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GビズIDとは?補助金申請などの際に必要となる種類や具体的な取得フローなどを解説

公開日:2023/4/25 更新日:2026/5/27
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GビズIDとは、1つのアカウントでさまざまな行政サービスにアクセスできるシステムのことです。補助金申請や各自治体のサービスなどに幅広く活用できるため、今まで手続きに費やしていた煩雑な業務をすっきりと整理することも可能になるでしょう。

今回の記事では、GビズIDの種別や具体的な申請フロー、利用できる行政サービスの種類などについて解説します。

2026年7月より、GビズIDにアカウントの有効期限が設けられます。

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この記事の目次

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そもそもGビスIDとは?

そもそも「GビズID」とは、法人や個人事業主向けに展開されている共通認証システムのことです。「共通認証システム」という言葉からもわかる通り、GビズIDを取得すれば、ひとつのID・パスワードを使ってさまざまな行政システムにログインできるようになります。

これまでは行政手続きを実施する際に、手続きごとでログインIDやパスワードが必要であったため、管理が煩雑でした。管理コストが増えれば従業員の業務量も膨らむことから、働き方改革が推進される中で、職場環境の改善を阻害する要因のひとつだったともいえるでしょう。

GビズIDのアカウントは、取得・利用とも無料です。なお、2026年7月以降はGビズIDプライム・メンバーに有効期限(2年3か月)が設定される予定ですが、マイページ上で更新手続きができます。詳しくは後述の「GビズIDの有効期限について」をご確認ください。

GビズIDは社会保険の管理などだけでなく、補助金の申請時にも利用できます。補助金制度の利用を検討している事業者は、必ずチェックしておきましょう。

GビズIDアカウントの種類について

GビスIDには、以下の3種類があります。

(1)GビズIDエントリー
(2)GビズIDプライム
(3)GビズIDメンバー

各種類によって、発行できる対象者や審査の有無、利用できる行政サービスへの制限有無などが異なるため、自社の状況にマッチするアカウントを選びましょう。

アカウント種別 発行できる対象者 発行時の書類審査 審査期間 利用行政サービスへの制限 ログイン方法
GビズIDエントリー 全事業者 なし あり ID/パスワードを用いた単要素認証
GビズIDプライム 会社代表・個人事業主向け あり 郵送申請は約1~2週間。オンラインの場合は最短即日で発行 なし ID/パスワードと所有物認証による二要素認証
GビズIDメンバー GビズIDプライムを取得した組織の従業員 なし あり ID/パスワードと所有物認証による二要素認証

GビスIDの取得によって利用できる行政サービスの例

以下に、GビスIDの取得によって利用できる行政サービスの例をまとめました。これらはあくまでも一例です。他にも利用できる行政サービスは多数あるため、詳細は「行政サービス一覧」でチェックしておきましょう。

行政サービス名 URL 利用可能なアカウント種別
デジタル化・AI導入補助金
(旧IT導入補助金)
https://it-shien.smrj.go.jp/・プライム
e-Gov https://www.e-gov.go.jp/ ・エントリー
プライム
・メンバー
e肥料(肥料情報システム) https://hiryotouroku-portal.force.com/login プライム
・メンバー
石綿事前調査結果報告システム https://www.ishiwata-houkoku.mhlw.go.jp/ ・エントリー
プライム
・メンバー
ISMAPポータルサイト https://www.ismap.go.jp/csm プライム
・メンバー
NPOウェブ報告システム https://www.npo-homepage.go.jp/ プライム
・メンバー
介護サービス情報公表システム_電子申請届出システム https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/shinsei/ プライム
・メンバー
記録等事務代行サービス https://www.kirokujimu-portal.mlit.go.jp プライム
・メンバー

GビズIDを取得するメリット

【時間とコストの節約】
GビズIDを使用することで、様々な行政手続きがオンラインで完了できるため、書類を準備して郵送したり、事務所を訪問して手続きする必要がなくなります。これにより、申請手続きにかかる時間や交通費などのコストを削減できます。

