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助成限度額1,500万円!東京都から出た旬な助成金「TOKYOイチオシ応募事業」について調べてみた

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この記事の目次

1.「TOKYOイチオシ応募事業」とは

名前を聞いただけでワクワクする事業だと思いませんか?

「TOKYOイチオシ応募事業」とは、“東京ならではの魅力的な地域資源を活かして、
新しいビジネスにチャレンジする中小企業を応援します!” という新ビジネス創出事業です。


2020年の東京オリンピックに向けた実行プランとして、東京都が6月に新しい事業として発表しました。都内の中小企業者等が、東京都の「地域資源」を活かし、地域の魅力の発信力を高め、経済の活性化図るために行う、新製品・新サービスの開発・改良に係る経費の一部が助成されます。

助成金による支援のほかに、地域応援アドバイザーおよび専門家が、事業の立ち上げから販路開拓に向けて事業者を一貫してきめ細かいサポート体制を行ってくれるのも、この事業の魅力です。

2.受給の対象となる内容は?

1.申請資格をもつ対象者とは

「東京イチオシ応募事業」は、都内中小企業を対象にした助成事業ですが、以下3つの要件をすべて満たす必要があります。

1.東京の地域資源を不可欠な要素として活用する取組みであること
2.何らかの新たな発想や仕組み(機能や品質、サービスの提供の仕方や生産方式)に加え、
付加価値を高めて差別化を図るものであること
3.開発の主要部分(構想、企画、仕様策定)を自社で行うこと


まとめると、
・東京の魅力ある地域資源を活用する取り組みであり、
・新しいビジネスの新規性や仕組みの優秀性などの付加価値に加えて、
・開発の主要部分を自社開発で行い、既存製品やサービスの模倣ではない事業が対象
 ということです。

また、助成事業を申請するにあたり、次の(1)~(3)いずれかに該当する法人であることが条件です。


(1)法人・個人事業主

(2)組合等
企業組合、協業組合、事業協同組合、商工組合、協同組合連合会、事業協同小組合、その他
(3)その他
一般社団法人、一般財団法人、特定費営利活動法人

そのほかにも、大企業が実質的に経営に参画していないことを確認する要件が細かく定められていますので、こちら募集要項の7ページからご確認ください。

2.対象になる地域資源とは?

対象になる地域資源の定義は、次の①~③の定義をすべて満たすものです。


①東京の地域資源として、地域の中小企業等が共有して活用できる(又はその可能性がある)資源であること
②東京の地域資源として、生産量、品質、機能、歴史的・文化的背景等の面で特徴があり、消費者等にそのことが一定程度認識されている※こと
③次の3分類に該当すること
(1)農林水産物
例)アカイカ、こまつな、ブルーベリーなど
(2)鉱工業品・生産技術
例)江戸刺繍、東京地酒、島寿司など
(3)観光資源
例)浅草寺、六義園、等々力経渓谷など
上記3分類以外にも、東京都が指定している資源一覧がありますのでこちらからご確認ください。

※判断基準とは
・国の法令や都、区市町村等の条例や審議会等で指定されているもの
・新聞・雑誌、専門誌、テレビ、ラジオ、インターネット、ガイドブックなどで紹介されたことがあるもの(SNS、ブログ、HP等は含みません)
・消費者や流通業者を対象とした調査等により、東京に特徴的なものとして認識されていると客観的に判断できるもの

