3万円の非課税世帯給付金は2025年に実施され、現在では受付が終了しています。2026年(令和8年度)は、自治体によっては、重点支援地方交付金を活用した非課税世帯向けの給付を行っている場合があります。
この給付金は非課税世帯なら誰でももらえるわけではなく、お住まいの自治体が事業を実施していない場合は給付を受けることはできません。そのため、「〇〇市(お住まいの自治体名) 給付金」で検索し、自治体の公式サイトを確認するのが確実です。
また、現在「給付付き税額控除」の導入が議論されており、2026年5月20日には所得に応じた「給付」に一本化する方向が示され、さらに5月27日には給付額を所得に連動させる制度イメージ案が公表されました。非課税世帯と中低所得の勤労世代に、所得に応じた給付を実施する方向で話が進んでいます。
詳しくはこちら:給付付き税額控除をわかりやすく解説!いつからはじまる?
本記事では、非課税世帯(低所得者世帯)向け給付金の最新情報と、実施予定の自治体を紹介します。
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・2万円給付金はいつもらえる?支給時期と対象者を解説
・年金生活者支援給付金とは?対象者と受給方法を解説
この記事の目次
非課税世帯給付金とは?
非課税世帯給付金は、2024年11月22日に閣議決定した総合経済対策に基づき実施された1世帯あたり3万円(18歳以下の子どもがいる世帯には子ども1人あたり2万円を加算)の支援策です。低所得者世帯への物価高騰対策として位置づけられており、多くの自治体では2025年の上旬から順次給付が行われ、その後、令和7年7月末までには全国各地で受付が終了しています。
そして2026年(令和8年度)は、国による重点支援地方交付金を活用した給付が各自治体で始まっています。この給付金の具体的な支給内容は自治体ごとに異なり、住民税非課税世帯に限定するケースもあれば、住民全体を対象とする場合もあります。支給額や申請方法、実施時期も自治体ごとに差があるため、お住まいの地域の最新情報を確認しましょう。
お住いの地域で非課税世帯向け給付金があるか確認する方法
2026年度の自治体による非課税世帯向け給付金があるか確認したい場合、「〇〇市(お住まいの自治体) 給付金」「〇〇市(お住まいの自治体) 非課税世帯給付金」等で検索してみましょう。
わからない場合、市区町村の役所に直接問い合わせる方法もあります。また、自治体によっては、対象者に書類が郵送されてくる場合もあります。
そもそも住民税非課税世帯とは?対象になる条件
「自分は非課税世帯にあてはまるの?」という疑問は多く寄せられます。住民税非課税世帯とは、世帯全員の住民税(均等割・所得割)が課税されていない世帯のことです。給付金の文脈で使われる「低所得者向け給付金」も、実質的にこの住民税非課税世帯を対象としていることがほとんどです。非課税となる収入の目安は、単身世帯であれば年収100万円以下(自治体によって異なる)、扶養家族がいる場合はその人数に応じて基準額が上がります。遺族年金・障害年金は非課税所得のため、所得判定には含まれません。一方で、給与・年金・事業所得のほか、株式の配当や売却益(特定口座で申告した場合)などは所得に含まれ、判定に影響する場合があります。
・毎年6月頃に届く「住民税の課税(非課税)証明書」や「税額決定通知書」で確認できる
・給与天引きの方は給与明細の住民税欄が0円かどうかが目安
・株の配当・譲渡益を確定申告した場合は所得に算入されるため、判定に影響することがある
・不明な場合は、お住まいの市区町村の課税担当窓口で確認できる
なお、世帯のうち1人でも住民税が課税されていると、その世帯は「非課税世帯」にはあたりません。同居する子や配偶者に収入がある場合は、世帯全体の課税状況に注意が必要です。
2026年の非課税世帯向け給付金が支給される主な自治体
2026年に実施が予定されている非課税世帯向けの給付金について、現時点で公表されている主な自治体と支給内容の概要をまとめました。お住まいの自治体が対象となっているかどうか、確認してみてください。
| 市区町村 | 支給額 | 実施時期 | 詳細 |
