福岡市の立地交付金は、福岡市内に新たに企業進出する事業者向けの補助金です。研究開発オフィスやコールセンター、本社機能など、6つの事業分野ごとに賃料補助や雇用奨励金が受けられます。
今回は福岡市の立地交付金の分野区分や各コースの補助金額、申請方法をまとめました。
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この記事の目次
福岡市 立地交付金とは
福岡市の立地交付金は、事業内容ごとに6種類にわかれています。まずは事業ごとの要件や補助額を見ていきましょう。
福岡市 立地交付金制度の6つのコースと分野等
福岡市 立地交付金は、分野ごとに6つのコースにわかれています。
②コールセンターなど
③本社機能
④物流関連業
⑤都市型工業
⑥グローバルビジネス(外国・外資系企業)
いずれも賃料や雇用、土地・建物取得などが交付金の対象です。コースごとに、対象となる分野は以下のとおりです。
| 対象分野等 | 適用 |
|---|---|
| ①研究開発用オフィス 知識創造型産業 (ソフトウェア・コンテンツ開発等) | 指定分野のソフトウェア等開発 デジタルコンテンツ・デザインの制作 ナノテクノロジーを活用した研究開発 システムLSI設計等の半導体に関する研究開発 各種機械の設計 等 |
| ①研究開発用オフィス 健康・医療・福祉関連産業 | 研究開発 等 |
| ①研究開発用オフィス 環境・エネルギー関連産業 | エネルギーに関する研究開発 リサイクル関連技術 土壌・水等の浄化に関する研究開発 バイオテクノロジーを活用した研究開発 等 |
| ②コールセンター | ■コールセンター 相談・案内・受注等の顧客対応を集約的に行う業務 ■データ管理・事務処理センター データ管理、事務処理等の情報処理を集約的に行う業務 |
| ③本社機能 | ■事務所 複数の事務所に対する業務または全社的な業務を行う部門 ・調査・企画部門 ・情報処理部門 ・研究開発部門 ・国際事業部門 ・その他管理部門 ■研究所 研究開発において重要な役割を担うもの ■研修所 人材育成において重要な役割を担うもの |
| ④物流関連業 | 貨物の運送業・倉庫業 等 |
| ⑤都市型工業 | 食料品製造業・印刷関連業・その他の、都市において需要がある製品の製造・加工 |
| ⑥グローバルビジネス | ■日本初進出の場合 日本国内で初めて行う事業 ■二次進出の場合 上記5分野および金融業に関する、研究開発またはサービス提供事業 |
なお「グローバルビジネス」では、金融業以外のBtoC事業は対象外となります。
対象となる事業者
各コース共通で、対象となる事業者の主な要件は以下のとおりです。
■物流関連業および都市型工業であり、市内の事業所を移転する事業者
■大規模な物流関連業および都市型工業の施設提供者
そのほか、コースごとに要件が定められています。
福岡市 立地交付金の補助金額
コースごとの補助金額は、以下のとおりです。
①研究開発用オフィス
交付金額や要件は、以下のとおりです。
| 賃料への交付金 | ||
|---|---|---|
| 規模 | 要件 | 補助金額 |
| 大規模 | 延床面積200㎡以上・常用雇用10人以上 | 年間賃借料の1/4×2回(上限5,000万円) |
| 基準規模 | 延床面積60㎡以上・常用雇用3人以上 | 年間賃借料の1/4×1回(上限1,500万円) |
| 雇用への交付金 | ||
| ・福岡市民を正社員で雇用する場合:50万円(大規模100万円) ・福岡市民以外を正社員で雇用する場合:10万円 | ||
対象者は操業開始時の雇用者です。創業5年以内の場合は、最大3年の間に増加した雇用者が対象となります。
正社員以外の常用雇用者として雇用する場合、福岡市民は15万円、市民以外は5万円となります。上限額は5,000万円(大規模1億円)です。
②コールセンターなど
交付金額や要件は、以下のとおりです。
| 賃料への交付金 | ||
|---|---|---|
| 規模 | 要件 | 補助金額 |
| 大規模 | 延床面積1,000㎡以上・常用雇用100人以上 | 年間賃借料の1/4×2回(上限2,500万円) |
| 基準規模 | 延床面積300㎡以上・常用雇用30人以上 | 年間賃借料の1/4×1年間(上限1,500万円) |
| 雇用への交付金 | ||
| ・福岡市民を正社員で雇用する場合:50万円 ・福岡市民以外を正社員で雇用する場合:10万円 | ||
対象者は操業開始時の雇用者のみです。正社員以外の常用雇用者として雇用する場合、福岡市民は15万円、市民以外は5万円となります。
上限額は5,000万円です。
③本社機能
交付金額や要件は、以下のとおりです。
| 賃料への交付金 | ||
|---|---|---|
| 規模 | 要件 | 補助金額 |
| 大規模 | 延床面積1,000㎡以上・常用雇用40人以上 | 年間賃借料の1/4×2回(上限1億円) |
| 基準規模 | 延床面積500㎡以上・常用雇用20人以上 | 年間賃借料の1/4×1回(上限5,000万円) |
| 雇用への交付金 | ||
| ・福岡市民を正社員で雇用する場合:100万円 ・福岡市民以外を正社員で雇用する場合:10万円 | ||
正社員以外の常用雇用者として雇用する場合、福岡市民は15万円、市民以外は5万円です。上限額は1億円(大規模では2億円)となります。
