1. 補助金ポータルTOP
  2. 補助金・助成金・給付金コラム
  3. CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)いつまで?受付終了見込みは令和8年12月上旬〜下旬|EV最大130万円

CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)いつまで?受付終了見込みは令和8年12月上旬〜下旬|EV最大130万円

公開日:2026/1/28 更新日:2026/9/14
image

「CEV補助金は結局いつまで申請できるの?」「予算はあとどれくらい残っている?」――2026年9月4日、次世代自動車振興センターと経済産業省が、令和7年度補正CEV補助金の申請受付終了見込み時期は令和8年12月上旬〜12月下旬目処と公表しました。これまで「予算額に達し次第終了」としか示されていなかった終了時期に、初めて具体的な目安が付いた形です。

2026年のCEV補助金は、日米関税協議での合意を踏まえた見直しにより、EVの補助上限額が90万円から最大130万円へ、PHEVは60万円から最大85万円へと引き上げられました。東京都内で2026年7月1日以降に初度登録するEVなら、都のZEV補助金と合算して最大260万円という水準です。予算総額は約1,100億円。裏を返せば、それだけ消化も早いということです。

この記事では、令和8年度(令和7年度補正)CEV補助金の申請期限と受付終了見込み、補助上限額と車種別の補助金額一覧、交付決定までの期間、自治体補助金との併用、そして令和9年度(2027年度)の概算要求の中身まで、一次資料に基づいて整理します。

無料で相談する

▼▼▼日々配信中!無料メルマガ登録はこちら▼▼▼
メルマガ会員登録する

この記事の目次

\ 制度やどの補助金が使えるか知りたい! /
お問い合わせ
\ 申請サポートをお願いしたい! /
専門家を探す
補助金対象商品を調べる
導入したい商材が補助金に対応しているかチェック!
ITトレンドへ

CEV補助金はいつまで申請できる?受付終了見込みは令和8年12月上旬〜下旬

令和7年度補正CEV補助金の申請受付終了見込み時期は、令和8年12月上旬〜12月下旬目処です。次世代自動車振興センターが2026年9月4日に公表し、経済産業省も同日付で同じ内容を掲載しました。終了時期の問い合わせが増えたことを受けての公表で、今後も執行状況を踏まえて更新される予定です。

【2026年9月4日公表】申請受付終了見込み:令和8年12月上旬〜12月下旬目処
・終了見込み時期は、今後の申請状況により前後する可能性があります

・申請書は事務局への到着日で先着順の受付です

・予算額に達した場合は、予算額に達した日の前日をもって申請受付終了となります

出典:次世代自動車振興センター「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(車両)申請受付終了見込み時期について」(令和8年9月4日公表)経済産業省「令和7年度補正予算 クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」

ここで押さえておきたいのは、終了の基準が「登録日」ではなく「申請書の到着日」だという点です。12月に車両を登録しても、申請書がセンターに届く前に予算額へ達していれば補助は受けられません。納車・登録から申請までの日数を、これまで以上に短く見積もる必要があります。

CEV補助金の予算残高は公表されている?

令和7年度補正CEV補助金(車両)の予算残高は、金額としては公表されていません。公表されているのは予算総額の約1,100億円と、9月4日時点の終了見込み時期のみです。「残り何億円」「消化率何%」といった数字は公式には確認できないため、残枠を根拠に購入時期を判断することはできません。

なお、同じ令和7年度補正予算で実施されている充電インフラ側の補助金では予算残高が随時公表されており、V2H充放電設備・外部給電器補助金は2026年8月27日に交付申請の受付を終了しました。車両向けのCEV補助金についても、年度末を待たずに終了する前提で動くのが安全です。

申請期限は車両登録から原則1か月以内

CEV補助金の申請期限は、初度登録(新車新規検査届出)から原則1か月以内です。受付開始当初の例外として、令和7年12月16日〜令和8年3月31日に登録された車両は令和8年5月31日まで期限が延長されていましたが、この経過措置はすでに終了しています。現在登録する車両は、1か月以内の提出が原則です。