|---|---|---|---|
| 東京都新宿区 | 所得割非課税世帯:1人12,000円 / 合計所得金額300万円未満の世帯:1人あたり6,000円 | 未定 | 新宿区物価高騰対策臨時給付金 |
| 東京都杉並区 | 1世帯あたり20,000円 | 3月下旬(案内書類は3月2日から順次送付済) | 杉並区生活応援臨時給付金 |
| 東京都江戸川区 | 非課税世帯:1世帯あたり30,000円 / 均等割のみ課税世帯:1世帯あたり10,000円 | 1月中旬~3月下旬頃に順次支給 | 江戸川区住民税非課税世帯等給付金 |
| 東京都世田谷区 | 1世帯あたり20,000円 | 3月25日前後に振込(2月26日にお知らせ発送済) | 世田谷区物価高騰生活支援給付金 |
| 東京都練馬区 | 1世帯あたり20,000円 | 2月頃から順次 | 練馬区第2回物価高騰対策給付金 |
| 東京都豊島区 | 1世帯あたり10,000円 | 1月下旬から順次 | 豊島区物価高騰対策給付金 |
| 神奈川県横浜市 | 19歳以上の市民1人あたり5,000円相当の電子クーポンまたは商品券 | 2026年3月上旬から順次(基準日:令和8年2月1日) | ヨコハマ生活応援クーポン |
| 北海道札幌市 | 全市民:1人あたり5,000円 / 非課税世帯:1世帯あたり10,000円を加算 | 4月16日以降 | 札幌市物価高対策臨時給付金 |
| 北海道函館市 | 1世帯あたり20,000円 | 準備が整い次第、順次支給 | 函館市住民税非課税世帯臨時特別給付金 |
| 神奈川県川崎市 | 1世帯あたり10,000円 | 4月27日振込予定(4月中旬に通知発送) | 川崎市物価高騰対策給付金 |
| 宮城県仙台市 | 令和8年度の支給内容は準備中。住民税非課税世帯・家計急変世帯が対象となる見込み。最新情報は市公式サイトへ | 令和8年度詳細は未発表 | 仙台市公式サイト |
| 千葉県船橋市 | 世帯員1人あたり4,000円(非課税世帯・均等割のみ課税世帯は1世帯あたり10,000円加算) | 3月2日より案内発送開始 | 船橋市食料品等価格高騰支援給付金 |
| 埼玉県川口市 | 1世帯あたり10,000円 | 未定 | 川口市住民税非課税世帯支援給付金 |
| 兵庫県神戸市 | 令和8年度はクーポンや子育て応援手当等を中心に実施。非課税世帯向け一律給付の詳細は準備中。最新情報は市公式サイトへ | 令和8年度詳細は順次発表 | 神戸市公式サイト |
| 大阪府堺市 | 令和8年度の支給内容は準備中。最新情報は市公式サイトをご確認ください | 令和8年度詳細は未発表 | 堺市公式サイト |
| 福岡県福岡市 | 令和8年度の詳細は準備中。令和6年度は新たに非課税となった世帯に10万円(子ども加算あり)を支給(受付終了)。最新情報は市公式サイトへ | 令和8年度詳細は未発表 | 福岡市公式サイト |
| 広島県広島市 | 令和8年度の詳細は準備中。最新情報は市公式サイトをご確認ください | 令和8年度詳細は未発表 | 広島市公式サイト |
| 新潟県新潟市 | 1世帯あたり8,000円 | 3月11日または申請書受理後1か月程度 | 新潟市住民税非課税世帯支援給付金 |
| 福島県福島市 | 1世帯あたり15,000円 | 未定 | 住民税非課税世帯への給付金 |
| 宮城県石巻市 | 1世帯あたり15,000円 | 未定 | 非課税世帯等価格高騰緊急支援給付金 |
| 愛知県名古屋市 | 非課税世帯への令和8年度の支給内容は準備中。令和7年度は1世帯あたり30,000円を支給。 | 令和8年度の詳細は未発表。市の公式ページをご確認ください | 名古屋市公式サイト |
| 大阪府大阪市 | 非課税世帯への令和8年度の支給内容は準備中。令和7年度は1世帯あたり30,000円を支給。 | 令和8年度の詳細は未発表。市の公式ページをご確認ください | 大阪市公式サイト |
| 岡山県岡山市 | 全市民:1人あたり5,000円 / 非課税世帯:1人あたり2,000円を加算 | 未定 | 岡山市物価高騰対応定額給付金 |
