「東京ゼロエミポイントは何回まで使える?」「エアコンは何台まで対象?」「LED照明は写真がいるって本当?」「引っ越し予定でも使える?」——東京ゼロエミポイントを使う前に、こうした細かい疑問でつまずく方は少なくありません。せっかくの制度も、台数制限や店舗のルール、必要書類を知らないと、値引きを取りこぼしてしまうこともあります。
東京ゼロエミポイントは、都民が省エネ家電に買い替えると、購入時にその場で最大80,000円分が値引きされる制度です。2026年2月に事業延長が正式決定し、2027年3月31日まで実施されます。この記事では、回数・台数・上限・対象店舗・引っ越し・LED写真の撮り方といった「使いこなしのコツ」に絞って、東京ゼロエミポイントで得するポイントを解説します。制度の基本や値引き額の一覧は、あわせて基本解説記事もご覧ください。
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この記事の目次
東京ゼロエミポイントは何回まで使える?一人一回だけ?
東京ゼロエミポイントに申請回数の制限はありません。「一人一回だけ」といった誤解を持たれる方もいますが、対象期間中(2027年3月31日まで)であれば、買い替えた分だけ何度でも値引きを受けられます。1台目のエアコンを買った翌月に冷蔵庫を買い替えても、両方で値引きが適用されます。
補助額(値引き額)にも総額の上限はありません。冷蔵庫は最大80,000円分、エアコンは最大70,000円分(高齢者・障害者は一律80,000円分)、給湯器は最大22,000円分、LED照明は器具1台あたり最大3,000円分の値引きが、購入するたびに受けられます。複数の対象家電をまとめて買い替えれば、値引き額もその分だけ大きくなります。
エアコン・冷蔵庫・LED照明は何台まで対象?
エアコン・冷蔵庫・給湯器は台数の上限がありません。1LDKでエアコン2台、寝室・リビング・書斎で3台まとめて買い替えても、すべてに値引きが適用されます。LED照明器具のみ、1会計につき5台までの制限があります。ただし、5台を超えて交換したい場合も、会計を分ければ引き続き対象になります。たとえばリビング・寝室・玄関・廊下・トイレ・洗面所の6台をLEDに買い替えたい場合、5台と1台に分けて会計すればすべてポイントが付きます。
- 申請回数の制限なし(対象期間中は何度でも利用可能)
- 補助額(値引き額)に総額の上限なし
- エアコン・冷蔵庫・給湯器は台数制限なし
- LED照明器具のみ1会計5台まで(会計を分ければ追加可)
- 都内の複数の住所に設置する場合は、住所ごとに申請が必要
家電別の値引き額(ポイント額)はいくら?
東京ゼロエミポイントの値引き額は、家電の種類と省エネ性能で決まります。エアコンと冷蔵庫は、製造から15年以上経過した家電からの買い替えでポイントが上乗せされます。2026年に購入する場合、2011年以前に製造された家電が「長期使用家電」に該当します。
| 家電 | 買い替え条件 | 値引き額(最大) |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(501L以上・多段階評価3.0) | 長期使用(15年以上) | 80,000円分 |
| 冷蔵庫(501L以上・多段階評価3.0) | 通常買い替え/新規購入 | 26,000円分 |
| エアコン(多段階評価3.0・APF6.6以上) | 長期使用(15年以上) | 70,000円分 |
| エアコン(同上) | 通常買い替え/新規購入 | 28,000円分 |
| エアコン★3.0以上 | 65歳以上・障害者手帳所持者 | 80,000円分(一律) |
| エコキュート・ハイブリッド給湯器等 | 買い替え | 12,000〜22,000円分 |
| LED照明器具 | 買い替え(1会計5台まで) | 1台あたり最大3,000円分 |
冷蔵庫やエアコンで最大額を狙うなら、買い替え前の家電が15年以上経過しているかどうかがカギです。銘板に記載された製造年で確認できるため、購入前にチェックしておきましょう。
65歳以上・障害者は一律80,000円分の特別枠がある
2025年8月30日から、満65歳以上または障害者手帳をお持ちの都民は、多段階評価点★3.0以上のエアコン購入で一律80,000円分の値引きが受けられます。長期使用家電からの買い替えでなくても、新規購入でも対象です。夏の熱中症対策として東京都が拡充した支援措置です。
購入時に、本人確認証(運転免許証など年齢が確認できるもの)または障害者手帳の提示が必要です。また、設置場所は自らの居住地(都内の住宅)に限られます。ご本人が高齢や障害により購入・申請が難しい場合は、代理人による申請も可能です。この場合、代理人の本人確認証と委任状(指定様式)を用意してください。
対象製品と登録販売店はどう調べる?ネット通販は使える?