【申請前に確認したい3点】
  • 申請書は最新様式を使う:センターは2026年8月31日に交付申請書の様式を差し替えました。過去年度の様式で提出すると、後日、最新様式での再提出が必要になります(追記のない旧様式も受付自体は可)
  • 受付状況はオンラインで確認できる:「審査状況確認【R7補正】」で、受付の翌日には反映されます
  • 不備があると期間が延びる:応募要領を確認し、不備のない申請を心がけましょう

参考:次世代自動車振興センター「令和7年度補正 CEV補助金 交付申請書の一部変更について」(2026年8月31日)

交付決定までは3〜4か月かかる(2026年9月時点)

申請書類の到着から交付決定までの期間は、概ね3〜4か月程度かかる見込みです。次世代自動車振興センターが2026年8月6日に公表した見通しで、大量の申請を順次審査しているためとされています。不備がある場合はさらに延びます。


・センターから不備や確認等の連絡があった場合は、速やかに対応してください

・申請が受付されているかどうかは、審査状況確認【R7補正】で確認できます(受付の翌日に反映)

・コールセンターへの不備確認の問い合わせは業務に支障が出るため、控えるよう案内が出ています

参考:次世代自動車振興センター「令和7年度補正 CEV補助金 交付決定時期見通しのご連絡」(2026年8月6日公表)

CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)とは?エコカー補助金との違い

CEV補助金は、EV(電気自動車)・PHEV(プラグインハイブリッド自動車)・FCV(燃料電池自動車)・電動二輪など、環境性能に優れた車両の購入費の一部を国が補助する制度です。令和7年度補正予算で約1,100億円が措置され、2026年3月31日から申請受付が始まりました。対象車両を購入する個人・法人・地方公共団体が申請でき、要件を満たせばEVで最大130万円の補助が受けられます。

「エコカー補助金」と検索する方も多いのですが、現行の国の自動車補助金は「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」が正式名称です。エコカー補助金は2009〜2012年頃に実施されていた制度で、現在は終了しています。

【CEV補助金とエコカー補助金の違い】
名称時期・概要
エコカー補助金2009年〜2012年頃に実施されていた自動車買い替え促進のための補助制度(現在は終了)。ガソリン車・ハイブリッド車なども対象だった
CEV補助金現行の国の自動車補助金。EV・PHEV・FCV・電動二輪などが対象。毎年度継続実施中
「エコカー補助金 2026」と検索している方は、実質的にこのCEV補助金が該当します。

2026年(令和8年)の補助上限額はいくら?

2026年1月1日以降に新車新規登録される車両の補助上限額は、EVが最大130万円、軽EVが58万円、PHEVが最大85万円、FCVが150万円(2026年4月1日以降登録分)です。EV・PHEVが大幅に増額され、FCVが減額される内容に見直されました。背景には、日米関税協議での合意を踏まえた「種別間の競争条件の公平化」があります。

車種2025年までの上限額2026年以降の上限額増減
EV(普通乗用車)90万円130万円+40万円
軽EV58万円58万円据え置き
PHEV60万円85万円+25万円
FCV255万円150万円※-105万円

※FCVは年度途中の不利益変更を避けるため、2026年3月31日以前登録分は従来の255万円が維持され、2026年4月1日以降登録分から150万円が適用されます。

CEV補助金の補助上限額の見直し概要を示した図

出典:経済産業省「CEV補助金の補助上限額の見直しについて」

なお、実際の補助額は車種・グレード・メーカーの取組評価によって決まります。すべてのEVが130万円もらえるわけではないため、購入予定車両の補助額は次世代自動車振興センターの「補助対象車両一覧」で必ず確認しましょう。

補助対象車両一覧:次世代自動車振興センター 公式サイト

補助対象者と主な要件は?

