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子どもたちに木のぬくもりを!東京都の「保育園等による木育活動の支援事業」の公募が始まりました

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子どもたちに木のぬくもりを!「保育園等による木育活動の支援事業」の募集が始まりました

食育、読育、水育・・・様々な幼児教育がありますが、「木育(もくいく)」という言葉をご存知でしょうか?
木のおもちゃが持つ独特のぬくもりは、心があたたまりますよね。
「木育」という言葉には、木を子どもの頃から身近に使っていくことを通じ、人と森、木との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育てたいという想いこめられているのだそうです。

東京都の総面積の4割を森林が占めており、木材の供給などをはじめ、水や大気の浄化、二酸化炭素の吸収や災害の防止などの多面的な機能を有しており、快適な都市環境と豊かな都民生活に貢献する貴重な財産です。

今回は、五感が豊かな乳幼児期に木や森に触れ、子どもの健やかな成長を促すことが期待できる、東京都の「保育園等による木育活動の支援事業」についてご紹介します。

この記事の目次

「保育園等による木育活動の支援事業」とは?

木材や木製品とのふれあいを通じて、木や森への親しみを深め、森林の役割や木の良さ・利用意義等を学ぶ「木育」を推進するもので、施設の運営者等が策定した木育活動計画を実施するのに必要な以下の経費を補助するものです。

募集期間

令和2年6月23日(火)~8月31日(月)

対象施設
都内に所在する以下の施設が対象となります。

認可保育所、認証保育所、幼稚園、幼保連携型認定こども園、家庭的保育事業、
小規模保育事業、事業所内保育事業

※国公立は対象外、小規模保育事業、事業所内保育事業については区市町村長の認可を得ていないものは対象外です

補助対象

施設の運営者等が策定した木育活動計画(木育活動としてどのような取組を行うか)を実施するのに必要な経費が対象です。
(①の実施が必須で②のみの実施は不可)
①ソフト事業:木育活動計画に基づく木育活動(森林体験、木製玩具の購入、木工作の実施等)や木育に関する人材育成
②ハード事業:木育活動計画に基づく多摩産材を使用した施設の内装木質化、木製遊具・什器・外構施設の整備
※②については、多摩産材を活用することが条件となります

※ 新型コロナウイルスの影響により、令和2年度に限り以下の対応になります。
(ア)応募時には、独自に策定した木育活動計画に基づき、①が必須です。
(イ)事業実施時において、新型コロナウイルスの影響により①の一部または全部が実施できない場合は、①の実施分と②が補助対象となります。
その際、変更承認申請書の提出が別途必要になります。

補助内容

1施設当たりの上限額
①ソフト事業:50万円
②ハード事業:400万円
対象経費の2分の1以内が補助されます

予算額は6000万円で、順位の高い方から予算額に達するまでの採択となります。

※既に本事業の補助金を受けた実績のある施設においては、上記の上限額から本事業の補助金の累計受領額を差し引いた金額となります

補助対象経費

①ソフト事業
木育活動(森林体験、木製玩具の導入、木工作の実施など、施設を 運営する者等が策定した木育活動計画に位置づけられた活動)や木育に関する人材育成に要する経費が対象となります。

②ハード事業
内装木質化:床、壁等の内装工事及び木製建具工事のうち、多摩産材を仕上げ材として使用する部分の工事費(新築工事の内装は対象外)
木製遊具の整備:木製遊具の購入費・組立費・設置費・運搬費・工事費・安全対策費
木製什器の整備:木製什器の購入費・組立費・設置費・運搬費
木製外構施設の整備:木製外構施設の購入費・組立費・設置費・運搬費・工事費

※多摩産材の調達については
多摩産材情報センター にお問い合わせください 
TEL:0428-20-1181

〈対象外となる経費〉
・消費税
・解体・撤去費
・家庭的保育事業等※で、事業者の自宅を保育室として使用する場合のハード事業

※家庭的保育事業等とは・・・
家庭的保育者の自宅や安全に配慮された保育室などで行われ、満3歳未満の子どもを対象にした小規模の保育のことをいい、保育ママ制度とも呼ばれています。

募集要件は以下の通りです

①令和3年3月31日までに事業が完了すること
②ハード事業における多摩産材の使用量の基準等
 ・ 内装 の 木質化:1㎡あたり0.01㎥以上
 ・ 木製遊具の整備:1㎡あたり0.08㎥以上
 ・ 木製什器の整備:製品個々において50%以上
 ・ 木製外構施設の整備:1㎡あたり0.012㎥以上
※いずれも子供が日常的に触れ、利用するものであること③1申請あたりの事業費が30万円以上であること(1申請につき、4施設が上限です)
④補助事業を実施した翌年度以降も、木育活動計画に基づき、事業者の創意工夫による木育活動を継続的に行う必要があります
⑤補助事業を実施した翌年度から3年間は、当該施設における木育活動の実施状況等を東京都へ報告しなければいけません

補助事業者の選定は、学識経験者を交えた審査会を設置し、木育活動計画の内容から優先順位を設定し、予算の範囲内で補助事業者を選定します。
審査の主な評価項目は、令和2年度 保育園等による木育活動の支援事業の募集に関するQ&Aを参照してくださ い。

応募方法

令和2年8月31日(月)までに必ず応募申請書類を作成のうえ、郵送(当日消印有効)または持参にて提出してください。

・書類に不備がある場合、受理できないことがあります。
・窓口に持参する場合は担当者不在のことがありますので、必ず日時を予約してください。
必ず園の担当者の方(計画内容を説明できる方)が応募書類をお持ちください。書類の内容について確認致しますので、書類の内容について把握しておいてください。

応募に必要な書類は以下の通りです
①応募申請書(実施要領第1号様式)
② 経費内訳書(実施要領第2号様式)
③申請書の概要(実施要領第3号様式)
④木育活動計画書(実施要領第4号様式)
本事業又は平成28~30年度保育園・幼稚園等による木育推進事業の補助金を受領 した実績のある施設については、過年度の木育活動計画も提出してください。
⑤位置図(事業を実施する施設の所在箇所、施設内での事業実施箇所)
⑥設計図書(事業内容の詳細がわかる立面図、平面図等)
⑦木材使用数量表(木拾い表〔多摩産材以外の木材を使用する場合には、多摩産材の 使用量と分けて記載〕)
※⑥及び⑦はハード事業を実施する場合

〈提出先・問合せ先〉
23区・島しょ
〒163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1
東京都産業労働局 農林水産部 森林課 木材流通担当
TEL:03-5320-4855

多摩地域
〒198-0036 東京都青梅市河辺町6-4-1
東京都森林事務所 森林産業課 振興担当
TEL:0428-22-1162

【補助金交付までの流れ】
事業予定者内定 :10月中旬の予定
   ↓
補助金交付申請 :事業予定者は内定の通知後、補助金の交付申請を行います
   ↓
補助金交付決定通知:補助金交付申請後、東京都から事業者に通知があります
   ↓
事業着手 :補助金交付決定通知を受けてから事業に着手してください
   ↓
事業完了 :事業完了後、実績報告書提出、補助金額確定、補助金支出となります

まとめ

今回は「木育」を推進するための支援事業についてご紹介しました。

木育が情操教育に役立つのはもちろんですが、木材や木製品とのふれあいを通じて、木や森への親しみを深めてくれます。
この機会に森林の役割や木の良さを改めて考えてみるのはいかがでしょうか。

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