
地域コミュニティの活動拠点として重要な役割を果たす集会所。近年では、住民同士のつながりを強める場としてだけでなく、防災や見守り活動、地域福祉の拠点としても注目されています。こうした中、京都府城陽市では、自治会が行う集会所の整備や備品の購入などに対し、費用の一部を補助する制度「自治会集会所等建設等補助金」を設けています。地域に根ざした施設の充実を図り、住民の安全と交流を支えるこの制度は、自治活動の基盤強化を目的としています。
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この記事の目次
自治会集会所等建設等補助金とは
「自治会集会所等建設等補助金」は、城陽市内の自治会が行う集会所の建設、修繕、備品購入などの活動に対し、市が費用の一部を補助する制度です。地域における住民の自主的な活動の拠点を整備・充実させることで、より活発な自治活動や地域コミュニティの形成を支援することが目的です。自治会が主導する集会所の新築や水洗化の改造、消火器の設置といったさまざまな事業が対象となっており、地域の実情に応じた支援が受けられるよう工夫されています。
補助率・補助額
補助金の額は実施する事業の内容によって異なりますが、補助率は1/2、上限は250万円です。施設の整備だけでなく、備品購入といった比較的小規模な取り組みも対象となります。1. 集会所等建設等補助金(限度額:250万円)
対象事業 | 申請期限 | 補助率&上限額 | 備考 |
---|---|---|---|
集会所の新築・増築・改築・修繕・取壊 | 9月30日 ※急を要する修繕は随時 | 事業費の1/2 | |
空調設備・掲示板(住宅地図含む)・戸の設置・修繕・撤去 | 随時 | 事業費の1/2 | |
公共下水道に接続する水洗便所等の改造 | 随時 | 事業費の1/2 | |
消火器の購入・詰替 | 随時 | 事業費の1/2 | ・消火器に付随する備品も対象 |
建築物の賃借 | 9月30日 ※例外あり | 事業費の1/2(1ヶ月あたり2万円まで、空家の賃借は3万円まで) | ・アパート等の一室や倉庫も可 |
施設の使用 | 9月30日 ※例外あり | 1年あたり2万円まで | ・コミセンや他自治会集会所の使用等 |
2. 集会所等修繕補助金(限度額:100万円)
対象事業 | 申請期限 | 補助率 | 備考 |
---|---|---|---|
集会所の修繕・取壊 | 9月30日 ※急を要する修繕は随時 | 事業費の1/2 | ・築10年以上の集会所が対象 ・老朽化による建替(全部修繕)も対象 ・実費以下で10年以上賃借する予定の空家も対象 ・耐震診断の修繕に伴う費用も対象 |
3. 備品購入補助金(限度額:30万円)
対象事業 | 申請期限 | 補助率 | 備考 |
---|---|---|---|
備品の購入 消火器及び消火器に付随する物品の購入 | 随時 | 事業費の1/2 | ・耐用年数が5年以上見込めるもの ・同等の備品の購入について、当補助金の交付を受けてから5年を経過していない場合は対象外 |
対象者と対象要件
本補助金の対象となるのは、京都府城陽市内に所在する自治会です。補助の対象事業には、以下の3種類があります。
- 建設等補助金:集会所の新築・増築・改築・修繕・取壊しのほか、空調設備、掲示板、倉庫、水洗便所、消火器などの設置・改造・撤去を含む広範な整備事業。
- 修繕補助金:既存集会所の修繕や取壊しに限定された事業。
- 備品購入補助金:集会所での活動に必要な備品や消火器類の購入が対象。
申請スケジュール
申請の受付期間は、2025年4月1日から9月30日までとなっています。なお、事業の内容によっては随時受け付けているものもありますが、申請が多く予算の上限に達した場合は、期間内であっても締め切られる可能性があります。集会所の整備や備品の購入などを検討している自治会は、早めに市民活動支援課へ相談し、申請の準備を始めておくと安心です。
2025年4月1日から2025年9月30日まで
まとめ
自治会集会所等建設等補助金は、地域活動の拠点整備を支援する制度です。新築や改修、備品購入などに幅広く活用でき、地域の実情に応じた支援が受けられます。申請前に不明点があれば、事前相談で確認してください。
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