CEV補助金は、対象車両を購入する個人・法人・地方公共団体が申請できます。ただし、中古車と事業用車両(緑ナンバー・黒ナンバー)は対象外です。主な要件は以下のとおりです。


・新車新規登録(新車新規検査届出)された自家用車両が対象

・国が実施する他の補助金との重複申請は原則不可

・地方公共団体の補助制度とは併用可能

・消費税および地方消費税は補助対象外

・申請者・車両所有者・車検証上の使用者の名義が原則一致していること

・交付後は原則4年間の保有義務あり(軽自動車・小型自動車・ミニカーの一部は3年。期間内の処分は事前の財産処分手続きと補助金返納が必要)

リース契約でも申請可能ですが、原則として所有者であるリース会社が申請者となり、補助金相当額がリース料に還元されることが条件です。

個人事業主でもCEV補助金は申請できる?

個人事業主も、自家用登録の車両を購入する場合はCEV補助金の対象です。事業用車両(緑ナンバー・黒ナンバー等)は対象外ですが、業務にも使う自家用車両であれば申請できます。法人名義で購入する場合は「法人(販売店購入)」または「法人(リース契約)」の応募要領を確認しましょう。詳細な要件は次世代自動車振興センターに問い合わせることをおすすめします。

PHEV・電動バイクの補助額は?

PHEVの補助上限額は最大85万円で、2025年までの60万円から25万円増額されました。ただし実際の補助額は車種・グレードで異なり、上限額に届かない車種も少なくありません。電動二輪車(電動バイク)やミニカーなどの小型車両もCEV補助金の対象で、補助額は乗用車と大きく異なるため、銘柄ごとの補助金交付額の一覧で確認が必要です。

【PHEV補助金 令和8年度のポイント】
  • 補助上限額:最大85万円(令和8年1月1日以降の登録分)
  • 実際の補助額は車種ごとに異なるため補助対象車両一覧で要確認
  • 令和8年4月1日以降登録分は再評価後の額が公表済み
  • 地方自治体の独自補助金と併用できる場合が多い(東京都はPHEV最大115万円)

電動バイクを検討している方は、次の記事もあわせてご確認ください。

電動バイクの購入に使える補助金とは?国・自治体の支援内容を解説

令和7年度補正CEV補助金 主な対象車両と補助金額一覧

次世代自動車振興センターが公表している「銘柄ごとの補助金交付額」(別表1)をもとに、令和8年1月1日〜3月31日登録分の主な対象車両と補助金額(自家用・千円単位)を、国産・輸入別に整理しました。

【重要】以下は代表的な車種・グレードの抜粋です。全車種・全グレードの補助額は次世代自動車振興センターの公式サイトでご確認ください。補助額はグレード・類別によって異なる場合があります。

出典:令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額(R8.1.1〜R8.3.31登録分)

【国産メーカー】EV(電気自動車)の補助金額(R8.1.1〜3.31登録)

メーカー車名(主なグレード)補助金額(千円)
トヨタbZ4X(G/Z・2WD/4WD)1,300(最大130万円)
トヨタbZ4X Touring Z(FWD/4WD)1,300(最大130万円)
日産アリア B6・B9・B6 e-4ORCE 等1,290(最大129万円)
日産アリア NISMO B9 e-4ORCE1,032(103.2万円)
日産リーフ(S/X/G/NISMO/AUTECH)1,290(最大129万円)
日産リーフ e+(X/G/AUTECH)1,290(最大129万円)
スバルSOLTERRA ET-SS(一部グレード)1,280(128万円)
スバルSOLTERRA ET-HS(一部グレード)880(88万円)
スズキe ビターラ X・Z(2WD/4WD)1,270(127万円)
ホンダHonda e Advance1,290(129万円)
マツダMAZDA MX-30 EV MODEL(各グレード)870(87万円)
レクサスUX 300e Version C・L900(90万円)
レクサスRZ300e・350e・450e version L900(90万円)
レクサスRZ 450e First Edition / RZ550e〜600e F SPORT720(72万円)

【輸入メーカー】EV(電気自動車)の補助金額(R8.1.1〜3.31登録)