【24時間アクセス可能】
オンラインシステムであるため、いつでもどこでも手続きが可能です。これにより、緊急の申請が必要な場合でも迅速に対応できます。(メンテナンスなどの場合を除く)

【書類への押印不要】
電子認証システムのため、物理的な書類に押印する必要がなくなり、手続きが簡素化します。

【アカウントの一元管理】
複数の行政サービスにアクセスする際に同一のIDが使用できるため、異なるサービスのログイン情報を覚える必要がありません。

GビズIDのデメリット・注意点

【全てのサービスに対応していない】
まだGビズIDに対応していない行政サービスもあり、その場合は従来の手続きを行う必要があります。

【導入までに時間がかかる】
GビズIDを利用開始するまでには、アカウント作成や審査など、一定の時間が必要です。急いでいる場合は計画的に進める必要があります。

【デジタルデバイド】
インターネットやデジタル技術に不慣れな人々にとっては、オンラインでの手続きが難しい場合があります。このため、支援や教育が必要になることもあります。


【2026年3月27日~】GビズIDアプリの認証方法が変更

2026年3月27日(金)以降、GビズIDアプリによるログイン認証の方法が変わりました。変更後は、ログイン時に画面に表示される「4桁の数字」をGビズIDアプリに入力して認証します。アプリを最新バージョンに更新していない場合は認証できなくなるため、必ずアプリを最新の状態に更新してください。

なお、iPhoneをご利用の場合、iOS 16.4以上が必要です。

GビズIDの取得方法(GビズIDプライム作成)

【書類郵送申請の場合】
1.アカウント申請に必要なものを準備する
申請するアカウントの種類によって「SMS受信用のスマホや携帯電話」「印鑑証明書」「登録印」などが必要
2.GビズIDのTOPページにアクセスしてID作成をクリックする
3.申請に必要な情報を入力する
「法人番号・法人の所在地・代表者名・生年月日・電話番号」などを入力する
4.規約を確認し「申請書作成」をクリックする
5.内容に問題なければ「OK」をクリックしてGビズIDプライム申請書を作成する
6.申請書を印刷して押印する
7.申請書と印鑑(登録)証明書を郵送する
申請書と印鑑(登録)証明書を合わせて、以下のGビズID運用センターへ郵送する

〒530ー8532 GビズID運用センター宛
・郵便番号(個別番号)と宛名のみの記載で郵送できる
・郵便料金は通常郵便物と同じ
・郵便番号(個別番号)は日本郵便のみの取り扱いとなるため、宅配業者などのサービスは利用できない
8.運用センター側で審査を行う
9.不備がなければ1~2週間程度でワンタイムパスワードがメールで届く
10. ログインしてこれから利用するパスワードを設定して完了

マイナンバーカードをお持ちの方は、オンライン申請も可能です。申請用端末(パソコンおよびタブレット、スマートフォン)のほか、マイナンバーカード読み取り可能スマートフォンが必要です。申請用端末にスマートフォンを利用する場合は、申請用端末とは別にスマートフォンが必要となります。オンライン申請の手続きに必要なものが用意できない場合は、書類郵送申請をご利用ください。

GビズID取得時の必要物について

アカウント登録に必要な物は、申請する種別によって異なります。

アカウント種別 必要な物
GビズIDエントリー ・メールアドレス
・PCなどの操作端末
GビズIDプライム ・メールアドレス
・PCなどの操作端末
・プリンター
・印鑑証明書と登録申請書
・スマホあるいは携帯電話
GビズIDメンバー ・メールアドレス
・PCなどの操作端末
・スマホあるいは携帯電話

取得時の注意点

GビズIDを取得する際は以下の点に注意しましょう。

取得時の注意点
1. ひとつのメールアドレスによるアカウントの複数取得はできません。
(複数事業を営んでいる場合は事業ごとにメールアドレスを用意してアカウントを作成する)