値引きが受けられるのは、事業に登録された「登録販売店」で、対象製品を購入した場合のみです。対象製品は公式サイトの「対象製品の検索」、店舗は「登録販売店の検索」で事前に確認できます。家電量販店では「ゼロエミポイント対象」と表示されていることも多いですが、購入前に公式サイトでチェックしておくと安心です。
ネット通販については、登録事業者のネットショップであれば対象になる場合があります。ただし、同じ系列でも実店舗は登録済みだがネット部門は対象外というケースもあるため、購入前に各店舗のゼロエミポイント対応状況を必ず確認してください。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、ヤマダデンキ、ジョーシン、コジマ、エディオン、ノジマなど大手家電量販店の多くが登録販売店になっています。
LED照明の買い替えに必要な写真の撮り方
LED照明器具への買い替えでは、買い替え前の照明器具が住居内に設置されている状態の写真が必要です。取り外して床に置いた状態や、共用部(マンションの廊下・エントランスなど)の照明は対象外になります。
撮影のコツは、天井や壁に取り付けられた状態が明確にわかる角度で、部屋の一部と一緒に写すことです。器具単体のアップだけでなく、周囲の壁や天井が写り込むように撮ると認められやすくなります。LED照明は「LED以外の照明器具からの買い替え」が条件で、LEDからLEDへの買い替えは対象外です。銘板シールに製造年の記載がない場合は、事務局に問い合わせれば型番や製造番号で調べてもらえます。
長期使用家電(15年以上)からのエアコン・冷蔵庫買い替えでも写真が必要で、製造年がわかる銘板の写真と屋内設置の全体写真の2点を用意します。屋外や倉庫に放置された状態の写真は無効になるため、必ず設置場所で撮影してください。
電気代はどのくらい下がる?
東京ゼロエミポイントの魅力は、購入時の値引きだけではありません。省エネ性能の高い家電に買い替えることで、日々の電気代も下がります。東京都によると、10年前のエアコンから最新の省エネモデル(冷房能力2.8kW)に買い替えると、年間の電気代は約5,100円削減できるとされています。
冷蔵庫も10年前のモデルから最新型へ買い替えると、消費電力量が約40〜50%削減できるとされ、年間の電気代で数千円の節約になります。エアコンと冷蔵庫は消費電力が大きいため、省エネモデルへの買い替え効果が特に大きい家電です。値引きで初期費用を抑えつつ、長期的な電気代も削減できるのが、省エネ家電への買い替えの大きなメリットです。
冷蔵庫・エアコンそれぞれ、他の補助金と組み合わせて使える場合もあります。以下の記事もあわせてご覧ください。
東京ゼロエミポイントを活用する4つのコツ
日常生活で家電を何台も買い替える機会は多くありません。だからこそ、1台の買い替えでもしっかり得をするために、以下のコツを押さえておきましょう。
①家電の寿命を把握して計画的に買い替える
東京ゼロエミポイントを賢く使うには、家電の寿命を把握することが大切です。冷蔵庫やエアコンは約10年が寿命の目安で、使い続けると故障のリスクが高まります。故障してからでは急な出費になりがちですが、故障前に買い替えれば、値引きを受けながら計画的に製品を選べます。15年以上経過した家電なら、長期使用家電の上乗せ値引きも狙えます。
②省エネ性能の高い家電を選ぶ
省エネ家電は初期費用がかかるものの、長期的にはお得な選択肢です。東京ゼロエミポイントは省エネ性能が高い家電ほど値引き額が大きくなるため、電気代の削減と大きな値引きを同時に得られます。統一省エネラベルの多段階評価点(★の数)やエアコンのAPF(通年エネルギー消費効率)を確認し、多段階評価点3.0以上・APF6.6以上を目安に選びましょう。
