ものづくり補助金の2次募集が2019年8月開始になりましたが、本日15時よりものづくり補助金の2次募集の電子申し込みが開始されました。
https://hojyokin-portal.jp/monodukurihojokin/
ものづくり補助金の2次募集の今回の申請方法は電子申請のみとなっており締切日は、9月30日月曜日の15時が予定されていますのでご注意ください。
この記事の目次
ものづくり補助金の申請で利用されている「電子申請」とは?
補助金の交付をうけようと考えた際に、紙で申請する方法が一般的です。
しかし、もう1つインターネット上で応募情報を入力し、電子申請する方法があります。
電子申請は、行うにあたって「ミラサポ」というサイトで企業登録をする必要があります。
今回は、補助金の「電子申請」について詳しく調べてみました。
電子申請をするために利用する「ミラサポ」とは?
ミラサポは中小企業庁委託事業として、
中小企業・小規模事業者の未来をサポートするサイトです。
補助金や助成金情報など中小企業の経営に役立つ情報が多く紹介されています。
ものづくり補助金の申請で使われている電子申請のメリット
1.申請書の作成ミスを減らすことができる。
インターネット上で電子申請を行うと、電子申請画面で応募情報を入力することになります。
この際、システムに入力補助機能が付いているため自動計算や選択肢表示などを行ってくれます。
これにより、数字の整合や入力漏れをチェックすることが出来ます。
エラー箇所についてはアラートが表示されるため、紙で行う申請よりもより作成ミスを防ぐことができます。
2.申請の締め切りが優遇されるものもある。
申請する補助金の種類によっては、紙の申請よりも締め切り日が延長されることがあります。
提出窓口に向かう時間も省くことが出来るので、その分優遇されているともいえます。
3.提出書類の数が少ない。
補助金の種類によって異なりますが、紙の申請よりも提出する書類が少なくて済みます。
提出書類が少ないと労力がかからないので、結果としてコスト削減に繋がります。
4.申請書の修正ができる。
一度申請を終えた後でも、申請の締め切り日までは、内容の修正や見直しが可能です。
5.二次募集や次年度の申請書を作成する際、過去の申請内容をコピーして利用できる。
毎年度申請する活動に関しては、何度も申請書を作成する手間が省けるので便利です。
ものづくり補助金の申請で使われている電子申請のデメリット
1.ミラサポで企業IDを取得する必要がある。
電子申請は、ミラサポに企業登録しなければ出来ません。
その登録に15~30分かかります。
時間が無駄だと感じてしまう方には不向きかもしれません
2.採択された場合は、書類が必要になる。
申請時には大量の書類を準備する手間がなく便利なのですが、
採択が決定すると、紙での申請と同様の書類が必要になります。
3.まだ、マニュアルに不十分な部分がある。
実際に電子申請を行った方の体験談を読んでみると、
「マニュアルが不十分で、利用しづらかった」という声が多く見られました。
特に「ものづくり補助金」の電子申請に関しては、整備が不十分だということです。
これからのアップデートに期待ですね。
ものづくり補助金を含め補助金における電子申請の流れ
電子申請の主な流れは、
【企業ID取得】→【電子申請ページにて必要事項記入】→【採択後、書類送付】です。
電子申請に必要なもの
補助金の電子申請を行うにあたって、いくつか必要なものがあるのでご紹介します。
【補助金交付決定前】
・インターネット環境
・パソコン
・企業IDとパスコ―ド(ミラサポにて取得)
【補助金交付決定後】
・電子申請した内容と同一の書類(各補助金の公募要領や応募要領に従う)
電子申請を行うにあたっての注意事項
補助金を電子申請するにあたり、注意事項があるのでご紹介します。
1.電子申請を行う際、申請書の本文には表を載せられないので、
PDFで別紙を作成し添付するようにしましょう。
2.補助事業を行うときは、必ず補助金の交付が決定した後に開始しましょう。
補助金の交付決定前に契約・導入され発生した経費は、補助の対象となりませんので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
補助金の電子申請は、いくつかのデメリットはあるものの、簡単なステップで補助金の申請ができます。
まだ電子申請を導入している補助金は限られていますが、これからより一層導入が広がっていくものと考えられます。
電子申請をかしこく利用して、補助金の申請をもっと身近なものとして感じられるといいですね。