| 広島県東広島市 | 市民1人あたり5,000円 | 令和8年4月1日~9月30日(申請期間) | 東広島市物価高騰支援給付金 |
| 大阪府藤井寺市 | 市民1人あたり6,000円 | 4月下旬以降順次(3月下旬にハガキ発送) | 藤井寺市物価高騰生活支援給付金 |
| 東京都府中市 | 1人あたり5,000円(プリペイド式ギフトカード) | 令和8年度早期の配付予定 | 府中市物価高騰対策給付金 |
| 福岡県北九州市 | 1世帯あたり10,000円 | 2月27日または3月上旬から順次 | 北九州市くらし応援手当 |
| 熊本県熊本市 | 1世帯あたり10,000円 | 未定 | 熊本市物価高騰緊急支援給付金 |
| 京都府京都市 | 1世帯当たり5,000円 | 令和8年4月3日(金曜日)から順次 | 京都市くらし応援給付金 |
| 石川県金沢市 | 非課税世帯:1世帯あたり30,000円 | 2026年3月から順次 | 金沢市住民税均等割非課税世帯物価高騰支援給付金 |
| 香川県高松市 | 児童手当対象者を除く市民1人あたり5,000円 | 2026年3月までに | 高松市物価高騰対策給付金 |
| 広島県廿日市市 | 市民1人あたり3,000円 / 非課税世帯には追加で1人3,000円を加算 | 2月下旬から順次 | 廿日市市食料品等物価高騰対策支援給付金 |
| 沖縄県那覇市 | 非課税世帯・課税標準額100万円以下の方におこめ券を配布 | 2026年1月末から | 那覇市おこめ券給付事業 |
| 兵庫県明石市 | ひとり親世帯(児童扶養手当等受給資格者)児童1人あたり10,000円 | 2026年2月から | 明石市ひとり親世帯支援給付金 |
| 福島県郡山市 | 子ども1人あたり25,000円(子育て応援手当) | 2026年3月から | 郡山市子育て応援手当 |
| 茨城県水戸市 | 低所得の子育て世帯(非課税世帯等)児童1人あたり50,000円 | 2026年3月 | 水戸市低所得子育て世帯支援給付金 |
名古屋市・大阪市・福岡市・横浜市・広島市など大都市の給付金状況は?
名古屋市・大阪市・福岡市・横浜市・広島市など大都市の令和8年度給付金については、各市の公式サイトへの確認が必要です。
【主要都市の令和8年度給付金の状況(2026年5月時点)】
| 都市 | 令和8年度の状況 | 確認先 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 19歳以上の市民1人あたり5,000円相当の電子クーポンまたは商品券を支給(ヨコハマ生活応援クーポン)。基準日は令和8年2月1日、3月上旬から順次支給 | 横浜市公式サイト |
| 福岡市 | 令和8年度の詳細は準備中。令和6年度は新たに非課税となった世帯に1世帯10万円(子ども加算あり)を支給(受付終了) | 福岡市公式サイト |
| 広島市 | 令和8年度の詳細は準備中。最新情報は公式サイトで確認 | 広島市公式サイト |
| 名古屋市 | 令和7年度は1世帯あたり3万円を支給(終了)。令和8年度の詳細は未発表 | 名古屋市公式サイト |
| 大阪市 | 令和7年度は1世帯あたり3万円を支給(終了)。令和8年度の詳細は未発表 | 大阪市公式サイト |
| 仙台市 | 令和8年度は住民税非課税世帯・家計急変世帯向けの給付を準備中。詳細は順次発表 | 仙台市公式サイト |
| 神戸市 | クーポンや子育て応援手当等を中心に実施。非課税世帯向け一律給付の詳細は準備中 | 神戸市公式サイト |
令和8年度の実施内容・時期は自治体によって異なります。「〇〇市 給付金 令和8年」で検索するか、各市の福祉・生活支援担当窓口に問い合わせてください。
「非課税世帯ばかり」「中間層・非課税世帯以外はもらえない」への対応
「給付金は非課税世帯ばかり」「働いている中間層には何もない」という声は、検索でも非常に多く寄せられています。結論として、これまでの物価高対策給付金は住民税非課税世帯を主な対象としてきたため、課税されている中間層は対象外となるケースが多かったのは事実です。
