。「自分のライフスタイルに合うエリアを選ぶ」ことが、宮城移住成功の鍵です。
| エリア | 主な市町村 | 特徴 |
|---|---|---|
| 仙台都市圏 | 仙台市、名取市、多賀城市、塩竈市、富谷市、大和町、利府町、七ヶ浜町、松島町 | 東北最大の都市・仙台を中心とした行政・商業・教育・医療の集積。東北新幹線・仙台空港・東北自動車道のアクセス◎ |
| 仙南エリア | 白石市、角田市、岩沼市、蔵王町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町、大河原町 | 蔵王連峰の絶景と温泉地。福島県・山形県との県境。仙台市から日帰り圏内の田舎暮らし |
| 仙北エリア | 大崎市、栗原市、登米市、加美町、色麻町、涌谷町、美里町 | 世界農業遺産「大崎耕土」、鳴子温泉郷、奥羽山脈の自然豊かな田園地帯。コメどころとして全国有数 |
| 三陸沿岸エリア | 石巻市、気仙沼市、東松島市、女川町、南三陸町 | 三陸の豊かな海産物、震災復興と新たなまちづくり。海と山の幸が豊富な食文化 |
特に注目すべきは、仙台都市圏の利便性です。仙台市は東京から東北新幹線で最短約1時間30分、仙台空港から国内主要都市へのアクセスも良好。「日帰りで首都圏に出張できる」「移住しても東京の取引先と顔を合わせる頻度を維持できる」という、現代の移住者にとって嬉しい立地条件が揃っています。
お試し移住・関係人口で活用できる支援
「いきなり宮城県へ移住するのは不安」「まずは宮城の暮らしを体験してみたい」という方のために、お試し移住・関係人口の選択肢が用意されています。
公式ポータル「みやぎ移住・交流ガイド」
宮城県公式の移住・定住情報ポータルサイト「みやぎ移住・交流ガイド」(miyagi-ijuguide.pref.miyagi.jp)は、市町村ごとの支援制度比較、移住支援金対象求人検索、移住者インタビュー、地域おこし協力隊募集情報などをワンストップで提供する総合プラットフォームです。
「宮城で働く(求人を探す)」のコンテンツでは、移住支援金対象求人を絞り込み検索でき、希望する勤務地や業種、職種から仕事を探せる仕組みになっています。仕事と暮らしを同時に検討できる効率的な情報源です。
みやぎ移住サポートセンター(東京・有楽町)
東京・有楽町にあるみやぎ移住サポートセンターは、宮城県への移住の相談総合窓口として機能しています。本県への移住希望者と移住支援金対象求人等のマッチングを行い、対面・オンラインでの移住相談に応じています。首都圏在住者にとっては、平日や週末を活用してアクセスしやすい立地です。
みやぎジョブカフェ東京サテライト(学生向け)
宮城県外の大学・短大・専門学校等へ在学中の学生を対象とした「みやぎジョブカフェ東京サテライト」では、UIJターン就職に関する相談や宮城県内企業の求人紹介を行っています。新卒で宮城県へ移住・就職を考える学生にとって貴重な支援拠点で、移住支援金の通学期間加算特例とあわせて活用すれば、新卒社会人で都市圏在住歴が短い方も移住支援金を受給しやすくなります。
登米市など各市町村のお試し住宅・空き家バンク
宮城県内の多くの市町村でお試し住宅や空き家バンク制度が整備されています。登米市は移住相談窓口とお試し住宅を整備し、移住者へのサポート体制が充実。気仙沼市・南三陸町・栗原市・加美町など、それぞれの地域特性を活かしたお試し移住が可能で、実際の暮らしを体感しながら、自分に合った移住先を選べる仕組みが整っています。
宮城県への移住に関するよくある質問
令和8年度(2026年度)の宮城県移住支援金の申請はいつから受け付けていますか?
宮城県移住支援事業は令和8年4月1日付で県公式情報が更新され、令和8年度も継続して実施されています。仙台市は令和8年度の交付申請受付を令和8年4月1日に開始しました。申請受付期間や予算枠は市町村ごとに異なるため、必ず移住予定先の市町村窓口に事前にお問い合わせください。予算上の理由等により年度途中で受付終了となる場合があり、申請期限(移住後1年以内)の延長は行われないため、要件が整い次第早めの相談・申請が重要です。
宮城県の移住支援金は県内のどの市町村でも受けられますか?
