
地域のにぎわいや安全なまちづくりを支える商店街。その魅力を高める要素のひとつに、通り沿いを彩る「装飾灯」があります。装飾灯は、来街者に安心感を与えるとともに、商店街の景観を演出する重要な設備です。しかし、装飾灯の設置や管理には一定の費用がかかり、商店会にとっては負担も少なくありません。
こうした現状を踏まえ、東京都大田区では、商店会による装飾灯の整備を支援するために「装飾灯設置等補助金(新設、撤去、移設)」を実施しています。本制度は、街の景観と安全性を両立しながら、商店街の活性化を促すための具体的な手段として位置付けられています。
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この記事の目次
装飾灯設置等補助金とは
「装飾灯設置等補助金」は、東京都大田区が商店会を対象として実施している補助制度です。商店街が所有する装飾灯の新設や増設、建替えのほか、撤去や移設といった整備に対して、工事費の一部が補助されます。数基単位での対応が可能で、急を要する工事にも対応できる柔軟な制度です。
商店街の景観整備や夜間の安全確保、来街者への安心感の向上を図る取り組みとして活用されており、地域のにぎわいづくりに寄与する支援策のひとつとされています。
補助率・補助額
補助金の内容は、実施する工事の種類によって補助率が異なります。具体的には以下の通りです。- 新設・増設・建替えに関する補助:補助率は1/2(補助対象経費上限額40万円/1基)
- 撤去に関する補助:補助率は1/2(補助対象経費上限額 20万円/1基)
- 移設に関する補助:補助率は1/4
いずれのケースも、1基あたりの補助対象経費に上限額が設定されており、補助金額は装飾灯の基数に応じて決まります。工事の内容によって補助率も異なるため、詳細は事前に確認しておくことが重要です。
対象者と対象要件
本補助金の対象となるのは、大田区内に所在する商店会です。商店会が所有する装飾灯に対して、数基単位での新設や撤去、修繕、移設などが補助の対象となります。
いずれも商店街活動と関わりの深い整備が想定されており、商店会が主体となって行うことが条件です。また、改修に準じる修繕も補助対象に含まれる場合があり、制度の適用範囲は比較的広く設定されています。
申請スケジュール
申請の締切は2025年6月13日(金)です。この日までに必要書類を整えて提出しなければなりません。装飾灯の整備を予定している商店会は、早めにスケジュールを立てて準備を進めることが大切です。特に、複数基にわたる工事では、見積書の取得や設計内容の確認に時間がかかるため、余裕を持った対応が求められます。なお、申請後は審査を経て補助金の交付が決定されるため、実際の工事開始時期についても十分に計画しておく必要があります。
※撤去の際は、区または都の街路灯の設置が必要となる場合があるため、道路関係部局(区:地域基盤整備第一課・第二課・第三課、都:第二建設事務所)を交えた事前の相談及び調整が必要となりますので、ご注意ください。
2025年6月13日(金)まで
まとめ
装飾灯は、ただ明るさを確保するだけでなく、地域の顔としての役割も果たす大切な設備です。東京都大田区が実施するこの補助金制度は、商店街の魅力を高め、安心して過ごせる環境づくりを後押しするものです。これから商店会として地域の景観整備を進めたいと考えている場合は、本制度をひとつの手段として検討してみてはいかがでしょうか。
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