2. 申請時に以下のような状況が確認できた場合は不備となります。
・書類に不備がある(印鑑証明書が同封されていない、申請書と印鑑証明書の印鑑が異なるなど)
・すでにアカウントを持っている事業者による重複申請
※なお、2026年7月以降は、書類郵送申請で不備があっても申請書類(印鑑(登録)証明書・申請書等)は返送されず、不備の内容はGビズIDマイページおよび登録されたメールアドレスに通知されます。

3. 印鑑(登録)証明書の有効期限は発行から3か月です。

4. SMS認証は2025年12月16日以降、行政サービスへのログイン時に利用できなくなりました。
SMS認証の代わりに、スマートフォン不要の「メールワンタイムパスワード認証(メールOTP)」をご利用ください。GビズIDマイページから設定できます。

GビズIDがあると何ができる?

上記で解説したように、GビズIDはさまざまな行政サービスへの申請時に利用できます。特に各種補助金の電子申請(jGrants等)では、原則としてGビズIDプライムが必要です。ここでは代表的なものを確認しておきましょう。

■デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の申請
デジタル化・AI導入補助金は、中小企業や小規模事業者が業務効率化やDXに向けてITツールを導入する際の費用を支援する制度です。2025年までの「IT導入補助金」から、2026年に名称が変更されました。交付申請はGビズIDプライムを使って行います。
詳しくはこちら:デジタル化・AI導入補助金とは?【2026年・令和8年度】補助率や申請枠・変更点についても解説

■ものづくり補助金の申請
ものづくり補助金は、中小企業・小規模事業者等が革新的な製品・サービスの開発や生産プロセスの改善に向けた設備投資等を行う際に活用できる制度です。電子申請にはGビズIDプライムが必要です。
詳しくはこちら:ものづくり補助金とは?【2026年】制度概要や条件、事例もわかりやすく解説

■小規模事業者持続化補助金の申請
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が販路開拓や生産性向上に取り組む際の費用を支援する制度です。電子申請(Jグランツ)を利用する場合はGビズIDプライムが必要です。
詳しくはこちら:小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)について

■中小企業省力化投資補助金の申請
中小企業省力化投資補助金は、人手不足の解消に向けた省力化設備の導入を支援する制度です。電子申請にはGビズIDプライムが必要です。
詳しくはこちら:中小企業省力化投資補助金「一般型」とは?カタログ注文型との違いも解説

■各自治体電子申請サービス
GビズIDアカウントは、国の補助金だけでなく各自治体における電子申請でも利用できます。自治体の例としては以下が挙げられます。

自治体名 URL
札幌市オンライン申請システム https://ttzk.graffer.jp/city-sapporo
一関市オンライン申請システム https://ttzk.graffer.jp/city-ichinoseki
米沢市電子申請サービス https://s-kantan.jp/city-yonezawa-yamagata-u/offer/offerList_initDisplay.action
郡山市オンライン申請サービス https://lgpos.task-asp.net/cu/072036/ea/residents/portal/home
いばらき電子申請・届出サービス https://s-kantan.jp/town-daigo-ibaraki-u/offer/offerList_initDisplay.action

詳しい自体体情報については「自治体が提供するサービス」をご覧ください。

GビスIDの有効期限について

GビズIDをより安全・安心に利用するために、2026年7月以降、アカウント有効期限が設定されるということが、2025年9月30日に公式ページにて発表されました。

GビズIDプライム・GビズIDメンバーで有効期限がいかに要に設定されるようです。GビズIDマイページ上で確認や更新手続きを行えるということですが、有効期限が切れた場合は、一部の操作が利用できなくなりますのでご注意ください。

また、更新手続きには本人確認を含むため一週間ほど時間がかかるようですので、補助金申請時にあわてないように更新期間をマイページにて確認しておきましょう。

アカウントの種別と有効期限は以下の通りです。

有効期限の
設定有無
有効期限の
更新方法
有効期限
GビズIDプライム法人代表者や個人事業主への本人確認2年3か月間
GビズIDメンバーGビズIDプライムや管理者の承認2年3か月間

