ビジネスに特化したコミュニケーションツールである「Slack」は、IT導入補助金を活用して導入可能です。IT導入補助金では最大2年分のクラウド利用料や関連費用の一部が補助されるため、初期費用の負担を軽減できます。
本記事では、IT導入補助金を活用してSlackを導入する場合の申請枠や、注意点について解説します。Slackの導入を検討している事業者の方は、本記事を参考に、自社に適した申請方法を確認してみてください。
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この記事の目次
SlackはIT導入補助金の通常枠で申請可能
IT導入補助金には全部で4つの申請枠がありますが、Slackはその中の「通常枠」で申請可能です。通常枠の具体的な補助率と補助額は、以下のとおりです。
| プロセス | 選択するプロセス数 | 補助額 |
| ●顧客対応・販売支援 ●決済・債権債務・資金回収管理 ●供給・在庫・物流 ●会計・財務・経営 ●総務・人事・給与・教育訓練・法務・情シス・統合業務 ●その他業種固有のプロセス ●汎用・自動化・分析ツール | 1プロセス以上 | 5万円以上150万円未満 |
| 4プロセス以上 | 150万円以上450万円以下 | |
| 補助率:1/2以内 ※令和6年10月から令和7年9月の間で3か月以上、令和7年度改定後の最低賃金未満で雇用していた従業数が全体の30%以上なら2/3以内 | ||
通常枠では合計7種類のプロセスがあり、1種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請する必要がありますが、Slackはその中で「汎用・自動化・分析ツール」に該当します。補助率は対象経費の1/2以内ですが、令和6年10月から令和7年9月の間で3か月以上、令和7年度改定後の最低賃金未満で雇用していた従業数が全体の30%以上である場合は、2/3以内に引き上げられます。
本補助金を利用すると、Slackのクラウド利用料に加え、導入にかかる費用についても最大450万円の補助を受けられます。IT導入補助金の通常枠について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【注意】SlackのみではIT導入補助金を申請できない
注意点として、SlackはIT導入補助金の対象となりますが、Slackのみの導入では申請できません。Slackの該当するプロセスである「汎用・自動化・分析ツール」は単体では補助対象とならず、他のプロセスと一緒に申請する必要があるためです。通常枠の他のプロセスについては、以下の表をご覧ください。
| 種別 | プロセス | |
| 業務プロセス | 共通プロセス | ① 顧客対応・販売支援 |
| ② 決済・債権債務・資金回収管理 | ||
| ③ 供給・在庫・物流 | ||
| ④ 会計・財務・経営 | ||
| ⑤ 総務・人事・給与・教育訓練・法務・情シス・統合業務 | ||
| 業務特化型プロセス | ⑥ その他業種固有のプロセス | |
| 汎用プロセス | ⑦ 汎用・自動化・分析ツール(業種・業務が限定されないが生産性向上への寄与が認められる業務プロセスに付随しない専用のソフトウェア) | |
⑦の汎用・自動化・分析ツールは①~⑥のいずれかのツールと一緒に導入する必要があります。会計ツールや人事管理システム等、自社に必要なツールを選んでみてください。
IT導入補助金の対象となるITツールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
Slackの料金プラン
Slackでは全部で3種類の有料プランがあり、それぞれのプランごとに機能が異なります。
| プロ | ビジネスプラス | Enterprise+ | |
| 料金(年払い) | 11,100円 | 23,040円 | 非公開 |
| 無制限のメッセージとファイルの履歴 | 〇 | 〇 | 〇 |
| チャンネル | 〇 | 〇 | 〇 |
| ハドルミーティング | 〇 | 〇 | 〇 |
| canvas | 〇 | 〇 | 〇 |
| AI 検索 | ー | 〇 | 〇 |
| AI 言語翻訳 | ー | 〇 | 〇 |
| カスタマーサポート | 24 時間年中無休 | 年中無休の24時間体制で4時間以内の初回対応を保証 | 年中無休の24時間体制で4時間以内の初回対応を保証する優先対応 |
チームの規模や業務内容に応じて選べる3つの有料プランが用意されているため、自社に合ったプランを選べます。ただし、「Enterprise+」プランは料金が個別見積もりとなっており、対応しているIT導入支援事業者が今のところ確認できませんでした。
そのため、Slackの導入時にIT導入補助金を活用する場合、「プロ」又は「ビジネスプラス」のいずれかを選ぶ必要があります。「Enterprise+」の導入を検討している事業者の方はご注意ください。
Slackに対応したIT導入支援事業者の探し方
IT導入補助金では、あらかじめ登録されているIT導入支援事業者と協力してツールを導入する必要があります。現時点で登録されている、Slackに対応したIT導入支援事業者は、以下のとおりです。
| 事業者名 | 対応プラン | 対応地域 | 詳細 |
| ユナイテッド・アドバイザーズ株式会社 | ・プロ ・ビジネスプラス | 全国 | 公式サイト https://www.united-advisers.com/ |
| 株式会社CAREARC | ・プロ ・ビジネスプラス | 全国 | 公式サイト http://carearc.co.jp/ |
| 株式会社SMADコンサルティング | ・プロ ・ビジネスプラス | 全国 | 公式サイト https://www.smad-consulting.com/ |
IT導入支援事業者は、公式サイトの「ITツール・IT導入支援事業者検索」で検索できます。なお、IT導入支援事業者により導入費用が異なるため、詳しい費用に関しては、各事業者に直接お問い合わせください。
まとめ
IT導入補助金を活用すれば、Slackの導入にかかる初期コストを抑えて導入できます。ただし、Slack導入のみでの申請はできないため、同時に他のプロセスの要件を満たすITツールの導入が必要です。
また、Slackの「Enterprise+」プランについては、現時点で対応するIT導入支援事業者がいないため、「プロ」または「ビジネスプラス」のいずれのプランを選ぶ必要があります。自社の業務規模や目的に応じて適切なプランを選び、補助金の活用を検討してみてください。
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