ただし、2026年度の自治体給付には変化も見られます。横浜市・札幌市・岡山市・府中市・東広島市・京都市などのように、非課税世帯に限定せず、全市民を対象に1人あたり5,000円前後を配る自治体も増えています。「非課税世帯以外でももらえる給付金がないか」を知りたい場合は、お住まいの自治体が「全住民対象」の給付を実施していないかを確認するのが第一歩です。
さらに、現在議論が進む「給付付き税額控除」は、まさにこの中間層の不満に応える制度として設計されています。
「非課税世帯ばかりが優遇される」という構図は、給付付き税額控除が実現すれば一定程度緩和される可能性があります。ただし2026年中の給付開始は見込まれておらず、本格導入は早くても2027年度以降です。
非課税世帯の学生・子どもが使える教育支援(奨学金・高校無償化)
非課税世帯では、現金給付だけでなく、教育費の負担を大きく軽減できる支援制度も利用できます。「非課税世帯 大学 給付金」「非課税世帯 高校 給付金」「奨学金 非課税世帯」といった検索が多いことから、進学を控えた世帯の関心の高さがうかがえます。
大学・専門学校:高等教育の修学支援新制度(給付型奨学金+授業料減免)
大学・短大・専門学校に進学する非課税世帯の学生は、返済不要の給付型奨学金と授業料・入学金の減免を受けられる「高等教育の修学支援新制度」の対象です。住民税非課税世帯およびそれに準ずる世帯が対象で、世帯の所得区分に応じて支援額が決まります。
加えて2025年度(令和7年度)からは、扶養する子どもが3人以上いる多子世帯について所得制限が撤廃され、非課税世帯でなくても授業料・入学金の減免(無償化)を受けられるようになりました。2026年度も継続されています。なお、多子世帯であっても給付奨学金・授業料減免は自動適用されないため、JASSO(日本学生支援機構)への申請が必要です。令和8年度進学者からは高校在学中の「予約採用」でも申請できるようになりました。
高校:高等学校等就学支援金(私立も実質無償化へ)
高校生のいる世帯は、所得に応じて授業料を支援する「高等学校等就学支援金」を利用できます。非課税世帯を含む対象世帯には、公立高校の授業料相当(年額118,800円)が支給されます。私立高校についても支援が拡充されており、要件を満たせば年額最大457,000円程度の支援を受けられ、実質的に無償化に近い形となります。
給付付き税額控除はいつから?
2026年6月時点で施行日は確定していませんが、本格導入は2027年度が目標となっています。また2026年6月ごろに中間取りまとめがあり、制度の方向性なども踏まえてある程度の輪郭が見えてくる予定となっています。高市首相は「夏前に中間取りまとめを行い、税制改正関連法案の早期提出を目指す」と表明しています。
現在わかっている経緯と予定は以下の通りとなっています。
【給付付き税額控除のスケジュール(2026年6月時点)】
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 2026年2月26日 | 第1回「社会保障国民会議」が開催され、制度設計の議論がスタート |
| 2026年3月12日〜 | 「給付付き税額控除等に関する実務者会議」が開始(4月8日に第5回開催) |
| 2026年5月20日 | 「議論の整理」が示され、給付に一本化・個人単位・中低所得の勤労世代を対象とする方向で認識がおおむね一致 |
| 2026年5月27日 | 給付額を所得に連動させる具体的な制度イメージ案を提示 |
| 2026年6月ごろ(夏前) | 中間取りまとめを行い、「骨太の方針」に反映予定 |
| 2026年秋(臨時国会) | 税制改正関連法案の提出を目指す |
| 2027年度以降 | 本格導入の見込み(早くても)。給付額は1人あたり4万円案が軸 |
2026年中の給付開始は見込まれていません。現在の非課税世帯給付金とは別の制度であり、実現すれば非課税世帯も含む幅広い所得層が対象になる予定です。なお、野党の一部には「まだ完全に一致した段階ではない」との慎重な声もあり、夏前の中間取りまとめに向けて与野党がどこまで合意できるかが焦点となっています。
給付付き税額控除で非課税世帯はいくらもらえる?