なお、アカウントの発行時期によって有効期限の起算日が異なります。
2026年7月(有効期限導入日)以前に発行されたアカウント:導入日から2年3か月間(初回の期限は2028年10月ごろを予定)
2026年7月以降に発行されたアカウント:アカウント発行日から2年3か月間

更新完了の通知が届いた日を起算日とし、2年3か月間有効となります。たとえば、2030年4月1日に有効期限を迎えるアカウントで2030年3月25日に有効期限の更新手続きが完了した場合、更新後のアカウント有効期限は2032年6月25日となります。2032年7月1日ではなありませんのでご注意ください。

特にGビズIDプライムについてはご注意ください。紐づくすべてのGビズIDメンバーも有効期限切れと同様の制限がかかるようです。

特にGビズIDプライムをお使いの方へ:GビズIDプライムの有効期限が切れると、紐づくすべてのGビズIDメンバーにも同様の制限がかかります。複数の従業員がメンバーアカウントを使用している場合は、プライムアカウントの更新を優先的に行うようにしましょう。なお、有効期限が切れた後も、マイページから更新手続きを行うことは可能です。

GビズIDの有効期限更新方法

GビズIDマイページ上で有効期限の更新手続きを行っていただくことができます。アカウントの種類によって手続きが異なりますが、現状明記されているのは以下の2つとなります。

・GビズIDプライムの場合:法人代表者または個人事業主ご本人に対する本人確認
・GビズIDメンバーの場合:GビズIDプライムや管理者権限をもつGビズIDメンバーによる承認

※申請方法の詳細はアカウントの有効期限(公式)にてご確認ください。

よくある質問

補助金の申請にGビズIDは必要?どの種類が必要?

多くの補助金の電子申請では、原則としてGビズIDプライムが必要です。デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、中小企業省力化投資補助金などは、jGrants等の電子申請システムでGビズIDプライムを使って申請します。GビズIDプライムは発行までに時間がかかる場合があるため、補助金の締切に間に合うよう、早めに取得しておきましょう。

GビズIDの取得や利用に料金はかかる?

GビズIDは、アカウントの取得・利用ともに無料です。エントリー・プライム・メンバーのいずれの種類でも費用はかかりません。ただし、将来にわたって無料であることが保証されているわけではない点には留意しておきましょう。

GビズIDプライム・メンバー・エントリーの違いは?どれを取得すればいい?

GビズIDには「エントリー」「プライム」「メンバー」の3種類があり、発行時の審査の有無や利用できる行政サービスの範囲が異なります。エントリーは審査なしで即時発行できますが利用できるサービスが限られ、プライムは審査が必要なものの全ての行政サービスで利用できます。メンバーは、プライムを取得した組織の従業員向けのアカウントです。補助金の申請には、原則としてGビズIDプライムが必要です。

GビズIDの取得にはどのくらい時間がかかる?

GビズIDプライムは、マイナンバーカードを使ったオンライン申請なら最短で即日発行が可能です。書類郵送申請の場合は、書類に不備がなければ原則として2週間以内に発行されます。なお、2026年7月以降は書類郵送申請の審査期間が最大1か月に変更されるため、郵送で申請する場合はこれまで以上に余裕をもって手続きを進めましょう。

GビズIDに有効期限はある?更新は必要?

2026年7月以降、GビズIDプライムとGビズIDメンバーにアカウントの有効期限(2年3か月間)が設定されます。GビズIDエントリーは対象外です。有効期限はGビズIDマイページで確認・更新でき、期限が切れると行政サービスへのログインなど一部の操作ができなくなります。補助金申請の直前に慌てないよう、期限が近づいたら早めに更新手続きを行いましょう。


まとめ

GビズIDはさまざまな行政や自治体サービスの申請時に利用できる便利なアカウントです。アカウントを一度導入すれば、その後の補助金申請などの手間を省けるため、ぜひ利用を検討しましょう。

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