メーカー車名(主なグレード)補助金額(千円)
テスラモデル3 RWD・AWD ロングレンジ・パフォーマンス(類別0003等)1,270(127万円)
テスラモデルY RWD(類別0003)・AWD ロングレンジ・パフォーマンス1,270(127万円)
テスラモデルY RWD(旧型)870(87万円)
テスラモデルS / モデルS Plaid696(69.6万円)
テスラモデルX / モデルX Plaid536(53.6万円)
ヒョンデIONIQ 5(Voyage/Lounge・FWD/AWD)870(87万円)
ヒョンデIONIQ 5 N670(67万円)
ヒョンデKONA(Casual/Voyage/Lounge 等)670(67万円)
アウディA6 Sportback/Avant e-tron(performance等)688〜1,008(68.8〜100.8万円)
アウディQ4 e-tron / Q4 Sportback e-tron860(86万円)
アウディQ6 e-tron(一部グレード)860(86万円)
アウディQ6 e-tron quattro / SQ6 e-tron688(68.8万円)
BMWi4 eDrive 35・40(一部)650(65万円)
BMWi4 eDrive 40 M Sport(類別2001〜2004)850(85万円)
BMWi5 eDrive40(類別0011〜0024)680(68万円)
BMWiX1 eDrive20 / xDrive30650(65万円)
BMWiX xDrive60 M Sport680(68万円)
BYDATTO 3 / SEAL / SEALION 7 / DOLPHIN350〜450(35〜45万円)
メルセデス・ベンツEQA 250+ / EQB 250+860(86万円)
メルセデス・ベンツEQB 350 4MATIC / EQE 350 4MATIC SUV 等528〜660(52.8〜66万円)
フォルクスワーゲンID.4 Lite / Pro660〜860(66〜86万円)
ボルボEX30(Plus/Ultra)・EX40・C40 Recharge360〜460(36〜46万円)
MINICooper E / SE / Aceman E / SE / Countryman E450〜650(45〜65万円)
アルファロメオジュニア エレットリカ Premium890(89万円)
ジープアベンジャー Altitude / Launch Edition / Lake890(89万円)
シトロエンE-C4 MAX / SHINE890(89万円)
プジョーe-208 Allure・GT / e-2008 GT / E-3008 GT890(89万円)
FIAT600e La Prima(各仕様)890(89万円)
ポルシェMacan(各グレード)120〜200(12〜20万円)
ポルシェTaycan(各グレード)120(12万円)
ロータスエレトレ / エメヤ(各グレード)120(12万円)
GMCADILLAC LYRIQ SPORT312(31.2万円)
⚠ メーカー希望小売価格(税抜)が840万円以上の高額車両は、算定された補助額に価格係数0.8を乗じた金額が補助されます。上表の一部車種(レクサスRZの上位グレード、ポルシェTaycan、ロータスなど)はこの調整の影響を受けています。

令和8年4月1日以降の登録分(R8.4.1〜)の主な変更点

令和8年4月1日以降の登録分は、メーカーの取組評価が再実施され、一部車種で補助額が増額または新規追加されました。同時に、令和9年1月1日以降の登録分は補助額が縮小される車種があります。

出典:令和7年度補正CEV補助金 銘柄ごとの補助金交付額(R8.4.1〜登録分)

【R8.4.1〜 主な変更・新規追加のポイント】
  • スバル SOLTERRA 全グレードが129万円に統一(R8.1〜3月のET-HSの一部88万円→129万円へ)
  • スバル TRAILSEEKER(新車種)が追加:129万円(ET-SS/ET-HS各グレード)
  • テスラ モデルS・モデルXが大幅増額:101.6万円(R8.1〜3月の69.6万円・53.6万円から上昇)
  • ホンダ INSIGHT・Super-ONE(新車種)が追加:130万円
  • レクサス ES350e / ES500e(新車種)が追加:130万円
  • Kia PV5 パッセンジャー(新車種・5/26以降登録分):26万円
  • シトロエン e-C3(新車種):49万円/DS DS N°8 ETOILE AWD(新車種):55.2万円
  • メルセデス・ベンツ CLA 200/250+ with EQ Technology(新車種・7/28以降):98万円
  • BMW iX3 50 xDrive(新車種):54.4万円

