私たちはなぜ教育を受けるのでしょうか。なぜ子どもたちに教育を受けさせたいと思うのでしょうか。いい大学に入るため?いい会社に入るため?自主性や自立性を養い、深い知識を身につけるため・・・?
このたびのコロナ禍による休校で、オンラインによる授業が広がりました。しかし、経済的な事情等によりオンライン学習の環境を整えることが難しい子どもたちがいたのも事実です。今回は、質の高い教育で未来の発展へ繋げるための教育プログラムを支援する「BNI財団補助金」についてご紹介します。
この記事の目次
子どもの教育支援を目的としているBNI財団とは?
BNI財団ジャパンは、子どもの教育支援を目的に2015年7月17日に設立された一般財団法人です。設立の柱となったJBNインターナショナル株式会社(日本BNI)は2006年に設立され、全国に240カ所の活動拠点と8000名以上のメンバーにより組織されているビジネス・リファーラス組織です。このネットワークを活かし、BNI財団ジャパンでは、BNIの活動地域において日本の将来を担う子供の立ちの教育支援や国内外の災害支援等を行っている組織になります。
BNI財団補助金の目的とは
BNI財団補助金は、子ども(義務教育から高等教育を受けている青少年までとここでは定義)とその教育に焦点をあてた、非営利の教育機関のプログラムに対して交付されている補助金になります。この補助金の目的は、日本の未来を担う子供たちが質の高い教育を受けることができるように、教育に関わる多くの方を支援するものになります。
BNI財団補助金の概要
BNI財団補助金は以下の概要となっておりますのでご確認ください。
BNI財団補助金 | |
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補助金上限金額 | 上限30万円 |
補助金対象者 | 小中学校・高等学校及び児童施設の青少年の教育に携わる立場にあり、教育プログラムのための資金的援助を必要としている方※営利団体への助成は行っておりません。 |
対象となるプログラム例 | ■ 初等教育における必須項目の習得支援 ■ 中〜高等教育における社会教育支援 |
応募条件 | 補助金を申請するにはBNIメンバーからの推薦 BNIチャプターが活動をしている地域で実施されること 活動後のご報告のご提出。 募集期間で一度のみ |
応募締切 | 2020年6月末日 |
補助の対象経費としては、教育にかかわる書籍、コンミューター、ソフトウェアなど何ねんにもわたり繰り返し利用できる有形の商品購入代金となっているようです。人件費やセミナー代金、郊外授業の費用や、食費、その他の消耗品棟には利用できません。
補助金の応募条件の詳細について
この補助金に応募する条件として大きく3つ
・BNIメンバーからの推薦
・BNIチャプターの活動地域での実施
・活動報告
活動報告については具体的に補助金をどのように利用して教育の質を高めたのか、という実績報告のようなものになります。
一方で、最初の2項目であるこちらはBNIに馴染みのない方であるとどのように推薦を受けたらよいのかがわかりません。
お知り合いの方にBNIのメンバーの方がいるのが一番ですが、知り合いがいない場合でも、こちらの窓口に問合せることで
応募の条件を満たせるかもしれませんのでまずはこちらのページより問合せ確認してみてください。
補助金交付のご案内 - 一般財団法人BNI財団ジャパン
また、チャプターについても実際にどの地域かもありますので、こちらの県である必要がまずはあるかと思いますのでご確認ください。
その他チャプターの詳細についてはこちらのページにてご確認いただけます。
BNI Japan - チャプター検索
過去の補助金事例
こちらの補助金ににて、実際どのような活動がされてきたのかについてご紹介したいと思います。
特定非営利活動法人 どんぐりの会「放課後の子供たちの学び」の支援
三重県にあります、特定非営利活動法人「どんぐりの会」の活動になります。
こちらの団体では、2017年に「放課後の子供たちの学び」というプログラムを開催し、対象児童約44名に対して放課後の学びのための教材を購入するための費用として、このBNI財団補助金が利用されました。
漢字辞典や絵本、などの購入費用として利用されました。
認定特定非営利活動法人勉強レストランそうなんだ「パソコンに親しむ」支援
静岡県にあります認定特定非営利活動法人勉強レストランそうなんだの放課後デイサービス内における、パソコン実習のためのパソコン支給として2017年に利用されています。
プログラムとしては、「パソコンに親しむ」というもので参加人数約10名のもので、6~18歳の主に知的障害をもつ青少年を対象に地域社会において
自立した生活を送るための基本スキル習得を目的としたプログラムだったようです。
まとめ
今回は教育に携わる多くの方々にご利用いただける、「BNI財団補助金」についてご紹介しました。
子どもには教育を受ける権利があります。どんな事情であれ、日本の未来を担う子どもたちから教育を受ける機会を奪ってしまうのは、とても悲しいことです。溢れる選択肢の中から、自分が歩む道を決めるためにするのが勉強だと思うのです。子どもたちの選択肢を少しでも増やしてあげることができたら、子どもたちの未来はもちろん、日本の未来は明るいのものになるのではないでしょうか。