はい、宮城県と県内の各市町村が連携して移住支援事業を実施しているため、希望する市町村に転入して要件を満たせば、基本の支援金(単身60万円・世帯100万円・子加算100万円/人)を受給可能です。仙台市・名取市・石巻市・気仙沼市・大崎市・登米市・栗原市・角田市・岩沼市・富谷市・東松島市・塩竈市など、県内のほとんどの市町村で実施されています。ただし関係人口要件で申請する場合は市町村ごとに認定要件が異なるため、必ず移住先市町村の担当窓口で事前に確認してください。
大阪や名古屋など東京圏以外からの移住でも支援金は対象になりますか?
宮城県移住支援金は、東京23区在住者または東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の条件不利地域以外)から東京23区へ通勤していた方が対象です。大阪や名古屋など他エリアからの移住は本制度の対象外となります。ただし、仙台市の若年・子育て世帯住み替え支援事業(最大25万円)、塩竈市の子育て・三世代同居近居住宅取得支援事業(最大65万円)、名取市のなとりマイホーム応援事業など、市町村独自の住宅取得補助は移住元を限定していないものが多く、関西圏・中京圏からの移住者でも別の支援を活用できる可能性があります。
大学等への通学期間も移住元の対象期間に加算できますか?
はい、加算できます。住民票を移す直前の10年間で東京23区内の大学等に通学し、23区内の企業へ就職した方については、通学期間も移住元としての対象期間に加算することが可能です。ただし、加算年数は修業年限を上限とし、23区外のキャンパス等に通う期間は加算対象外となります。この特例により、新卒社会人で都市圏在住歴が短い方も移住支援金の対象になりやすくなっています。みやぎジョブカフェ東京サテライト(東京)では、学生向けのUIJターン就職支援も行っており、卒業後の宮城移住を計画的に進められます。
テレワークで宮城県に移住する場合の要件は?
テレワーク要件で支援金を受給する場合は、所属企業からの命令ではなく自己の意思による移住であること、宮城県を生活の本拠としつつ移住元での業務をテレワークで継続することが条件です。所属先がデジタル田園都市国家構想交付金(地方創生テレワーク型)等の資金提供を受けている場合は対象外となります。仙台市は東京から東北新幹線で最短約1時間30分の好アクセスのため、テレワークを基本としつつ必要時のみ東京の本社・取引先に出向くワークスタイルが現実的で、現役世代のテレワーク移住先として高い人気を集めています。
宮城県で起業して移住する場合の支援は?
東京圏から宮城県内に移住し、地域の課題に対して社会性・事業性・必要性・デジタル技術の活用の観点をもって取り組む社会的事業の起業を行う場合、「みやぎUIJターン起業支援補助金」が活用できます。対象経費に対して最大100万円(補助率2分の1)を補助する制度で、宮城県移住支援金(最大300万円)と併用可能。夫婦と子ども2人の世帯で創業移住する場合は最大400万円規模の支援が視野に入ります。さらに登米市の起業支援、栗原市の雇用促進奨励金(最大500万円)など市町村独自の創業・人材育成支援も整備されています。
仙台市の住宅補助はどのくらい手厚いですか?
仙台市は東北最大の都市として、独自の手厚い住宅補助を整備しています。「若年・子育て世帯住み替え支援事業」では仙台市内に一戸建てを取得した39歳以下の若年世帯または小学6年生以下の子どもがいる子育て世帯に対して、基礎額20万円+同近居加算5万円+多子世帯加算5万円の最大25万円を助成。さらに省エネ性能の高い住宅の新築には「せんだい健幸省エネ住宅補助金」が最高310万円という非常に高額な補助を行っています。ただし、せんだい健幸省エネ住宅補助金は国の主要な補助金との併用ができない場合があるため、住宅メーカーと総受給額を綿密にシミュレーションすることが重要です。
移住前にお試しで宮城の暮らしを体験できますか?