車名(代表グレード)R8.1〜3月R8.4.1〜12.31R9.1.1〜
トヨタ bZ4X Z / Z Touring(全グレード)130万円130万円130万円
ホンダ INSIGHT / Super-ONE(新)130万円130万円
レクサス ES350e / ES500e(新)130万円130万円
スバル SOLTERRA ET-SS(全グレード)128万円129万円129万円
スバル SOLTERRA ET-HS(旧88万円グレード)88万円129万円129万円
スバル TRAILSEEKER ET-SS/HS(新車種)129万円129万円
テスラ モデルS / モデルS Plaid69.6万円101.6万円101.6万円
テスラ モデルX / モデルX Plaid53.6万円101.6万円101.6万円
Kia PV5 パッセンジャー(5/26登録〜)26万円26万円
シトロエン e-C3 MAX / PLUS(新車種)49万円49万円
メルセデス・ベンツ CLA 200/250+(7/28登録〜)98万円98万円
日産 アリア B6・B9 系(主要グレード)129万円129万円100万円(縮小)
日産 リーフ B5・B7 系(主要グレード)129万円129万円100万円(縮小)
スズキ e ビターラ(X・Z)127万円127万円98万円(縮小)
日産 アリア/リーフ NISMO103.2万円103.2万円80万円(縮小)
令和9年1月1日以降の登録では、日産・スズキの一部車種で補助額が最大29万円縮小されます。加えて、令和7年度補正CEV補助金そのものの申請受付が令和8年12月上旬〜下旬に終了する見込みです。これらの車種を検討している方は、2026年内の登録と申請完了を目指すのが得策です。全車種の正確な補助額は次世代自動車振興センターの公式一覧でご確認ください。

令和9年度(2027年度)のCEV補助金はどうなる?概算要求は1,100億円

令和9年度のCEV補助金は、経済産業省が2026年8月末の概算要求で1,100億円を要求しています。令和7年度補正予算と同額の規模で、GX経済移行債を財源とする「GX推進対策費」の枠内に位置づけられました。令和9年度の概算要求では、これまで年末の補正予算で措置されてきた事業を当初予算に一本化する方針が示されており、CEV補助金もその一つです。

【令和9年度概算要求におけるCEV関連予算】
事業名令和9年度概算要求額参考(令和7年度補正)
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金1,100億円1,100億円
クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金426億円500億円
経済産業省は、令和9年度の補助額の決め方について「車両性能のほか、充電インフラ整備、バッテリー等の車両の主要部品やその原材料となる重要鉱物の安定確保に向けた取組等、メーカーの取組を総合的に評価した上で各車種の補助額を決定する」としています。あわせて、高額な車種への補助額を抑制する措置も引き続き講じる方針です。

出典:経済産業省「令和9年度 経済産業省関係 概算要求等概要」

ただし、概算要求はあくまで各省庁が財務省に提出する「要求」の段階です。年末に政府予算案が閣議決定され、国会審議を経て成立するまで金額は確定しません。令和9年1月以降に登録する車両の補助制度は、この令和9年度予算の成立を待つ必要があります。令和7年度補正CEV補助金の受付が12月に終了した場合、そこから次の制度の受付開始までに空白期間が生じる可能性がある点は、購入時期を考えるうえで押さえておきたいポイントです。

都道府県・自治体のEV補助金との併用は可能?(東京都・埼玉県など)

国のCEV補助金と地方公共団体の独自補助金は原則として併用可能です。東京都・埼玉県・神奈川県・群馬県など多くの都道府県が独自のEV購入補助金を設けており、組み合わせることで実質的な自己負担を大きく減らせます。

特に手厚いのが東京都です。2026年6月24日、東京都はZEV車両購入補助金の上限額を引き上げると発表し、2026年7月1日以降に初度登録されたEVは最大130万円、PHEVは最大115万円、FCVは最大225万円の補助が受けられるようになりました。国のCEV補助金と単純合算するとEVで最大260万円という水準です。申請受付は令和9年3月31日までですが、こちらも予算枠に達した時点で終了します。

