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▼7月13日更新
※新型コロナの感染が再拡大する中で、政府は「全国旅行支援」の実施を見送る方針です。それにともない、記事内容を更新しました。
新型コロナの感染再拡大により、実施を当面見送る調整に入ったと伝えられる「全国旅行支援」。
この全国旅行支援は、国が都道府県を通じて、旅行代金の最大40%を割引する観光支援事業です。
県内のみを対象エリアとする県民割と違い、全国旅行支援では、全国が旅行先の対象となり、受けられる支援の額も増えています。今回は、現在実施中の県民割と、全国旅行支援についてまとめました。
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この記事の目次
全国旅行支援 開始はいつから?
観光庁が、新たな観光需要喚起策である「全国旅行支援」の導入を発表した際、「6月中の感染状況を見極めた上で、感染状況の改善が確認できれば、7月前半より全国を対象とした観光需要喚起策を実施」するとしていました。
感染状況をみてみると、全国的に新規感染者数が上昇傾向に転じたという分析結果が6月30日に報告されてから、7月12日には、全国で新たに7万6011人が確認され、九州など12県で過去最多を更新しました。1日当たりの感染者数が7万人を超えるのは3月3日以来約4カ月ぶりとなります。
政府はこうした新型コロナの感染再拡大を受け「全国旅行支援」の実施を当面、見送る方針を固めた、とNHKなどが報じています。夏休みを前に、旅行支援の具体的な日程が発表されず不透明な状態が続いていましたが、今夏は実施されないということで決着がつきそうです。
参考:毎日新聞 全国で新たに7万6011人感染確認 12県で過去最多更新
参考:NHK NEWS WEB 「全国旅行支援」コロナ再拡大で見送りへ 県民割8月末まで
県民割の対象となる旅行とは
県民割とは、現在実施中の「地域観光事業支援」のことで、7月14日(7月15日チェックアウト)まで利用できます。政府は、全国旅行支援の開始延期に伴い、県民割の期限を8月末まで延長する方針です。
県民割の制度内容は以下のとおりです。
補助対象 | ・県民による県内旅行 ・隣接都道府県からの旅行者による県内旅行 ・地域ブロック内の都道府県からの旅行者による県内旅行 |
---|---|
補助要件 | ワクチン接種歴(3回) または 検査結果 ※同一県内旅行は知事判断により【ワクチン接種歴(2回)または 検査結果】も可 |
割引上限額 | 1泊あたり5,000円 |
クーポン券 | 最大2,000円 |
割引率 | 50% |
なお、県民割と並行して、独自のクーポン券(商品券)を配布している県もあり、県民割との併用が可能なものもあります。都道府県ごとの詳細な実施状況については、各都道府県で設置しているコールセンターまでお問い合わせください。
▼都道府県別コールセンター連絡先
出典:都道府県別コールセンター連絡先
▼「東京都」「大阪府」のキャンペーンサイト
・もっとTokyo
・大阪いらっしゃいキャンペーン2022
全国旅行支援とは 制度内容をチェック
開始延期の方向で調整されている全国旅行支援ですが、ご参考までに、制度内容を簡単にまとめました。
補助対象 | 全国の都道府県からの旅行 |
---|---|
実施期間 | |
補助要件 | ワクチン接種歴(3回) または 検査結果 |
割引上限額 | ・交通付き宿泊 8,000円 ・それ以外 5,000円 |
クーポン券 | ・平日3,000円 ・休日1,000円 |
割引率 | 40% |
最大補助額を比べてみると、県民割(割引率50%)は1泊あたり5,000円とクーポン2,000円で最大7,000円分の補助が受けられます。それに対して、全国旅行支援(割引率40%)は交通付き宿泊の場合1泊あたり8,000円、クーポンは平日なら3,000円なので、最大11,000円分の補助となります。
なお、全国旅行支援を実際に適用するかは都道府県が感染状況を見極めて判断するため、実施しないという判断をした場合は、その都道府県を目的地とする旅行は支援対象から除外されます。感染状況によっては、行きたいところの旅行代金が必ずしも割引になるとは限らない、というわけですね。
まとめ
今回は、現在実施中の県民割と、7月前半の開始をめざしていた全国旅行支援について調べてみました。
新型コロナの感染状況を踏まえ、政府は全国旅行支援の実施を見送り、現在実施している県民割の期限を来月末まで延長する方針です。
これで県民割が8月も続くことになりますが、過去の例から、感染状況によって旅行支援の中断もあり得るので、観光支援策を使った旅行を計画する場合は、情報をこまめにチェックする必要があるでしょう。