その他対象経費

助成対象の資金経費区分としては、「開発費」と「販路開拓費」のふたつに分類されます。大まかな経費区分についてみていきましょう。
1.開発費
(1)経費区分原材料費
製品・サービスの開発に直接使用し、消費される原材料、副資材、部品等の購入に要する経費
例≫鋼材、機械部品、電気部品、科学薬品、試験用部品
(2)経費区分機械装置・工具器具費
製品・サービスの開発に直接使用する、機械装置・工具器具を新たに購入・リース・レンタルする際に要する経費(据付費・運送費も含む)
例≫製造機器、検査機器、道具、器具、金型、治具、電子機器、ソフトウェアサーバ・システムの使用賃借
(3)経費区分委託・外注費
製品・サービス開発のうち、自社内で直接実施することができない開発等の一部を外部の事業者等に依頼する場合に要する経費(青果物の運送費も含む)
1.外部の事業者、大学、試験研究機関等に依頼する経費
例≫研究開発、設計、加工、製作、デザイン、市場調査、翻訳、調査、分析、検査
2.製品・サービスの開発等に必要なシステムの構築に要する経費
(4)経費区分専門家指導費
製品・サービスの開発にかかる専門的な知識・技術・技能等について、外部の専門家から助成事業者が指導・助言を受ける場合の謝金に要する経費(外部の専門家が助成事業者の事務所へ赴く場合に支払われる交通費も含みます)
例≫技術指導、自社研修、マーケティング指導
(5)経費区分賃貸費
助成事業の遂行に必要な事務所、施設等を借りる場合に要する経費(助成金交付申請額上限は150万円)
(6)経費区分産業財産権出願・導入費
開発した製品、サービスの特許、実用新案、意匠、商標の出願に要する経費、または他の事業者から譲渡または実施許諾を受けた場合の経費
(7)経費区分直接人件費
製品・サービス開発に直接従事した役員および正社員の人件費(直接人件費の助成金交付申請額上限は500万円)
2.販路開拓費
(1)経費区分:広告費
助成事業で開発した製品・サービスの広報を目的として行う取り組みで、外部の事業者へ委託して行う宣伝用パンフレット・ちらし、ホームページの作成(翻訳費を含む)
または、外部の事業者が発行・運営している 新聞、 雑誌WEB (バナー・リスティング)へ の広告掲載(翻訳費含む) の広告掲載(翻訳費含む) の広告掲載(翻訳費含む) の広告掲載(翻訳費含む) の広告掲載(翻訳費含む)
(2)経費区分:展示会等参加費
助成事業で開発した製品・サービスの周知またはニーズ確認を目的として行う国内外の展示会等出典に要する経費のうち、以下の経費
①出展小間料
②資材費
③運送費
④通訳費
(3)経費区分イベント開催費
助成事業で開発した製品・サービスの広報またはニーズ確認を目的として、自社イベントを開催するために要する以下の経費
①会場借り上げ費用
②資材費
③運送費
④通訳費

※それぞれの細かい対象経費の注意事項などは募集要項の9ページからご確認ください!

3.地域資源を活用した取り組み例とは

1.農林水産物部門・・・地元産のラム酒
自然遺産の青い海の底で熟成させた「海底熟成ラム酒」の開発
海に囲まれている島の特性を生かし、海底に沈めるという新たな熟成方法で付加価値をつけ、自然の豊かさと地域の魅力をアピール。


2.鉱工業品・生産技術・・・江戸切子
ぐいのみ製作体験から伝統の本格技術まで学べる「江戸切子スクール」の開発
国際的に高い評価を受けている工房で、江戸切子の伝統の技を基礎から学ぶ。東京の技術力の高さと魅力を多くの人に知ってもらう機会を提供。


※注「パッケージ・デザインのリニューアルのみ」や「食料加工品における原材料の変更のみ」等は、助成対象外です

3.助成金額と申請申込期間

1.申請限度額

1,500万円(下限額200万円)

2.助成率

2分の1以内

3.助成対象期間

平成29年12月1日(金)~平成31年11月30日(土)

4.申請申込期間

平成29年7月24日(月)~平成29年8月25日(金)
申請書類の提出は、混雑緩和のため予約制です。

上記期間内に下記募集要項記載HPより、お早めにお申し込みください!

参考:TOKYOイチオシ応援事業【募集要項】

5.書類提出期間

平成29年9月4日(月)~平成29年9月8日(金)
事前申し込みのあった日から5営業日以内に電子メールにて連絡がきます。
また、申請書類は持参のみ・郵送不可なので提出期限にはご注意くださいね!

≪注意》

この助成申請は、書類申請申込行った上で、書類持参にて書類提出を行う必要があります。申込だけして申請書類の期日を過ぎてしまった!などないように提出期限にはご注意ください。

 

4.手続きの流れ


※各申請書類のDL先かこちらからご確認ください。

5.まとめ


いかがでしたか?

今回の助成事業は、東京都が日本のモノづくり産業を応援する、という形でできた制度です。世界に向けて、地域・企業の魅力や実力をPRするチャンスなので、活用しない手はないですよね。
また、東京都以外の企業でも申請はできますが、事業実施場所は東京都内であることが条件です。
募集に先立ち、事業説明会を7月14日(金)皮切りに全5回開催されます。
詳しくはこちらHPよりご確認ください!

2020年の東京オリンピックに向けて、世界中の視線が日本に向けられる絶好の機会でもあるので、助成金を活用して東京の「イチオシ」をと思える地域の魅力を引き出し、地域活性化を目指していきましょう!

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