【主な都道府県のEV補助金(参考)】
自治体主な独自補助金の概要
東京都令和8年度ZEV車両購入補助金。EV最大130万円・PHEV最大115万円・FCV最大225万円(2026年7月1日以降登録分)。申請窓口はクール・ネット東京
埼玉県埼玉県低炭素社会づくり推進事業補助金など(年度ごとに要件確認が必要)
群馬県・その他各都道府県の環境・省エネ担当窓口で確認
⚠ 各自治体の補助金制度は年度ごとに内容・要件が変わります。お住まいの自治体の制度は、次世代自動車振興センターの地方自治体支援制度一覧と各自治体の公式サイトでご確認ください。

東京都の補助金の詳細は下記の記事で解説しています。

東京都のEV補助金が最大130万円に増額!令和8年度ZEV車両購入補助金の対象車種・条件・申請方法【2026年最新】

V2H・充電設備の補助金はどうなっている?

車両向けのCEV補助金とは別に、充電設備やV2H充放電設備にも国の補助金が用意されています。令和7年度補正予算では「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金」に約500億円が措置されました。ただし、V2H充放電設備・外部給電器の交付申請受付は2026年8月27日に終了しています。

【令和7年度補正 充電インフラ側の受付状況(2026年9月時点)】
補助メニュー受付状況
V2H充放電設備・外部給電器2026年8月27日で交付申請受付終了
戸建て住宅充電用コンセント申請受付期間中
充電設備 第1期・第2期申請提出期間は終了
車両の購入とあわせて自宅の充電環境を整えたい方は、受付中のメニューがあるうちに手配を進めましょう。

2026年クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金とは

V2H補助金の制度内容や次年度以降の見通しについては、次の記事で詳しく解説しています。

【2026年・令和8年】V2H補助金は最大130万円!いつまで申請できる?個人宅の要件・申請方法を応募要領から徹底解説

特定車種の補助額はどこで確認できる?(ソルテラ・bZ4Xなど)

特定車種の補助額は、次世代自動車振興センターの「補助対象車両一覧」で確認するのが最も確実です。補助額は車種・グレード・登録時期によって異なるため、購入前の確認は欠かせません。

【車種別の補助額を確認する手順】
  1. 次世代自動車振興センター公式サイト(https://www.cev-pc.or.jp/)にアクセス
  2. 「補助対象車両一覧」のページを開く(R8.1〜3月登録分と R8.4.1以降登録分は別PDF)
  3. 車種名・メーカー名・グレード・類別で検索し、補助額を確認する
ディーラーでも確認できますが、公式サイトで最終確認することをおすすめします。

CEV補助金の申請スケジュールを示した図

出典:CEV補助金(車両)のご案内

申請時の注意点

CEV補助金は、車両を登録しただけで自動的に受け取れる制度ではありません。申請には登録・支払いに関する証明書類が必要で、車両登録から原則1か月以内に手続きを完了させる必要があります。

FAQでは「車両の登録(届出)と支払い手続が済んでいれば、納車前でも申請可能」とされています。一方、申請期限を過ぎてしまった場合はセンターへの個別相談が必要です。

必要書類や申請方法は購入形態(個人・法人・リース)で異なります。販売店やリース会社任せにせず、申請者自身も最新の応募要領を確認しておくと安心です。とくに2026年は受付終了見込みが示された年です。書類の不備で再提出になれば、その間に予算額へ達してしまうおそれもあります。


CEV補助金に関するよくある質問



CEV補助金(令和8年度)はいつまで申請できますか?


次世代自動車振興センターと経済産業省が2026年9月4日に公表した見通しでは、令和7年度補正CEV補助金の申請受付終了見込み時期は令和8年12月上旬〜12月下旬目処です。終了時期は今後の申請状況により前後する可能性があります。申請書は事務局への到着日で先着順に受け付けられ、予算額に達した場合は、予算額に達した日の前日をもって申請受付が終了します。




CEV補助金の予算残高や消化状況は公表されていますか?