はい、宮城県内の多くの市町村でお試し住宅や空き家バンク制度が整備されています。特に登米市は移住相談窓口とお試し住宅を整備し、移住者へのサポート体制が充実しています。気仙沼市・南三陸町・栗原市・加美町など、各地域でお試し移住プログラムが用意されているほか、東京・有楽町の「みやぎ移住サポートセンター」では移住相談員が常駐し、対面・オンラインでの相談が可能です。「みやぎ移住・交流ガイド」では各市町村のお試し移住情報も検索でき、希望エリアに合わせて最適な体験プログラムを選べます。
移住後にすぐ転出した場合、支援金は返還が必要ですか?
はい、返還対象となります。宮城県移住支援事業は申請日から5年以上継続して移住先市町村に居住することが前提条件です。3年未満で県外市町村へ転出した場合は全額返還、3年以上5年以内なら半額返還が原則となります。また、申請日から1年以内に移住支援金の要件を満たす職を辞した場合や、みやぎUIJターン起業支援補助金の交付決定を取り消された場合、虚偽申請やその他不正の手段により受給した場合も全額返還の対象です。納期日までに返還しなかった場合は仙台市補助金等交付規則等に基づく遅延損害金や加算金(罰金)が発生する可能性があるため、長期居住の意思を持って申請することが重要です。
宮城県への移住相談はどこでできますか?
宮城県公式の移住・定住情報ポータルサイト「みやぎ移住・交流ガイド」(miyagi-ijuguide.pref.miyagi.jp)が情報のハブとなっており、市町村ごとの支援制度比較、求人検索、移住者インタビュー、地域おこし協力隊募集情報などが一元的に提供されています。東京・有楽町には「みやぎ移住サポートセンター」が設置されており、対面・オンラインでの移住相談が可能です。学生向けには「みやぎジョブカフェ東京サテライト」が宮城県内企業の求人紹介とUIJターン就職支援を行っています。各市町村にも独自の移住相談窓口があるため、希望エリアに合わせて活用してください。
まとめ
宮城県は、東北最大の都市・仙台市の利便性と、蔵王連峰・松島・三陸沿岸など豊かな自然環境を兼ね備えた、都市と田舎のバランスが取れた稀有な移住先です。令和8年4月1日付で県公式情報が更新され、宮城県移住支援事業(最大300万円)は令和8年度も継続実施。仙台市も令和8年度の交付申請受付を開始しており、東京圏からの移住者にとって今がまさに動き出すタイミングです。
特に注目したいのは、仙台市の「若年・子育て世帯住み替え支援事業」(最大25万円)と「せんだい健幸省エネ住宅補助金」(最高310万円)、塩竈市の「子育て・三世代同居近居住宅取得支援事業」(最大65万円)、名取市の「なとりマイホーム応援事業」、大崎市の「住宅新築移住支援事業」など、市町村レベルでも多彩な独自支援が整っている点です。さらに地域課題解決型のビジネスを志す方には、みやぎUIJターン起業支援補助金(最大100万円)も併用可能で、子育て創業移住なら最大400万円規模の支援を構築できる可能性もあります。
東日本大震災から15年が経過し、宮城県は復興のステージから新たな発展のステージへと歩みを進めています。三陸沿岸の石巻・気仙沼・女川では新たなまちづくりが進み、仙台都市圏では人口流入が続いています。「都市の利便性も自然も諦めたくない」「東京から日帰り圏内で田舎暮らしも楽しみたい」という方には、宮城県が最適な選択肢の一つとなるでしょう。
ただし、各市町村の制度は予算の範囲内で交付されるため、年度途中で受付終了となる可能性があります。要件を確認したら速やかに移住先市町村の担当窓口に事前相談し、確実に支援を受けられる準備を進めましょう。公式ポータル「みやぎ移住・交流ガイド」や東京・有楽町の「みやぎ移住サポートセンター」を活用しながら、自分に合った宮城での新しいライフスタイルを見つけていきましょう。杜の都・仙台と、豊かな自然が広がる宮城県で、あなたを待つ新たな暮らしが始まります。
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