給付金額等については正式に決定はしていませんが、2026年6月時点では、野党案の「一人当たり4万円」が議論の出発点(基準)となっています。また非課税世帯はその全額を現金給付にて受け取れる見込みとなっています。
ただし、2026年5月27日に示された最新の制度イメージ案では、給付額を一律ではなく所得に連動して増減させる設計が想定されています。具体的には、低所得層への「定額部分」と、働くほど手取りが増える「逓増部分」を組み合わせ、就労を促しながら中低所得層を重点的に支援する仕組みが目指されています。そのため、非課税世帯が受け取る金額は「一律4万円」と固定されているわけではなく、最終的な制度設計次第で変動する点に注意が必要です。
給付付き税額控除は、まず納めるべき税金から一定額を差し引く「税額控除」を行う制度です。
そのうえで、控除額が本来の税額を上回った場合には、差し引ききれなかった分が現金として給付されます。ここが、この制度の大きな特徴です。
例えば、1人あたり4万円の給付付き税額控除が導入されたとします。
所得税額が3万円の人の場合、まず税額の3万円が全額控除され、納税額は0円になります。
さらに、控除しきれなかった1万円(4万円 − 3万円)は、現金として支給される仕組みです。
このように、税額控除だけでは恩恵を受けにくい低所得者層にも支援が届く点が、給付付き税額控除の大きな特徴といえます。
給付付き税額控除が低所得者にとって手厚い支援となるのは、税額控除で差し引ききれなかった分が現金として支給される仕組みになっているためです。
従来の税額控除では、納めている税額の範囲内でしか控除を受けられませんでした。
たとえば、控除額が10万円であっても、納税額が3万円の場合、実際に軽減されるのはその3万円までに限られます。
一方、給付付き税額控除では、控除しきれなかった差額も給付されます。先ほどの例であれば、残りの7万円が現金として支給される仕組みです。
また、所得税を納めていない非課税世帯の場合でも、控除額に相当する金額がそのまま現金給付として支払われるため、税額控除の対象になりにくい低所得者層にも支援が届く制度となっています。
なお、5月27日のイメージ案では「税額控除は当面見送り、まず給付のみで先行スタートする」方向で議論がまとまりつつあります。そのため、非課税世帯にとっては実質的に「現金給付」として受け取る形になる見込みです。
詳しくはこちら:給付付き税額控除をわかりやすく解説!いつからはじまる?
給付金の情報を得たいときはどこを見るべき?
情報をタイムリーに得るためには、以下を定期的にチェックすることをおすすめします。
■お住まいの自治体の公式ホームページ
支給スケジュールや支給方法が決定次第、自治体のホームページに掲載されます。
■自治体の広報紙
毎月配布される広報紙には、支給に関する最新情報や手続き方法などが記載される可能性があります。
■内閣府の公式サイト
全国的な統一情報は、内閣府のサイトで公表されることがあります。
補助金ポータルのサイトでも、新しい情報が公表され次第、記事を随時更新していきます。
給付金を装った詐欺に注意!
国や自治体から新たな給付金や支援金が発表されるタイミングは、詐欺グループにとって絶好の「狙い目」です。
現在、複数の自治体や警察庁からも、給付金を装った詐欺や個人情報の搾取に対する強い注意喚起が行われています。
「自分は騙されない」「あやしい電話には出ないから大丈夫」という油断こそが一番の危険です。犯人は、あの手この手で私たちの心理的な隙や、手続きを急ぐ気持ちにつけ込んできます。
少しでも怪しいと思ったら、ひとりで判断せず、必ず確認するようにしてください。
非課税世帯向けの給付金によくある質問
申請しないと受け取れない?
2026年の非課税世帯給付金は、申請しなくても要件を満たしていればもらえる場合が多いです。多くの自治体では「支給のお知らせ」または「確認書兼申請書」が届く仕組みとなっています。ただし、家計が急変した世帯や転入して間もない世帯は、申請が必要となる場合があります。なお、非課税世帯向けの給付金を実施していない地域では、受け取ることはできません。
いつ支給される?
支給時期は自治体ごとに異なります。早い自治体では2026年1月から支給が始まっていますが、4月以降に支給開始となる自治体もあります。市区町村の役所に問い合わせるか、公式ページで確認してみましょう。
自分が対象かどうか確認したい
お住まいの自治体名で、「〇〇市 給付金」「〇〇市 非課税世帯給付金」等で検索してみてください。わからない場合、市区町村の役所に直接問い合わせても良いでしょう。また、自治体から通知書類が届いていないか郵便物も確認してみましょう。
住民税非課税世帯とはどういう世帯?