④物流関連業
交付金額や要件は、以下のとおりです。
| 賃料への交付金 | ||
|---|---|---|
| 規模 | 要件 | 補助金額 |
| 大規模 | 延床面積20,000㎡以上・常用雇用200人以上 | 年間賃借料の1/6×1回(上限1億円) |
| 基準規模 | 延床面積2,000㎡以上・常用雇用10人以上 | 年間賃借料の1/8×1回(上限5,000万円) |
| 土地や建物の所有への交付金 | ||
| 大規模 | 投資額40億円以上・常用雇用200人以上 | 5%(上限10億円) |
| 基準規模 | 投資額3億円以上・常用雇用10人以上 | 2.5%(上限2億円) |
| 雇用への交付金 | ||
| ・福岡市民を正社員で雇用する場合:50万円 ・福岡市民以外を正社員で雇用する場合:10万円 | ||
対象者は操業開始時の雇用者です。正社員以外の常用雇用者として雇用する場合、福岡市民は15万円、市民以外は5万円です。上限額は5,000万円となります。
また、市内移転も対象になる場合があります。
⑤都市型工業
交付金額や要件は、以下のとおりです。
| 賃料への交付金 | ||
|---|---|---|
| 規模 | 要件 | 補助金額 |
| 大規模 | 延床面積10,000㎡以上・常用雇用100人以上 | 年間賃借料の1/6×1回(上限1億円) |
| 基準規模 | 延床面積2,000㎡以上・常用雇用20人以上 | 年間賃借料の1/8×1回(上限5,000万円) |
| 土地や建物の所有への交付金 | ||
| 大規模 | 投資額40億円以上・常用雇用100人以上 | 5%(上限10億円) |
| 基準規模 | 投資額10億円以上・常用雇用20人以上 | 2.5%(上限2億円) |
| 雇用への交付金 | ||
| ・福岡市民を正社員で雇用する場合:50万円 ・福岡市民以外を正社員で雇用する場合:10万円 | ||
対象者は操業開始時の雇用者のみです。正社員以外の常用雇用者として雇用する場合、福岡市民は15万円、市民以外は5万円となります。上限額は5,000万円です。
また、市内移転も対象になる場合があります。
⑥グローバルビジネス(外国・外資系企業)
①研究開発用オフィスまたは③本社機能に該当するもののうち、日本初進出の外国・外資企業の場合に交付されます。
交付金額や要件は、以下のとおりです。
| 賃料への交付金 | ||
|---|---|---|
| 規模 | 要件 | 補助金額 |
| 大規模 | 延床面積200㎡以上・常用雇用10人以上 | 年間賃借料の1/4×2回(上限5,000万円) |
| 基準規模 | 延床面積60㎡以上・常用雇用3人以上 | 年間賃借料の1/4×1回(上限1,500万円) |
| 土地や建物の所有への交付金 | ||
| 大規模 | 延床面積400㎡以上・常用雇用20人以上 | 10%(上限10億円) |
| 基準規模 | 延床面積200㎡以上・常用雇用10人以上 | 5%(上限1億円) |
| 雇用への交付金 | ||
| ・福岡市民を正社員で雇用する場合:50万円(大規模100万円) ・福岡市民以外を正社員で雇用する場合:10万円 | ||
対象者は操業開始時の雇用者です。正社員以外の常用雇用者として雇用する場合、福岡市民は15万円、市民以外は5万円です。上限額は5,000万円(大規模1億円)となります。
また、設立時の市場調査や通訳・各種許可の取得等に対しても、対象経費の1/2(上限300万円)の補助を受けられます。
福岡市 立地交付金の申請方法
申請手続きは、分野ごとに異なります。以下の図は、①本社機能の申請時の主な流れです。

出典:福岡市 本社機能
| ①事前協議 |
| ②認定申請 |
| ③交付申請 |
| ④現地確認 |
| ⑤請求 |
申請は「賃料等」「雇用」など、項目ごとに行ってください。
またいずれの場合も、申請前には「事前協議」が必要です。問い合わせ先も共通です。
Eメール:invest@city.fukuoka.lg.jp
電話番号:092-711-4849
FAX番号:092-711-4354
住所:〒810-8620 福岡市中央区天神1-8-1福岡市役所14階
■福岡市 東京事務所《関東方面の事業者様》
Eメール:tokyooffice.GAPB@city.fukuoka.lg.jp
電話番号:03-3261-9712
FAX番号:03-5276-7895
住所:〒102-0093 東京都千代田区平河町2-4-1日本都市センター会館12階
まずは担当窓口に問い合わせ、協議を行ってください。
まとめ
福岡市の立地交付金は、新たに福岡市へ進出する事業者を支援する制度です。研究開発用オフィス、コールセンター、本社機能、物流関連業、都市型工業、グローバルビジネスの6つのコースで、賃料や雇用、土地・建物取得に対して交付金があります。
申請には、事前協議が必須です。まずは福岡市経済観光文化局企業誘致課へ問い合わせてください。
地方自治体への企業進出は、雇用の創出や地域の活性化にもつながります。福岡市の立地交付金をはじめとする支援を上手に活用し、企業の活動の場を広げていきましょう。
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