車両向けのCEV補助金について、予算残高や申請件数の金額ベースの数値は公表されていません。公表されているのは予算総額の約1,100億円と、2026年9月4日時点の申請受付終了見込み時期(令和8年12月上旬〜下旬目処)です。残枠の金額を根拠に判断することはできないため、購入・登録が決まったら早めに申請することをおすすめします。




令和9年度(2027年度)のCEV補助金はどうなりますか?


経済産業省は令和9年度の概算要求で、クリーンエネルギー自動車導入促進補助金として1,100億円を要求しています(令和7年度補正と同額)。充電・充てん設備等導入促進補助金は426億円です。ただし概算要求は要求段階であり、年末の政府予算案の閣議決定と国会審議を経て成立するまで金額や制度内容は確定しません。令和9年1月以降に登録する車両については、次の予算による制度の開始時期を確認する必要があります。




令和9年1月以降はCEV補助金が減額されるのですか?


令和7年度補正CEV補助金では、令和9年1月1日以降に登録される車両について一部の車種で補助額が縮小されます。日産アリア・リーフは129万円から100万円へ、スズキ e ビターラは127万円から98万円へ、日産アリア/リーフのNISMOは103.2万円から80万円へ引き下げられます。加えて、申請受付自体が令和8年12月上旬〜下旬に終了する見込みのため、これらの車種を検討している方は2026年内の登録と申請完了を目指すのが得策です。




エコカー補助金とCEV補助金は同じ制度ですか?


別の制度です。「エコカー補助金」は2009〜2012年頃に実施されていた買い替え促進のための補助制度で、現在は終了しています。現行の国の自動車補助金は「CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)」が正式名称で、EV・PHEV・FCV・電動二輪などが対象です。「エコカー補助金 2026」と検索している方は、このCEV補助金が該当します。




2026年(令和8年)のEV補助金はいくらもらえますか?


2026年1月1日以降に新車新規登録されるEVの補助上限額は最大130万円です(2025年までは90万円)。軽EVは58万円で据え置き、PHEVは最大85万円へ増額、FCVは2026年4月1日以降の登録分から150万円になりました。ただし上限額は「最大」であり、実際の交付額は車種・グレード・メーカーの取組評価によって決まります。購入予定車両の金額は次世代自動車振興センターの補助対象車両一覧で確認してください。




PHEVへの補助金(令和8年度)はいくらですか?


令和8年1月1日以降の新車新規登録分について、PHEVの補助上限額は最大85万円です(2025年までの60万円から25万円増額)。実際の補助額は車種・グレードごとに異なります。令和8年4月1日以降の登録分については、再評価後の補助額が銘柄ごとに公表されています。東京都の場合はさらに都のZEV補助金(PHEV最大115万円)と併用できます。




FCV(燃料電池自動車)の補助上限額はどうなりましたか?


FCVの補助上限額は従来の255万円から150万円に減額されました。ただし年度途中の不利益変更を避けるため、2026年3月31日以前登録分は従来の255万円が維持され、2026年4月1日以降の登録分から新たな150万円の上限が適用されます。トヨタMIRAI・クラウン Z(FCV)、ヒョンデNEXO、ホンダCR-V e:FCEVはR8.4.1以降の登録で150万円が交付されます。




東京都などの自治体補助金と国のCEV補助金は併用できますか?


原則として、国のCEV補助金と地方公共団体の独自補助金は併用できます。東京都は2026年6月24日にZEV補助金の上限をEV最大130万円へ引き上げると発表し、7月1日以降に登録したEVは国の補助と合算で最大260万円の補助を受けられます。埼玉県・群馬県などでも独自のEV購入補助金があります。ただし制度内容は年度ごとに変わり、自治体側も予算枠に達すると受付を終了するため、お住まいの都道府県・市区町村の公式サイトで最新情報をご確認ください。




個人事業主でもCEV補助金を申請できますか?


はい、個人事業主も自家用車両を購入する場合はCEV補助金の対象となります。ただし、事業用車両(緑ナンバー・黒ナンバー等)は対象外です。業務に使用する場合でも、自家用登録の車両であれば申請できます。法人名義で購入する場合は「法人(販売店購入)」または「法人(リース契約)」の応募要領を確認してください。詳細は次世代自動車振興センターにご確認ください。




CEV補助金の交付までどれくらい時間がかかりますか?


