2016年からはじまったIT導入補助金ですが、2019年度は予算も大幅にアップし第一次の応募が締め切りとなりましたが、6月18日に二次募集のスケジュールが公表になりました。前回の一次募集に間に合わなかった方は、今のうちから次回申請受付までの間に準備をしておきましょう。
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この記事の目次
IT導入補助金の二次募集スケジュール
交付申請受付期間:2019年7月17日(水)11:00~2019年8月23日(金)17:00まで
となっています。約一か月程度の受付期間ですがお盆休みが間に入ることを考えると8月の頭までには申請を出しておきたいところです。交付決定日は9月6日ですので事業実施期間、つまり購入予定のソフトを導入できる時期はこれ以降になると考えて導入スケジュールを組んでおいたほうがよいでしょう。
申請方法のフローから必要書類に関して
申請フローに関しては、簡単に説明すると下記のような流れになります。
- 導入するITツールの決定
- SECURITY ACTIONの宣言
- 申請時に必要な書類をそろえる
- 申請マイページにて必要事項を入力
- 送信ボタンクリック
以上の流れになります。SECURITY ACTIONについてはこちらの記事をご確認ください。
申請フローやマイページの作成方法についてはこちらを参照ください。
今からできる事前準備の前に必要なこと
まずは、どのようなITツールを利用したいかを明確にしていくことから始まります。もちろん、補助金を使うことがメインではありませんが導入をすることで業務改善や生産性が向上するものがあれば導入していきたいのではないでしょうか。
ITツールの検討方法として考えられるアプローチが2つあります。
- 補助金認定済みのITツールから探す
- 今まで欲しいと考えていたITツールが補助金対象かを調べる
1の場合であれば、下記のURLにてまずは導入可能なものを対象認定済みのITツール検索ページから探すことが可能です。この方法であれば、対応可能な地域を地元に絞りながら、プロセスを選択できるので簡単に見つけることが可能です。しかし、現在は多くのITツールが事業登録をしている関係上本当に業務改善にピッタリのツールを見つけ出すのは困難です。
2つ目に関しては、今まで自分が欲しいと思っていたツールに対して補助金対象かどうかを確認するという方法です。これは探す手間というのは格段に減りますが、対象でない場合はまた一からの探すことになりますので手間がかかります。
導入したいITツールが見つからないときにやるべきこと
まず解決したい社内における業務工程(プロセス)を明確にすることで、導入したいITツールを見つけることができるかと思います。そもそもIT導入補助金の目的が、中小企業・小規模事業者における業務効率をITツールによって改善向上させることだとされています。
ついつい補助金が使えるとなると、補助金を使ってツールを導入することが目的となってしまいがちです。本当の目的は今会社がぶつかっている課題、これからぶつかるであろう課題に対して乗り越えるために必要なものは何なのか?を念頭において検討してみるとよいかもしれません。
例えば、会計処理のために従業員が残業をしているといった問題点があれば事業にあった会計ソフトを導入することが解決策になりえます。
それぞれの目的や課題にあったITツールを見つけてみましょう
まとめ
人気上昇中のIT導入補助金、まだ一次申請の交付決定はされておりませんが前回の申請に間に合わなかった方は今回がチャンスです。まず会社にとって何が必要なのか、どんな問題があるのかを明確にし導入するITツールを決めましょう。申請受付期間はおよそ一か月ですので正直ゆっくりと検討する時間もありませんので、事前に気になっていたITツールにターゲットを絞って導入すべきかを考えてみてはいかがでしょうか。もし仮にIT導入補助金の対象でないITツールを導入したい場合、もしかすると別の助成金や補助金で経費として認められるものもあるかもしれません。そんな時は補助金ポータルにご相談ください。