1日の感染者数が1,000人に近づいている東京都では、7月12日から4回目の緊急事態宣言が出されました。また、開催まで2週間をきったオリンピックは、首都圏1都3県での無観客開催が決まりましたが、感染が急増している東京都では、あっという間に医療がひっ迫する可能性もあり、予断を許さない状況が続いています。
今回は、新型コロナウイルス感染症患者の治療、転院患者や発熱患者の受入れなどを行う医療機関が実施する「医療崩壊」防止のための活動を支援する事業をご紹介します。医療従事者の人件費や採用費、医療従事者のメンタルケアサービス利用や休憩のための環境整備のほか、院内の感染対策などが助成対象になります。
1年以上の開業実績のある医療機関の皆さまは補助内容をご確認ください。
参考:Yahoo!基金 新型コロナウイルス感染症『医療崩壊』防止活動支援プログラム
03-6822-5976
補助金ポータル電話相談受付時間/平日
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この記事の目次
新型コロナウイルス感染症『医療崩壊』防止活動支援プログラムとは
新型コロナウイルス感染症の治療にあたる医療機関の体制強化を目的とした取り組みに対し支援を行います。参考例は以下のとおりです。
- 医療従事者の人件費や採用費(復職しやすいよう一時手当の支給など)
- 医療従事者のメンタルケアサービス利用や休憩のための環境整備
- 院内の感染対策(消毒清掃費・動線分離を行う設備工事など)
- 医療機器・医療用品などの購入(人工呼吸器・検査機器・医療用防護具など)
※これらは参考例であり、ほかの活動や使途も対象になり得ます。
人件費について、直接雇用していない職員(派遣職員等)の人件費も対象となります。
対象組織
新型コロナウイルス感染症患者の治療、転院患者や発熱患者の受入れ、自宅療養者への訪問診療、PCR検査・ワクチン接種のいずれかを行い、以下の要件を満たす医療機関が対象になります。(法人格は問いません。)
- 日本国内に所在地がある
- 1年以上の開業実績がある
- 反社会的勢力に該当しない、関わっていない
個人事業主も申請可能です。また、複数の病院にて、病院ごとの申請が可能です。
助成金額
1団体あたり助成額上限100万円
助成総額3,000万円まで採択され、助成総額に達し次第終了となります。
助成を受けるにあたっての義務
新型コロナウイルス感染症『医療崩壊』防止活動支援プログラムは、Yahoo!基金の助成事業のため、ウェブサイト等でYahoo!基金から助成を受けたことの外部公表が求められます。ホームページやSNSがないと、助成を受けるにあたっての義務(外部公表)を厳守できないため、助成対象外となります。また、Yahoo!基金より、活動の写真・動画の提供依頼が行われる場合もあります。そのほか、次のような内容が求められます。
【助成を受けるにあたっての義務】
- 申請内容通りの活動の実施
- コンプライアンスを厳守した活動の実施
- ウェブサイト等で具体的な活動内容を発信すること
- 助成金の使途を変更する場合は事前にYahoo!基金へ相談を行い、理由・背景・変更の内容及びその影響について説明するとともに、当該使途変更に関し事前にYahoo!基金の同意を得ること
- 助成金を送金する口座は、団体・法人として管理する「団体・法人名の入った口座」であること
- 活動終了後、上記最終提出期限日までに、領収証とともに活動報告書を提出すること
申請期間
隔回ごとに審査から助成決定を行います。
【第8回】
申請受付:2021年7月1日(木)〜7月31日(土)
結果連絡:2021年8月20日(金)予定
助成金振込:2021年8月31日(火)予定
報告書提出:2021年12月28日(火)
【第9回】
申請受付:2021年9月1日(水)〜9月30日(木)
結果連絡:2021年10月20日(水)予定
助成金振込:2021年10月29日(金)予定
報告書提出:2022年2月28日(月)
【第10回】
申請受付:2021年11月1日(月)〜11月30日(火)
結果連絡:2021年12月20日(月)予定
助成金振込:2021年12月28日(火)予定
報告書提出:2022年4月30日(土)
不採択後の再申請を行う場合は、第10回のみ可能となっています。
申請方法
以下、申請に必要な書類を準備し、オンライン上の申請フォームより申請を行います。(メールもしくは郵送での申請は不可)
【申請に必要な書類】
- 申請書(サイトからダウンロードできます)
- 定款、規約、会則、病院開設許可書のいずれか
- 2020年度の財務諸表(貸借対照表・財産目録・収支報告書等)もしくは確定申告書
- 見積書もしくは納品書
▶Yahoo!基金 新型コロナウイルス感染症『医療崩壊』防止活動支援プログラム
まとめ
今回は、新型コロナウイルス感染症の治療にあたる医療機関の体制強化を支援する「新型コロナウイルス感染症『医療崩壊』防止活動支援プログラム」をご紹介しました。
新型コロナウイルス感染症患者の治療を行う医療機関だけでなく、自宅療養者への訪問診療、転院患者の受入れやPCR検査、ワクチン接種を行う医療機関も助成対象となります。
このプログラムは、同一費目(使途)に対して、Yahoo!基金からの助成金を2重に充てなければ、他の助成金・給付金・補助金を受けていても申請可能です。助成の対象となり得る方は、ぜひ申請をご検討ください。
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