政府は、全世代がデジタル技術を活用し、誰もが情報サービスから取り残されないために、「デジタルでつながる社会づくり」を目指しています。この政策の一環として、デジタル格差の解消などを目的に、スマホを購入するシニアを対象とした補助金を実施している自治体があります。本記事では、各地のスマホ購入補助金についてご紹介します。
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この記事の目次
なぜスマホ補助金の対象者は高齢者なのか
スマホの購入補助金を探しても、若年層を対象としたものはなかなか見つかりません。補助金というものは通常、特定の対象者に焦点を当てています。つまり、情報格差をなくしデジタル化されたサービスをより多くの世代が利用できるようにするため、社会的な支援ニーズに基づいて、デジタルから取り残されやすい「高齢者」を対象としたスマホ購入補助金が展開されていると考えられます。
高齢者向けのスマホ購入補助金には、主に以下のような目的があります。
1.IT利用の機会均等
高齢者がデジタル社会から取り残されないように、彼らのデジタルデバイスの使用を促進し、情報格差を縮小するため。
2.公共サービスの利用促進
マイナンバーカードや各種申請、健康管理アプリなどの公共サービスをオンラインで利用できるようにするため。
3.コミュニケーションの向上
SNSやビデオ通話などを通じて、家族や友人とのコミュニケーション手段を増やし、社会的孤立を防ぐため。
4.災害時の情報取得
スマホを通じて、災害時の緊急情報や避難情報などを迅速に入手できるようにするため。
5.生活の利便性向上
キャッシュレス決済や地図アプリなど、生活の便利さを向上させるため。
これらは高齢者がデジタル化する上で直面する様々な障壁を取り除き、より快適で安全な生活を送るための支援となります。
全国のスマホ購入補助金の例
以下は、全国の各自治体が提供するスマホの購入を支援する補助金の例です。東京都 高齢者のデジタルデバイド解消に向けたスマートフォン活用支援事業
東京都では、65歳以上の方を対象としたスマートフォン購入支援の取組を支援しています。
支援を受けるためには、以下のすべての要件を満たす必要があります。
・事業実施区市町村に住民登録があること
・自ら使用する目的で、東京都公式アプリに対応し、NFC認証機能※2を有するスマートフォンを初めて購入すること。
・実施区市町村が指定する店舗で購入し、購入店が実施するスマホ教室等(個別相談を含む)で基本操作等の講座を受講すること
・購入するスマートフォンに「東京都公式アプリ」の登録、「東京都LINE公式アカウント」の友だち追加、実施区市町村が指定する公式アプリ等をインストール等すること
補助対象となる経費は以下のとおりです。
・データ通信契約をしたスマートフォン本体購入費
・充電器購入費
・契約事務手数料、アカウント設定料※3、データ移行手数料、その他手数料※4
申請条件や申請期間は、実施する区市町村ごとに異なります。詳しくは、お住いの市区町村役場等にお問い合わせください。
東京都新宿区 高齢者のスマートフォン購入費助成
東京都新宿区では、初めてスマホを購入する高齢者に対し、スマートフォン購入費用の一部として最大3万円を助成しています。
・購入日時点で新宿区内に住民登録がある方
・令和7年9月1日~令和8年3月31日の間に、指定店舗で自ら使用する目的で初めてスマートフォンを購入し、通信契約を行う方 (ガラケーや、NFC認証機能のない古いOSのスマートフォンからの機種変更も対象)
・指定店舗で、購入から申請までを原則購入日当日中に行うこと
・購入店が実施するスマホ教室等(個別相談を含む)で、基本操作講座を受講すること
・購入したスマートフォンに「東京都公式アプリ」を登録し、「東京都LINE公式アカウント」を友だち追加すること
いずれも、自ら利用する目的での購入が必要です。虚偽申請や不正行為があった場合は、助成金返還請求の対象となります。
助成対象となる経費は以下のとおりです。
・データ通信契約をしたスマートフォン本体購入費(NFC認証機能・音声入力機能を備え、iOS16以上またはAndroid11以上の端末)
・充電器購入費(本体に同梱されていない場合、購入時に同時購入した1個分まで)
・契約事務手数料
・アカウント設定料(Apple ID/Googleアカウント設定)
・データ移行手数料
・その他手数料
※店頭割引やクーポン適用後の金額が助成対象で、助成は1人1台・1回限りです。
申請期間は、令和8年4月1日~令和9年3月31日です。
申請は指定店舗で受け付けており、原則として購入日当日の電子申請が必要となります。
申請時には、本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)と、本人名義の通帳またはキャッシュカードを用意してください。
東京都北区 高齢者スマートフォン購入費補助事業
東京都北区では、65歳以上で以下の条件に当てはまる人にスマートフォン購入費用の一部として最大3万円を補助しています。
・北区に住所があり、現在保有するスマートフォンが東京都公式アプリ「東京アプリ」に対応していない
・北区に住所があり、NFC認証機能未対応の機種から買替えをする
