新型コロナウィルス感染症の影響による国内観光産業へのダメージは大きく、世界を代表する観光都市京都は昨今のインバウンド拡大に伴う観光バブルから一転、海外からの渡航規制や国内での旅行自粛の動きにより深刻な不況に陥っています。特に厳しい状況にあるのが毎年2月～3月には修学旅生で賑わっていたはずの団体専門の旅館やホテルなどで、中には今年3月の売上が例年の10％にも及ばず、いよいよ4月に入り廃業に追い込まれる旅館やホテルも少しずつ出てきています。
京都市はこうした観光産業における経営危機を懸念し、新型コロナウィルス感染症に係る国の緊急対策や京都府の補正予算事業とも連動した、総額1億円規模の緊急支援策の実施を決定しました。この補助金制度は市内の事業所で直接観光客に向けたサービスを提供する中小企業等を対象に、施設の消毒や販路開拓など新型コロナ不況への対応となる取り組みを行う場合に最大30万円（補助率3/4）を交付する制度です。
今回の記事では京都市が実施する「新型コロナウィルス感染症の影響にともなう京都市環境事業者等緊急支援補助金」について紹介します。
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