2026年8月6日に次世代自動車振興センターが公表したお知らせによると、大量の申請を順次審査しているため、申請書類の到着から交付決定までの期間は概ね3〜4か月程度かかる見込みです。不備がある場合はさらに期間が延びます。申請の受付状況は「審査状況確認【R7補正】」のオンラインシステムで確認でき、受付の翌日には反映されます。なお、2026年8月31日に交付申請書の様式が差し替えられているため、申請時は最新様式を使用してください。




補助金を受けた車両には保有義務がありますか?売却するとどうなりますか?


はい、補助金を受けた車両には原則4年間の保有義務があります(軽自動車・小型自動車・ミニカーの一部は3年間)。期間内に売却・廃車する場合は、処分の前に財産処分の承認手続きが必要で、補助金の全部または一部を返納しなければなりません。また、処分した車両の補助金返納が完了するまで、新たに購入した補助対象車両への補助金は交付されません。手続きには時間がかかるため、早めの相談をおすすめします。お問合せはCEV補助金お問合せ窓口(TEL:0570-001-136、受付時間 10:00〜12:00・13:00〜16:00/土日祝・年末年始休み)へ。



参考:CEV補助金(車両)FAQ

まとめ

クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)は、EV・PHEV・FCVの導入を後押しする国の補助制度です。2026年は補助上限額が引き上げられた一方で、申請受付の終了見込み時期が公表された年でもあります。ポイントを整理します。

  • 受付終了見込み:令和8年12月上旬〜12月下旬目処(2026年9月4日公表)。申請書は事務局への到着日で先着順、予算額に達した日の前日で受付終了
  • 予算残高:金額は非公表。約1,100億円の総額と終了見込み時期のみが公表されている
  • 2026年の上限額:EV 90万円→130万円、PHEV 60万円→85万円、軽EV 58万円据え置き、FCV 255万円→150万円(4月以降)
  • 申請期限:初度登録から原則1か月以内。受付当初の経過措置(2026年5月31日まで)は終了済み
  • 交付までの期間:申請書類到着から交付決定まで概ね3〜4か月。2026年8月31日に申請書様式が差し替えられているため最新様式を使用
  • 国産EVの主な補助額:トヨタ bZ4X・日産 リーフ/アリア・スズキ e ビターラは127〜130万円。マツダ MX-30は87万円。レクサス RZ系は72〜90万円
  • 輸入EVの主な補助額:テスラ モデル3・モデルY(対象類別)は127万円。ヒョンデ IONIQ 5は87万円。BYDは35〜45万円
  • R8.4月以降の変化:スバル SOLTERRA 全グレードが129万円に統一。TRAILSEEKER 129万円、ホンダ INSIGHT・Super-ONE、レクサス ES350e/500e が130万円、テスラ モデルS/X が101.6万円に増額
  • 令和9年1月以降の縮小:日産アリア・リーフは129万円→100万円、スズキ e ビターラは127万円→98万円
  • 令和9年度概算要求:CEV補助金1,100億円、充電・充てん設備等426億円。成立は年末の政府予算案と国会審議を経てから
  • 東京都との併用:2026年7月1日以降登録分でEV最大130万円の都補助。国と合算で最大260万円
  • V2H:令和7年度補正のV2H充放電設備・外部給電器は2026年8月27日で受付終了。戸建て住宅充電用コンセントは受付中
  • 保有義務:原則4年間(軽・小型・ミニカーの一部は3年)。期間内の処分は事前手続きと返納が必要
  • 個人事業主も対象:自家用登録車両であれば申請可能(事業用車両は対象外)

2026年のCEV補助金は「金額は増えたが、締切が近づいている」制度です。購入を検討している方は、登録日と申請書の到着日から逆算し、最新の補助対象車両一覧と応募要領を確認したうえで手続きを進めましょう。

公式ページを確認する

無料で相談する

▼▼▼日々配信中!無料メルマガ登録はこちら▼▼▼
メルマガ会員登録する

関連記事