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ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金で販売シェア拡大、業界の活性化も!間もなく申請締切です

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今回ご紹介する「ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金」は、中小企業・小規模事業者等が複数で連携して取り組む、設備投資等を支援する制度です。

1者のみでの応募申請はできないため、申請のハードルが高いと感じるかもしれませんが、連携するからこそできる事業、連携するからこそもたらされる地域や業界への良い影響もあるはずです。

1者あたり最大で2,000万円という大型の補助金ですので、他社との連携事業をお考えの方はぜひ内容をご確認ください。今回は補助金情報とともに、補助金の活用事例として、DX活用により3社が協業した「ソーラーシェアリング事業の導入から施工までの一気通貫のシステム構築」をご紹介します!

この記事の目次

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ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金とは

中小企業・小規模事業者等が連携して取り組む、生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資や、幹事企業が主導し、中小企業・小規模事業者等を束ねて面的に高度連携を推進する取り組み等を支援する補助金で、対象となる取り組みは2つに分かれています。

(1)企業間連携型

・上限額:2,000万円/者
・補助率:中小企業者1/2、小規模事業者2/3

複数の中小企業・小規模事業者等が連携して行う以下のプロジェクトを最大2年間支援します。(連携体は 2~5 者まで)
■事業者間でデータ・情報を共有し、連携体全体として新たな付加価値の創造や生産性の向上を図るプロジェクト
■地域未来投資促進法に基づく地域経済牽引事業計画の承認を受けて、連携して新しい事業を行い、地域経済への波及効果をもたらすプロジェクト

(2)サプライチェーン効率化型

・上限額:1,000万円/者
・補助率:中小企業者1/2、小規模事業者2/3

幹事企業が主導し、中小企業・小規模事業者等が共通システムを全面的に導入してデータ共有・活用によってサプライチェーン全体を効率化する取り組み等を支援します。(連携体は 2~10者まで)

いずれの場合も交付決定日から令和4年2月25日までにすべての参加事業者の発注、納入、検収、支払等の手続きを完了させ、令和4年2月28日までに実績報告書の提出ができる予定の方が応募申請の対象となります。

補助対象者の要件

以下の要件を満たす事業計画(3~5年)を策定し実施する中小企業・小規模事業者等であること。
(1)付加価値額の年率3%以上向上
(2)給与支給総額の年率1.5%以上向上
(3)事業場内最低賃金を地域別最低賃金30円以上向上

※新型コロナウィルスの影響を受けた事業者を対象とした、目標据え置きの要件緩和もあります。詳細は補助金事務局までお問い合せください。

補助対象経費

機械装置・システム構築費、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、原材料費、外注費、知的財産権等関連経費
(単価50万円(税抜き)以上の設備投資が必要)

公募期間

2021年8月2日から9月17日(17時)
※補助金申請システム「jGrants」で申請を行います。GビズIDを取得できない等、特段の事業がある場合は、メールでの申請も受け付けます。

令和2年度 採択事例のご紹介


出典:令和2年度ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金における事例紹介

ここでは、令和2年度の採択事例をご紹介します。

【事業名】
ソーラーシェアリングバリューチェーン協働システムの構築
脱炭素化の流れから、社会的にも経済的にもソーラーシェアリング(農地に支柱を立てて営農を継続する太陽光発電設備システム)に対するニーズが日に日に⾼まっているものの、それほど市場が伸びていないのが実情。本システムは農業と建設の両⾯に秀でたプロデューサーの存在が不可⽋だが、ソーラーシェアリング業界に十分なノウハウを持つ事業者はまだ存在していないという課題がある。

【申請者名称】
幹事企業:市民エネルギーちば株式会社(連携企業1:株式会社ガリレオ、連携企業2:株式会社アグリツリー)

【実施した補助事業】
独自の強みを持つソーラーシェアリング業界トップ3社(3社はそれぞれ千葉県、長野県、福岡県の企業)が連携することでシナジーを発揮して、 ソーラーシェアリング事業の導入から施工までの一気通貫のシステムを構築した。具体的には、ガリレオがシミュレーターから各種⼿続きの⽀援システムについて担当し、アグリツリーは⾒積もりから設計、資材調達のシステム化を担当。更に市⺠エネルギーちばが施⼯からメンテナンスまでの業務のシステム化を担当した。

【補助事業実施で得られた成果】
・資材⼀括購⼊、施⼯の標準化による施⼯単価の低減も進み、施⼯コスト・発電コストの費⽤対効果を高めるための基盤が構築できた。
・本来であれば数年はかかるシステム構築を、補助金を活用することで1年足らずで実現することができた。
・残課題に対して、前倒しでリソースを割り振ることができた。

この補助事業のポイントとして、3社が協力して立体的バリューチェーンネットワークを構築したことにより、業務効率を向上させて飛躍的なコスト削減の基盤ができたこと、
3社協働により販売シェアを拡大し、歴史の浅いソーラーシェアリング業界の活性化をめざすきっかけができたことがあげられるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。補助金を活用して、企業間で連携して設備投資を行い、競争力強化や作業効率の改善、付加価値の創造を図るイメージがつかめたでしょうか。今回は、複数社が連携して行う高度な取り組みのための設備投資等を支援する「ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金」について、採択事例とあわせてご紹介しました。

二次公募の締め切りが迫ってきていますが、企業の連携による効率化等をお考えの方は補助金の活用を検討してみてはいかがでしょうか。補助金情報については更新される場合がありますので、詳しくは補助金事務局までお問い合わせください。

▼お問い合わせ
経済産業省「令和3年度ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金」二次公募開始のお知らせ

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