③販売店のキャンペーンと組み合わせる
東京ゼロエミポイントの値引きに加え、販売店独自のキャンペーンやセールを併用できる場合があります。たとえばビックカメラでは自社のキャンペーンと組み合わせて最大11万円引きの事例が紹介されています。各店舗のチラシやウェブサイトをチェックし、セールのタイミングに合わせて購入すれば、さらにお得に買い替えられます。
④複数の店舗で価格を比較する
同じ家電でも、店舗によって本体価格やキャンペーン内容は異なります。値引き前の本体価格が安い店舗を選べば、東京ゼロエミポイントの値引きと合わせて総額をさらに抑えられます。登録店舗を複数比較して、最もお得な店を見つけましょう。
東京ゼロエミポイントを使うときの注意点
東京ゼロエミポイントには、対象外となるケースや事前確認が必要な点があります。申請不備で値引きを受けられないことがないよう、以下を押さえておきましょう。
法人・賃貸オーナーは対象外
東京ゼロエミポイントは個人の都民のみが対象で、法人名義での申請はできません。個人が購入した場合でも、事業を実施する事務所等への設置は対象外です。また、賃貸物件の設備としてオーナーが購入する場合や、別居する親族の住居への設置も対象外となります。ただし、自分が居住する都内の賃貸住宅に設置する家電であれば、賃貸住まいの方でも利用できます。
引っ越し予定・都外設置は使えない
対象となるのは、都内に住所がある個人が都内の住宅に設置する場合です。設置場所が東京都外の場合は、申請者が都内在住であっても対象外です。都外への引っ越し先に設置する予定の家電は対象になりません。都内から都内への引っ越しであれば、引っ越し先での設置に使えますが、住所の証明書類は購入時点で有効な住所(引っ越し前 or 後)に合わせて用意してください。
買い替え前の家電の証明写真が必要な場合がある
製造から15年以上経過した家電からの買い替えや、LED照明器具への買い替えでは、買い替え前の家電の写真が必要です。長期使用家電は製造年がわかる銘板の写真と屋内設置の全体写真、LED照明は買い替え前の器具が住居内に設置されている状態の写真を用意します。取り外し済みや共用部の照明は対象外となるため、購入前に撮影しておきましょう。
都の同種の助成金とは併用できない
東京ゼロエミポイントは、東京都や公社が実施する助成対象が同一の同種の助成金等とは併用できません。一方で、国の補助金(給湯省エネ事業など)や販売店独自のキャンペーンとは組み合わせられる場合があります。複数の制度を検討している場合は、事前に併用の可否を確認しておくと安心です。
予算がなくなると期間内でも終了する
東京ゼロエミポイントの対象販売期間は2027年3月31日までですが、予算の消化状況により、期日より前に終了する可能性があります。過去の申請実績は、2024年10月〜2025年3月で35万台超、2025年4月〜9月で47万台超と利用が急拡大しています。気になる家電があれば、早めの購入を検討しましょう。
東京ゼロエミポイントの活用に関するよくある質問
東京ゼロエミポイントは何回まで使えますか?一人一回だけですか?
申請回数に制限はありません。「一人一回だけ」といったルールはなく、対象販売期間(2027年3月31日まで)であれば、買い替えた分だけ何度でも値引きを受けられます。補助額の総額にも上限はないため、複数回・複数台の買い替えでもその都度お得になります。
エアコンやLED照明は何台まで対象になりますか?
