10月の風が冷たくなり始めるこの時期、インフルエンザの季節が近づいてきます。通常、インフルエンザは12月から3月の冬季にかけてピークを迎えるものですが、昨年からの動向を見ると、一筋縄ではいかない状況が続いています。
実は、東京都を始めとした都市部では、早い時期の9月からすでにインフルエンザの患者数の増加が確認されているのです。このような背景を受け、流行の前にしっかりとした対策が求められる今日、インフルエンザワクチン接種は、発症リスクの低減やもし罹患しても重症化を避けるための有効な手段となります。
TJKはこの冬の健康をサポートするため、全国の医療機関と連携し、インフルエンザ予防接種の補助を提供しています。季節の変わり目、予防接種を受けて、健やかな冬を迎えましょう。
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この記事の目次
インフルエンザ予防接種の役割
インフルエンザに感染すると、一般的な風邪とは異なり、体調が著しく低下し、場合によっては重症化するリスクも持っています。日本国内では例年約1000万人がインフルエンザに感染するといわれており、中には子どもが急性脳症を発症するケースや、高齢者や免疫力が低下している方が二次性の肺炎を発症するケースも報告されています。更に、年間で約1万人がこの病気のために命を失っていると推計されています。
参考:厚生労働省 新型インフルエンザに関するQ&A
では、このようなリスクを最小限に抑えるためにはどうすれば良いのでしょうか。答えは「インフルエンザワクチンの接種」にあります。
ワクチンは、その年に流行する可能性があるウイルスに基づいて製造され、接種を受けることでウイルスに対する免疫が身体に形成されます。これにより、感染や重症化のリスクが大きく低減します。また、大多数の人がワクチンを受けることで「集団免疫効果」が生じ、感染の拡大を防ぐこともできます。この効果は、コミュニティ全体の健康を保護するために重要と考えられています。なお、インフルエンザワクチンには接種部位の赤みや腫れ、全身の発熱や頭痛などの副反応もありますが、これらは多くの場合、2~3日で消失します。
TJKでは予防接種に2300円の補助!全国の医療機関対象
では、ここからTJKのインフルエンザ予防接種補助についてみていきます。
TJKは、「東京都情報サービス産業健康保険組合」の略で、ICT企業のための総合健康保険組合として1975年に設立されました。その後、関東甲信越を主要な対象地域として、ソフトウェア開発からデータエントリー、人材派遣までの業務を行う企業へのサポートを続け、現在では約1,600社、43万人の組合員を持つ大きな組合となっています。
インフルエンザ予防接種 補助内容
このTJKが提供しているインフルエンザ予防接種の補助内容は以下のとおりです。
補助対象者 | 被保険者・被扶養者(接種日当日にTJKの組合員の方) ※集合予防接種は16歳以上が対象 |
補助対象期間 | 2023年10月~2024年1月末接種分 |
補助金額 | 期間中一人1回 2300円まで ※接種金額が補助金額を下回る場合は、接種金額までの補助 ※13歳未満で2回接種が必要な場合は2回分補助 |
補助の詳細を見てみると、2023年10月から2024年1月末にかけて接種を受ける被保険者・被扶養者が対象となります。16歳以上の方は集合予防接種も利用可能で、補助金の上限は2,300円となっています。なお、13歳未満で2回の接種が必要な場合は、2回分の補助を受けることができます。
選べる接種方法
接種方法は「東振協指定の医療機関」および「全国の医療機関」の2つの方法から選べます。
東振協指定の医療機関での接種を選択した場合、接種時に補助金額が即時で差し引かれ、最大の自己負担額は1,660円となります。一方、全国の医療機関で接種する「補助金申請方式」ではWEB申請が必要で、11月に開始予定の健康ポータルサイト「PepUp」を通して申請することができます。詳しい申請方法や受付開始時期は、TJKのインフルエンザ予防接種補助のページで後日公開される予定です。
それぞれの接種・手続きの流れをまとめました。
【東振協指定の医療機関、集合会場で接種する場合】
指定の医療機関で接種する場合の流れは以下のとおりです。
1.予約(9月~) | 東振協の公式サイト内「予防接種の契約医療施設」から、医療機関や集合接種会場を選んで、電話して予約を取ります。 |
2.接種前 | 東振協ホームページから、必要事項を入力し、「東振協専用インフルエンザ予防接種利用券(院内・集合予防接種用)」を印刷します。 |
3.接種日(10月~1月末) | 「東振協専用インフルエンザ予防接種利用券(院内・集合予防接種用)」と「健康保険証」を提示します。補助金額を差し引いた金額で自己負担を支払います。 |
※利用券および健康保険証を忘れた場合は補助が受けられません。
【全国の医療機関(指定医療機関以外)で接種する場合】
かかりつけ医が東振協指定になっていない場合や、お近くに東振協指定の医療機関がない場合は、全国の医療機関(東振協指定医療機関以外)で接種し、補助金申請をしましょう。申請は以下の3つのステップで行います。申請期限を過ぎたものについては、補助金が支払われませんので注意が必要です。
1.予約 | 医療機関へ予約します。 |
2.接種(10月~1月末) | 全額自己負担で支払います。必ず領収書を受け取り、保管してください。 |
3.接種後(~2/29) | TJKへ補助金申請※します。TJKにて内容確認後、指定の銀行口座へ補助金額が振り込まれます。申請期限:2024年2月29日(必着) |
※WEB申請の詳細は、決まり次第TJKのインフルエンザページで案内予定
なお、上記は、個人で申請する場合の方法ですが、企業向けのオプションとして、東振協指定の医療機関で出張予防接種も提供されています。この場合も、補助金が差し引かれた後の最大負担額は1,660円です。また、東振協以外の医療機関で出張予防接種を選ぶことも可能ですが、この場合の補助金の振込は後日となります。詳しくは、TJKのウェブサイトでご確認ください。
まとめ
今回は、TJKが提供するインフルエンザ予防接種の補助金制度をご紹介しました。自治体や他の健康保険組合でも、インフルエンザのワクチン補助制度を設けていることがありますので、是非、住んでいる自治体や所属する組合の公式情報を確認し、補助金の利用を検討してみてください。