住民税非課税世帯とは、世帯全員の住民税(均等割・所得割)が課税されていない世帯のことです。一般的に、単身世帯であれば年収100万円以下(自治体によって異なる)、扶養家族がいる場合はその人数に応じて基準額が上がります。遺族年金や障害年金は非課税所得のため、所得判定に含まれません。給与明細や住民税の通知書で確認できます。
株の配当や売却益があると非課税世帯から外れる?
株式の配当や売却益(譲渡益)を確定申告した場合、その金額は所得に算入されるため、住民税非課税世帯の判定に影響し、対象から外れることがあります。一方、源泉徴収ありの特定口座で確定申告をしない場合は、合計所得金額に含まれず判定に影響しないのが一般的です。ただし、確定申告をすると配当控除や損益通算で所得税が還付される反面、住民税の判定上は所得が増えて給付金や各種非課税メリットを失う可能性があるため、申告するかどうかは慎重に検討しましょう。判断に迷う場合はお住まいの市区町村の税担当窓口や税理士に確認することをおすすめします。
すべての自治体で給付金がもらえる?
いいえ。2026年度の非課税世帯向け給付金は、国が一律で実施する制度ではなく、重点支援地方交付金を活用して各自治体が独自に行うものです。そのため、お住まいの自治体が給付事業を実施していない場合は、受け取ることができません。自治体の公式ホームページや広報紙で確認してください。
支給額は全国一律?
支給額は自治体ごとに異なります。2026年4月〜5月時点で確認できている範囲では、1世帯あたり8,000円~30,000円、あるいは1人あたり4,000円~12,000円など幅があります。住民全体を対象とする自治体では1人あたり5,000円~6,000円程度、非課税世帯向けに追加加算を行うケースもあります。
均等割のみ課税世帯も対象になる?
自治体によっては、住民税非課税世帯だけでなく「均等割のみ課税世帯」も給付対象としているケースがあります。たとえば江戸川区では非課税世帯に3万円、均等割のみ課税世帯に1万円を支給しています。対象区分は自治体ごとに異なるため、詳しくはお住まいの自治体の案内をご確認ください。
非課税世帯以外(中間層)が受け取れる給付金はある?
あります。2026年度は、横浜市・札幌市・岡山市・府中市・東広島市・京都市など、非課税世帯に限定せず全市民を対象に1人あたり5,000円前後を支給する自治体が増えています。お住まいの自治体が「全住民対象」の給付やクーポンを実施していないか確認してみましょう。また、現在議論中の給付付き税額控除は、中低所得の勤労世代や「年収の壁」付近で働くパート・アルバイトも対象とする方向で進んでおり、実現すれば中間層への支援も拡大する見込みです。
非課税世帯の大学生・高校生が使える支援はある?
あります。大学・短大・専門学校に進学する非課税世帯の学生は「高等教育の修学支援新制度」により、返済不要の給付型奨学金と授業料・入学金の減免を受けられます。2025年度からは子ども3人以上の多子世帯について所得制限が撤廃され、非課税世帯でなくても授業料減免を受けられるようになりました(自動適用ではなくJASSOへの申請が必要)。高校生のいる世帯は「高等学校等就学支援金」を利用でき、私立高校でも要件を満たせば年額最大457,000円程度の支援を受けられます。
給付金に税金はかかる?
物価高騰対策として支給される給付金は、非課税扱いとなるのが一般的です。所得税や住民税の課税対象にはならず、確定申告の必要もありません。また、国民健康保険料の算定にも影響しません。
生活保護世帯も対象?
多くの自治体では、生活保護を受給している世帯も住民税非課税世帯として給付金の対象に含めています。ただし、自治体によって取り扱いが異なる場合があるため、お住まいの自治体にご確認ください。なお、給付金を受け取っても、生活保護の収入認定から除外されるケースが一般的です。
給付付き税額控除はいつから始まる?
2026年6月現在、給付付き税額控除の導入は「早くても2027年度以降」が見込みです。2026年6月ごろ(夏前)に実務者会議が中間取りまとめを行い、骨太の方針に反映させたうえで、秋の臨時国会への法案提出を目指す方針ですが、2026年中の給付開始は見込まれていません。給付額は1人あたり4万円案が軸ですが、5月27日には所得に連動して給付額が変動する制度イメージ案も示されており、最終的な金額・設計は今後の議論で変わる可能性があります。
給付付き税額控除とは何が違う?