エアコン・冷蔵庫・給湯器は台数の上限がなく、何台でも対象です。LED照明器具のみ1会計につき5台までで、5台を超える場合は会計を分ければ追加で申請できます。LED照明は申請台数分の設置状態の写真が必要です。
東京ゼロエミポイントに補助額の上限はありますか?
1回あたりの補助額に総額の上限はありません。製品ごとに値引き額(ポイント数)が決まっており、冷蔵庫は最大80,000円分、エアコンは最大70,000円分(65歳以上・障害者のエアコン購入は一律80,000円分)、給湯器は最大22,000円分、LED照明は1台あたり最大3,000円分です。複数台を購入すれば、それぞれの値引き額が合計されます。
長期使用家電とは製造から何年以上のことですか?
製造年から起算して15年以上経過したエアコン・冷蔵庫が長期使用家電に該当します。2026年に購入する場合、2011年以前に製造された製品からの買い替えが対象です。銘板(製造番号・製造年が記載されたシール)で確認できます。長期使用家電からの買い替えは、通常買い替えより大幅にポイントが上乗せされます。
LED照明への買い替えでは写真をどう撮ればよいですか?
買い替え前の照明器具が住居内に設置されている状態の写真を用意してください。天井や壁に取り付けられた状態が明確にわかる角度で、部屋の一部と一緒に写します。取り外して床に置いた状態の写真や、マンションの廊下・エントランスなど共用部の照明は対象外です。LED照明はLED以外の照明器具からの買い替えが条件で、LEDからLEDの買い替えは対象になりません。
65歳以上や障害者は特別な支援がありますか?
2025年8月30日から、満65歳以上または障害者手帳をお持ちの都民は、多段階評価点★3.0以上のエアコン購入で一律80,000円分の値引きが受けられます。長期使用家電からの買い替えでなくても、新規購入でも対象です。購入時に本人確認証または障害者手帳の提示が必要で、設置場所は自らの居住地(都内の住宅)に限られます。
ネット通販での購入も対象になりますか?
登録事業者のネットショップであれば対象になる場合があります。ただし、同じ系列店でも実店舗は登録済みだがネット部門は対象外というケースもあるため、購入前に各店舗のゼロエミポイント対応状況を確認してください。対象は登録店舗での購入に限られます。
法人でも東京ゼロエミポイントは使えますか?
使えません。東京ゼロエミポイントは個人の都民のみが対象で、法人名義での申請はできません。個人が購入した場合でも、事業を実施する事務所等への設置は対象外です。
引っ越し予定でも東京ゼロエミポイントは使えますか?
対象となるのは、都内に住所がある個人が都内の住宅に設置する場合です。設置場所が東京都外の場合は、申請者が都内在住であっても対象外です。都内から都内への引っ越しであれば、引っ越し先での設置に使えますが、住所の証明書類は購入時点で有効な住所に合わせて用意してください。
東京ゼロエミポイントはいつまで使えますか?
対象となる販売期間は、通常買い替え・長期使用家電からの買い替え・新規購入・高齢者障害者のエアコン購入支援いずれも2027年3月31日までです。2026年2月18日の東京都の発表で、事業延長が正式に決定しました。ただし予算の消化状況により、期日より前に終了する可能性があるため、早めの利用がおすすめです。
まとめ
東京ゼロエミポイントは、回数・台数・補助額に上限がなく、対象期間中は買い替えた分だけお得になる制度です。LED照明の1会計5台まで、法人・賃貸オーナー・都外設置は対象外といったルールを押さえ、対象製品と登録店舗を事前に確認すれば、値引きを取りこぼす心配はありません。2025年8月からは65歳以上・障害者向けにエアコン一律80,000円分の値引きも始まり、活用しやすさがさらに向上しています。
省エネ家電への買い替えは、購入時の値引きだけでなく年間の電気代削減にもつながります。家電の寿命や省エネ性能、購入する店舗をしっかり比較検討し、この機会にご自宅の家電を見直してみてはいかがでしょうか。
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