助成金の申請って大変ですよね。
申請書類を準備するだけでも大変…。申請したら条件が足りずに不支給になってしまった…。など、経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
事前に落とし穴を知っておきたい!そんな方は必見です!
実際に申請してみて労働局から指摘を受けた企業様からの声をまとめてみました。
前回の人材開発支援助成金編に引き続き、今回はキャリアアップ助成金編です!
是非、読んで参考にしてみてください。
この記事の目次
1. 何故給与が下がっているんですか?
キャリアアップ助成金(正社員化コース)の申請した時のことです。
この助成金は、半年以上の有期期間がある方を正社員に転換した際に受給を受けられる助成金です。
相談元の会社様には、契約社員の方で、正直営業実績がなかなか伸びない方がいらっしゃいました。
ただ、人柄も良く、一生懸命に頑張ることが出来る方。
そこで、営業をサポートする部署への異動を提案することにしました。
異動して数か月、適材適所という言葉がピタッとはまったように、その方はぐんぐん力を付けていきました。
本人の表情も変わり、目を輝かせながら上長にこう仰ったそうです。
「仕事は大変ですね。任せていただけることも増えましたし。ただ、僕が営業のサポートをするようになってから、少しだけ業務が円滑になって受注も伸びた気がするんですよ。営業部の人にも、かゆい所に手が届くねって言ってもらえてます。すごく嬉しいですし、いまはまだ契約社員ですがゆくゆくは社員になって、会社の柱としてしっかりと営業部のサポートが出来るようになっていきたいですね。」
上長も本人の頑張りをとても評価しており、社員に転換することに!
キャリアアップ助成金の支給要件を満たしていたため、
申請に必要な書類を準備し申請したところ、労働局からこんな指摘が。
「社員に転換した時に給与が下がっている理由は何ですか?」
確かに営業からサポートへ異動しているため、給与自体は下がっていました。
但し、本人の適性を踏まえた異動でもあったため、その旨を説明したところ、面談内容と異動時の辞令の提出で問題ないとのこと。
審査いただいた結果、こちらは無事受領はいただけました。
2. 転勤のタイミング
こちらもキャリアアップ助成金(正社員化コース)の申請した時のことです。アルバイトでしたが長く会社に勤めてくれ、とても戦力になってくれている方がいらっしゃいました。
但し、家庭の事情で実家に戻らなければいけないため退社の相談があったとのこと。
縁があったのか、その方の実家の近くには支店がありました。
是非転勤して勤務していただきたいとの会社の意向もあったため、社員転換かつ転勤することに。
キャリアアップ助成金の支給要件を満たしていたため、
申請に必要な書類を準備し申請したところ、労働局からこんな指摘が。
「有期期間中に在籍していた雇用保険の方での申請になります」
社員転換した先の雇用保険に紐づくと認識していました。
有期期間中の雇用保険元の労働局へ再び連絡し、こちらで申請いただければ大丈夫ですよ、と無事受領をいただけました。
3. まとめ
如何でしたか?
十分に理解したはず!と思ってのぞんだ助成金申請でも、落とし穴がたくさんありますね。
※これらの書類のほかに、労働局長が書類の提出を求める場合があります。
という記載があるため、不安なことは各労働局へ確認いただくのが良いかもしれません。
また、労働局によっても指摘内容が異なる場合があるため、合わせて注意が必要です。
助成金の申請は自社でやろうとするととても大変なもの。
このように落とし穴もたくさんあります。
そんな時は是非、ノウハウもある助成金代行の会社へ依頼をするのも手のひとつ!
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企業様にとって少しでも参考になれれば幸いです。