現在の非課税世帯給付金は、自治体が重点支援地方交付金を活用して一時的に実施する給付です。一方、給付付き税額控除は、税額控除と現金給付を組み合わせた恒久的な制度として2027年度以降の導入が目指されています。ただし、当面は税額控除を見送り「給付のみ」で先行スタートする方向で議論が進んでいます。給付付き税額控除が実現すれば、非課税世帯は控除額に相当する金額がそのまま現金給付され、中間所得層は減税の恩恵を受けられる仕組みとなる見込みです。
給付付き税額控除は世帯単位?個人単位?
2026年5月の実務者会議で、原則として世帯単位ではなく「個人単位」で支援する方向でおおむね一致しました。個人単位で判定されるため、世帯人数が多いほど給付総額が大きくなる可能性があります。たとえば1人あたり4万円案が採用された場合、4人世帯では合計16万円が目安となりますが、所得に連動して金額が変動する設計のため、実際の金額は世帯構成や各人の所得によって変わります。
マイナンバーカードがないと給付金はもらえない?
いいえ、マイナンバーカードがなくても給付金を受け取ることができます。多くの自治体では、対象者に「支給のお知らせ」や「確認書」を郵送し、銀行口座への振込で支給します。「マイナンバーカードを作れば3万円もらえる」という情報はデマ・詐欺の可能性があり、2026年6月現在そのような制度は存在しません。こうした情報を受け取った場合は警察(#9110)に相談してください。なお、将来の給付付き税額控除では、マイナポータルで公金受取口座を登録しておくと自動給付を受けやすくなる可能性があります。
10万円の給付金はいつもらえる?「非課税世帯10万円給付決定」は本当?
2026年(令和8年度)現在、国が一律に「非課税世帯へ10万円を給付する」という制度は決定していません。「10万円給付」とは、2024年(令和6年度)に「新たに非課税になった世帯」を対象に一部の自治体で実施された給付金のことを指す場合が多く、これは2025年中にほぼ支給完了しています。2026年度の給付は自治体独自の取り組みで、支給額は数千円〜3万円程度が多い状況です。
「低所得者向け給付金」と「住民税非課税世帯給付金」は同じ意味?
給付金の文脈では、「低所得者向け給付金」と呼ばれるものは主に「住民税非課税世帯」を対象としており、実質的に同じ意味で使われることがほとんどです。住民税非課税世帯とは、世帯全員が住民税(均等割・所得割)を課税されていない世帯のことで、一般的に単身であれば年収100万円以下(自治体により異なる)が目安となります。扶養家族がいる場合は、人数に応じて基準額が引き上げられます。
まとめ
2026年度は、自治体ごとに非課税世帯(低所得者世帯)向け給付金が実施されています。ただし、支給額や対象条件、時期は地域によって異なります。
状況によっては申請が必要になる場合があるため、必ずお住まいの自治体の公式情報を確認しましょう。
- 「非課税世帯10万円」「30万円」は2026年現在の制度にない:2026年度に国が一律で非課税世帯に10万円・30万円を給付する制度は決定していません
- 「マイナンバーカードで3万円」はデマ・詐欺の可能性:マイナンバーカード取得を条件とした給付金制度は存在しません
- 非課税世帯以外(中間層)も対象の自治体あり:横浜市・札幌市・京都市など全市民対象の給付を実施する自治体が増加
- 非課税世帯の進学支援:給付型奨学金・高等教育修学支援新制度・高校就学支援金で教育費を大幅に軽減できる
- 福岡市・広島市など令和8年度の詳細が未発表の自治体は公式サイトを定期確認
- 給付付き税額控除「いつから」:早くても2027年度以降。2026年6月(夏前)に中間取りまとめ予定
- 給付付き税額控除「いくら」:1人あたり4万円案が出発点。ただし5月27日のイメージ案では所得連動で金額が変動する設計が想定されており、最終的な金額は未定
また、将来的には給付付き税額控除の導入が議論されており、実務者会議は4月8日に第5回を迎え、5月27日には所得に連動した給付額の制度イメージ案が示されるなど審議が加速しています。高市首相は夏前の中間取りまとめと税制改正関連法案の早期提出を表明しており、2027年度以降の本格導入を目指しています。最新の動向に引き続き注目していきましょう。
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