いずれも、昭和36年3月31日までにお生まれの方で、自ら使用する目的による購入・買替えに限ります。
補助対象となる経費は以下のとおりです。
・スマートフォン本体購入費
・充電器購入費
・契約事務手数料
・アカウント設定料
・データ移行手数料
・店頭サポート費
補助申請の受付は、令和7年9月1日から始まっており、受付期限は公表されていません。北区が指定する協力店舗で購入し、購入当日にスマートフォン教室の受講が必要です。
東京都江戸川区 高齢者スマートフォン購入助成金交付事業
江戸川区では、65歳以上の方を対象にスマートフォン購入費用助成を実施しています。上限3万円、対象者1人につき1回限り1台分のみで、携帯電話(フィーチャーフォン)や古いOSのスマホからの買替えも対象です。
対象となるのは、以下に当てはまる方です。
・令和9年3月31日時点で満65歳以上の方
・令和8年4月1日から令和9年3月31日に、区指定協力店舗において、自ら使用する目的で初めて対象のスマホを購入した方
・指定協力店舗で購入から申請までを原則購入日当日に実施した方
・購入店舗が実施するスマホ教室を受講し、対象の東京都公式アプリ等をインストールした方
以下の対象経費のうち、上限3万円までが補助されます。
1.通信回線契約したスマホ本体購入費用
2.充電器購入費(本体に同梱されていない場合、本体と同時購入の1個のみ)
3.契約事務手数料
4.アカウント設定料(AppleIDまたはGoogleアカウント設定費)
5.データ移行手数料
6.店頭サポート費(単発のサポート費用または月額サービスの初月分)
申請期間は、令和8年4月1日から令和9年3月31日までとなります。
宮城県栗原市 高齢者スマートフォン購入費補助金
宮城県栗原市では、防災情報の迅速な取得を目的に、高齢者のスマートフォン購入を支援する「高齢者スマートフォン購入費補助金」を実施しています。
補助の対象者は次のすべての条件を満たす必要があります。
・スマートフォン未所持の世帯であること
・市が指定する販売店で、令和7年4月1日から令和8年3月31日までの間に、スマートフォンを初めて購入し、モバイルデータ通信契約を行っていること(ガラケーからの機種変更も対象)
・市税の滞納がない世帯であること
・市の防災行政無線戸別受信機の貸与を受けていないこと
・スマートフォン購入後に「栗原市安全安心メール」または「市公式LINE」に登録していること
補助対象経費として認められるのは以下の費用です。
- スマートフォン本体の購入費用
- 充電器の購入費用(本体と同日に、同じ販売店で購入したもの)
- 契約時の事務手数料など
補助金の額は、対象経費の合計額に対して最大2万円です。1世帯につきスマートフォン1台分が補助対象となります。
補助申請の受付は、令和7年4月1日から始まっており、受付期限は公表されていません。
茨城県筑西市 シニア世代スマートフォン購入補助金
茨城県筑西市では、多くの方がデジタル化によるサービスを受けられるように、初めてスマホを持つ65歳以上の方に購入費の一部として最大3万円を補助します。
対象となるのは、以下の全てに該当する方です。
・マイナンバーカードを取得、または申請中の方
・対象期間(令和7年4月1日から令和8年3月31日まで)に初めてマイナンバーカード対応のスマートフォンを指定店舗で購入し、スマートフォンの所持等に係る費用および操作等の説明を受けた方
・市LINE公式アカウントに登録している方
・市税等の滞納がない方
申請期間は令和8年4月1日から令和9年3月31日までです。ただし、予算に達し次第終了します。
補助対象となるのは、本体購入費・充電器購入費・事務手数料・データ移行料・アカウント設定料となります。購入指定店舗に関しては、以下の公式サイトでご確認ください。
茨城県常陸太田市 はじめてのスマホ応援
茨城県常陸太田市では、65歳以上の初心者のために、市が指定するスマートフォン講座を受けた後、その購入費用を3万円補助します。補助の対象者は次の条件を満たす必要があります。
・令和7年4月1日以降に初めてスマホを購入し、市指定のスマホ講座を受講している方
・指定店舗にて、NFC認証機能を搭載したスマホを購入した方
・市税等を滞納していない方
※令和6年度中に65歳以上で初めてスマホを購入し(指定店舗に限る)助成金の申請をされていない方も対象になります。
【スマホ講座の内容】
講座では、初心者や高齢者を対象に、スマホの基本操作から始め、電話やカメラの使い方を学びます。また、インターネットの使用方法についての指導も提供され、アプリのインストール方法やそれらを活用する方法についても教えます。さらに、スマホを使用して行政手続きを行う方法に関する指導も行われ、日常生活におけるスマホの有効活用をサポートします。
申請期間は、令和7年4月1日から令和8年3月31日までです。
まとめ
自治体によるスマホ購入支援の補助金は、国のデジタル化推進という大きな方針の下で、シニア世代がデジタル社会の一員として活動的に参加できるようサポートするためのものです。シニアのスマホデビューの際には、お住まいの自治体で購入補助が行われていないかチェックしてみると良いでしょう。▼▼▼日々配信中!無料メルマガ登録はこちら▼▼▼
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